シソ(紫蘇)はアジア原産の植物で、英語圏には日本料理の食材として伝わった経緯があります。そのため英語で言うなら Shiso と固有名詞的に扱う言い方が基本です。
とはいえ一般人の誰もがJapanese Shiso を知っているわけでもありません。シソについて言及する機会があれば、Shiso という語を挙げつつ、簡単な補足を加える言い方が無難です。
「Shiso」は英英辞典に載っている語
シソは一応「Shiso」という固有名として認識されています。
たとえば、OxfordDictionaries には Shiso の語があり、「日本料理に用いられるミント系の香草」という風に説明されています。
A plant of the mint family, native to eastern Asia, used as a herb in Japanese cooking.
ミント科の植物で、東アジア原産、日本料理に用いられるハーブ(香草)
英語圏の辞書ではシソはミントの仲間(mint family)ですが、日本の植物の系統分類ではむしろミントがシソ科(ハッカ属)の植物に位置づけられます。
ちなみに Shiso の発音は /ˈʃiːsəʊ/ らしく、日本語の「しそ」よりも語末の余韻のある響きになっています。
シソについて補足する言い方
シソは香草であり、ミントの仲間。ということで herb や mint family といった語がシソの何たるかを説明する手頃なキーワードになります。
バジル(basil)もシソ科の植物(英語圏の認識でいうと mint family )です。食材としての用途を念頭に置くと、ミントよりはバジルにたとえた方が適当かもしれません。
英語圏で Shiso を探す際のキーワード
食材としてのシソは、まだ海外で市民権を得たとは言いにくい状況であり、スーパーマーケットで気軽に見つかるかどうかは怪しいところです。
大手ECサイトなどではシソを取り扱っている場合もあります。しかし「Shiso」で検索すると Seiko(の腕時計)の誤表記と判断されてしまったりします。
Shiso Herb のようなキーワードで検索すると、目当てのシソが見つかる可能性が増します。
食材としてのシソの葉は Green Shiso leaf
しそ巻きやサシミのツマなどに用いられるシソの葉は、Shiso Leaves のような語で検索すると絞り込みやすくなります。
Green Shiso leaves(青じその葉)、と限定した方が見つかりやすくなるかもしれません。
粉末状のシソは Shiso Leaf Powder のような呼び名で販売されていることがあります。Yukari(Shiso Leaf FURIKAKE)でゆかりが見つかることもあります。
植物としてのシソは shiso perilla
シソは園芸(ガーデニング)用の植物として販売されている場合もあります。園芸の分野では shiso perilla という学名まじりの言い方で扱われている場合が多々あります。