【要注意!英語?表現】「デパート」はきっと通じない和製《省略》表現

和製英語に要注意! それはネイティブが使わない英語・ネイティブに通じない英語です。

今回の和製英語は「デパート」。

「デパート」は勝手に省略された通じない英語

日本語で使うデパート(depart)は、英語の department store を省略・短縮した表現です。

department store は、いわゆるデパートを指す正しい英語表現です。 department (売り場)で構成された商店(store)といった意味。

store と shop

ちなみに、store はアメリカ英語では「小売店」を指す一般的な単語で、イギリス英語では「小売店」は shop と呼ぶ言い方が一般的です。

イギリス英語の store には、比較的大きい店のニュアンスがあります。デパートを単に store と言い、さらにデパート内の各売り場を shop と言うことがあります。

ついでに言うとテナント(tenant)は英語では「賃借人」「間借人」程度の意味です。「店子」(たなこ)という意味もありますが。

depart/ment で分割したら、それは動詞です。

そもそも department は動詞の depart に接尾辞 -ment が付くことで名詞化した単語です。depart と略してしまったら動詞が2度登場して文章が破綻した感じになってしまいます。

depart は語源を辿ると「分配する」というような意味を持つ語。そこからdepartment =部門・部・課、および、departure =出発・出立・発車、という名詞がそれぞれ派生しています。

混乱しない形に略記する書き方はあります。

department はdep.dept. あるいは dpt. のように省略表記されることがあります。

ただし、これは企業内の部署や省庁を表記する場合に用いられる書き方と考えておいた方がよいでしょう。

「デパート 」は英語でこう言おう!

100-seat theatre opens in Selfridges department store
セルフリッジズのデパートに100席の劇場がオープン ―― The Stage, 2016/06/28

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