「代償」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「代償」という言葉を聞いたことがありますか?何かを得るために払うもの、それが「代償」です。この「代償」を英語で表現するには、どのような言葉を使えばよいのでしょうか?
「代償」の英語訳①compensation
「代償」の英語訳としてよく使われるのが「compensation」です。このcompensationには、何かを失ったり損なったりしたことに対する埋め合わせというニュアンスがあります。
たとえば、仕事での失敗を補うための努力や、何かを犠牲にしたときの見返りとして使われます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
① He received compensation for his overtime work.(彼は残業の代償として報酬を受け取った。)
② The company offered compensation for the inconvenience.(会社は不便の代償として補償を提供した。)
③ She sought compensation for the damages caused.(彼女は引き起こされた損害の代償を求めた。)
「代償」の英語訳②price
「price」も「代償」として使うことができます。ただし、compensationが埋め合わせや補償という意味であるのに対して、priceは何かを得るために払わなければならないものというニュアンスを含みます。
たとえば、成功を手に入れるために払う犠牲や、選択の結果としての代償として使われます。それでは例文をいくつか見てみましょう。
① Success often comes at a high price.(成功はしばしば高い代償を伴う。)
② He paid the price for his mistakes.(彼は自分の過ちの代償を払った。)
③ The price of freedom is eternal vigilance.(自由の代償は永遠の警戒である。)
「代償」の英語訳③cost
「cost」も「代償」を表現する際に使用されます。この言葉は、何かを達成するために必要な犠牲や努力を指します。
compensationやpriceと異なり、costはより具体的な努力や犠牲に焦点を当てた表現です。それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The cost of the project was higher than expected.(プロジェクトの代償は予想以上に高かった。)
② She realized the cost of her decision too late.(彼女は自分の決断の代償を遅すぎて気づいた。)
③ The cost of living in the city is high.(都市での生活の代償は高い。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
compensation:損失や不便の埋め合わせとしての代償。例:He received compensation for his overtime work.
price:何かを得るために払う犠牲や選択の結果としての代償。例:Success often comes at a high price.
cost:具体的な努力や犠牲に焦点を当てた代償。例:The cost of the project was higher than expected.
「代償」を使う際によく用いられる表現
表現① pay the price
pay the priceは代償を払うという意味の表現である。
例文:He had to pay the price for his actions.(彼は自分の行動の代償を払わなければならなかった。)
表現② bear the cost
bear the costは代償を負うという意味で使われる。
例文:We must bear the cost of our decisions.(私たちは自分たちの決断の代償を負わなければならない。)
「代償」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
consequence | 結果 |
sacrifice | 犠牲 |
repercussion | 反響 |
penalty | 罰 |
まとめ
「代償」を英語で表現する際には、文脈に応じてcompensation、price、costなどを使い分けることが重要である。それぞれの言葉には異なるニュアンスがあり、具体的な状況に応じて適切な表現を選ぶことが求められる。これらの違いを理解し、適切に使いこなすことで、より正確なコミュニケーションが可能になるだろう。