具体的にはは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「具体的には」は英語で何と言えばよい?

「具体的には」というフレーズは、日本語でよく使われる表現ですが、英語に訳す際にはいくつかの選択肢が考えられます。この記事では、その英語訳とそれぞれの使い分けについて、具体的な例文を交えて解説します。英語でのコミュニケーションに役立ててください。

「具体的には」の英語訳①specifically

「具体的には」を英語で表現する際、最も一般的に使われるのが「specifically」です。この単語は、話題を特定の詳細に絞り込む際に用いられます。ビジネス会議や学術的な文脈で頻繁に使われる表現です。

例文①:We need to focus on the marketing strategy, specifically the online campaign.(具体的には、オンラインキャンペーンに焦点を当てる必要があります。)

例文②:The report covers various topics, specifically the environmental impacts.(報告書は様々なトピックを扱っており、具体的には環境への影響についてです。)

例文③:He mentioned several improvements, specifically in customer service.(彼はいくつかの改善点を挙げましたが、具体的にはカスタマーサービスの部分です。)

「具体的には」の英語訳②in particular

「in particular」は、「具体的には」という意味合いで使われることがあり、特定のアイテムや事柄に注意を向けたい時に適しています。よりカジュアルな会話や書き言葉でよく見られる表現です。

例文①:There are many challenges, in particular the tight deadline.(多くの課題がありますが、具体的には納期の厳しさです。)

例文②:All the dishes were delicious, in particular the homemade pie.(全ての料理が美味しかったですが、具体的には手作りのパイが素晴らしかったです。)

例文③:The seminar offers various insights, in particular on the topic of innovation.(セミナーでは様々な洞察が得られますが、具体的にはイノベーションのトピックについてです。)

「具体的には」の英語訳③namely

「namely」は、ある事柄を詳細に説明する際に用いられる表現で、「具体的には」と同等の意味を持ちます。フォーマルな文脈やリストを提示する際に特に適しています。

例文①:We will address several issues, namely, the lack of resources and the budget constraints.(いくつかの問題に取り組む予定です。具体的には、リソースの不足と予算の制約です。)

例文②:The project has many benefits, namely improving efficiency and reducing costs.(プロジェクトには多くの利点があります。具体的には、効率の向上とコストの削減です。)

例文③:He has many hobbies, namely painting and playing the guitar.(彼には多くの趣味がありますが、具体的には絵を描くこととギターを弾くことです。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「具体的には」というフレーズの英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いをまとめます。これを参考に、適切な場面で正確な表現を選ぶことができます。

specifically:詳細に話題を絞り込む際に使われる、一般的な表現。

in particular:特定のアイテムや事柄に注意を向けたい時に用いる、カジュアルな表現。

namely:ある事柄を詳細に説明する際に使われる、フォーマルな文脈での表現。


「具体的には」を使う際によく用いられる表現

表現① to be precise

「to be precise」は、「具体的には」という意味で使われる表現で、話している内容をより正確に伝えたいときに用います。

例文:The meeting will start at 9 AM, to be precise, 9:05.(会議は午前9時に始まります。具体的には、9時5分です。)

表現② that is to say

「that is to say」は、「つまり」や「言い換えれば」と同様に、「具体的には」というニュアンスで使用されます。説明を明確化するために使われることが多いです。

例文:We’re looking for a fast solution, that is to say, we can’t wait for months.(私たちは迅速な解決策を求めています。具体的には、数ヶ月も待つわけにはいきません。)

まとめ

この記事では、「具体的には」という日本語フレーズを英語に訳す際のいくつかの選択肢とその使い分けについて解説しました。それぞれの表現には独自のニュアンスがあり、文脈に応じて適切なものを選ぶことが重要です。今後の英語でのコミュニケーションにおいて、これらの表現が役立つことを願っています。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



englishcompany



WebRTCで無料英会話