アメリカの7月4日(アメリカ独立記念日)の過ごし方

7月4日はアメリカの独立記念日(Independence Day)です。アメリカでは祝日に制定されています。

とりわけ今年(2016年)は、記念すべき 1776年の出来事から240年目にあたる節目の年でした。近年の対テロ警戒態勢の中とはいえ、例年にも増して盛大に各種イベントが催されたようです。

この日の米国内は平生とはちょっと様子が違います。もちろん日本の建国記念日とも趣は全く違います。独立記念日の迎え方は、アメリカという国を知る良いきっかけになりそうです。

【予備知識】アメリカ独立記念日とは

アメリカの独立記念日は、1776年7月4日独立宣言The Declaration of Independence)が採択・公布されたことを記念する日です。

当時の大陸議会が独立宣言を採択した日は7月2日でした。議会は2日の猶予をおいて7月4日を採択日と定めていました。

当時アメリカはイギリス統治下の植民地でした。1775年に宗主国イギリスとの間で戦争になり、翌年に独立宣言が採択されました。いわば独立への不退転の決意表明です。

アメリカの精神性を体現する日

独立記念日は、自由と独立を重んじるアメリカの(国そして国民の)アイデンティティに直結する日といえます。

初代アメリカ副大統領ジョン・アダムズ(John Adams)は、独立宣言の採択に深く関与した功績者でもありますが、当時すでに独立記念日が重要な記念日として祝われ続けることを予見しています。

I am apt to believe that it will be celebrated, by succeeding Generations, as the great anniversary Festival.[…] It ought to be solemnized with Pomp and Parade, with Shows, Games, Sports, Guns, Bells, Bonfires and Illuminations from one End of this Continent to the other from this Time forward forever more.
「私は、これから先の世代が、この日を記念日として盛大に祝うと信じている。(中略)この日は大陸の端から端まで至る所で、華やかなパレードやショー、ゲーム、スポーツを行い、号砲をとどろかせ、鐘を鳴らし、かがり火を焚き、灯りをともして、これからも永遠に祝うべきである」

そして独立記念日は米国の祝日の中でも最も盛大に祝われる日となっています。

独立記念日の米国の様子は、アメリカ大使館の連載コラム「アメリカン☆ビュー」で詳しく紹介されています。

アメリカ独立記念日のお祝い ―― American View, Jun 13, 2013

米国の祝祭日も「11月の第4木曜日」(=感謝祭)のように、曜日に合わせて日付が変動することがあります。独立記念日は7月4日に固定されています。そのため、独立記念日をことさらに Independence Day とは言わず、単に July 4th と呼んで記念日を指す言い方も一般的です。


独立記念日の過ごし方

独立記念日はアメリカの国民の休日です。基本的に会社も学校も銀行も郵便局もすべてお休みです。学校の図書館も閉まります。

アメリカでは祭日・祭典のタイミングに乗じて商戦が繰り広げられる傾向が強く、独立記念日も小売店は一大セールを展開し繁盛します。、

町中いたるところに国旗(星条旗)が掲げられ、各地でパレード、スポーツ大会、あるいは家族でバーベキューといった催しが行われます。アメリカ全体が終日、賑やかで華やかなお祭りムードに包まれまります。

恒例の打ち上げ花火

独立記念日の夜には全米各地で花火が盛大に打ち上げられます。打ち上げ花火は最初の記念日(1777年)から続く恒例イベントです。

4th of July fireworks over Melbourne, FL

アメリカでは花火(手持ち花火)の購入を禁止している州もありますが、独立記念日に限っては解禁する場合があるようです。

パレード

全米各地でパレードが開催され、星条旗を掲げたマーチングバンドやダンサー、装飾を施した馬車や自動車が華々しく街を行進します。見に来た人も国旗がテーマの服を着てくることが多く、通りが赤・青・白で埋め尽くされます。

Independence Day Parade

ホットドッグ早食い大会

ホットドッグチェーンのネイサンズ(Nathan’s)が主催するホットドッグの早食い競争が独立記念日に開催されています。発端は1916年(昔!!)に遡り、移民が愛国心の強さをホットドッグの早食いで競ったのが始まりと言われています。

実は日本人参加者に猛者が多いことでも知られています。2016年大会もラスベガス在住の日本人女性が女性部門で優勝しています。

Nathan's Hot Dog Eating Contest

ちなみに2016年の男性部門の優勝者はジョーイ・チェスナット。制限時間10分間で食べたホットドックの本数は70本。

ご家庭ではBBQ

バーベキューパーティーも独立記念日の定番です。家の庭先や近場の公園で、家族と、あるいはお隣さんを招いて、野外料理を満喫します。

4th of July

独立記念日を家族で過ごす人は、朝は市街でパレードを観覧、昼は家族でバーベキュー、夜は高台から花火に歓声を上げる、という流れが典型的であるようです。


独立記念日に合わせて例の映画も封切り

Independence Day というと日本人の多くは「独立記念日」よりも先に英語「インデペンデンス・デイ」を思い浮かべてしまいます。同タイトルは1996年にはじめて公開された映画ですが、今年2016年の7月9日(記念日の含む週の週末)に新作「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」が公開されます。

日本でも全国で一斉公開されます。独立記念日の雰囲気を味わう映画としてはちょうど良いかもしれません。





WebRTCで無料英会話