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生きがいは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「生きがい」は英語で何と言えばよい?

「生きがい」という言葉を英語に訳すとき、一つの言葉に限定することはできません。なぜなら、英語には「生きがい」の概念を表す複数の表現が存在するからです。この記事では、「生きがい」に相当する英語表現をいくつか紹介し、それぞれの使い分けについても詳しく解説します。日常会話や、より深い話題に触れる際に役立つ知識を得ることができるでしょう。

「生きがい」の英語訳①purpose in life

「生きがい」を英語で表現する際によく使われるのが「purpose in life」です。これは、人生における目的や意義を指し、個人が感じる充実感や満足感に密接に関連しています。特に、人生の大きな目標や夢に向かっているときにこの表現が適しています。

例文①:Finding a cure for cancer has given him a real purpose in life.(彼にとって、がんの治療法を見つけることが真の生きがいになっている。)
例文②:She says that her purpose in life is to help others.(彼女は、他人を助けることが自分の生きがいだと言っている。)
例文③:Many people find their purpose in life through their work or hobbies.(多くの人々は、仕事や趣味を通じて自分の生きがいを見出している。)

「生きがい」の英語訳②passion

「passion」という単語は、情熱や熱意を意味し、何かに夢中になっている状態や、強い感情を持って取り組んでいることを表します。この言葉は、「生きがい」を感じる活動や興味に対して用いられることが多いです。

例文①:Her passion for music makes her feel alive.(彼女は音楽に対する情熱を生きがいと感じている。)
例文②:He turned his passion for painting into a successful career.(彼は絵画への情熱を成功したキャリアに変えた。)
例文③:Teaching is not just a job for her; it’s her passion.(彼女にとって教えることは単なる仕事ではなく、情熱である。)

「生きがい」の英語訳③calling

「calling」という言葉は、天職や使命感を表す際に使用されます。これは、個人が内面から感じる強い動機付けや、特定の分野への深い引きつけられ感を指します。特に、社会的な貢献や人々のために何かをすることを生きがいと感じる人に適した表現です。

例文①:He felt it was his calling to become a doctor and save lives.(彼は医者になって人々の命を救うことが自分の天職だと感じていた。)
例文②:She has always known that teaching is her true calling.(彼女は教えることが自分の本当の使命だといつも感じていた。)
例文③:Many volunteers describe their work as a calling, not just a duty.(多くのボランティアは、自分たちの仕事を単なる義務ではなく、天職と表現している。)

「生きがい」の英語訳④joie de vivre

フランス語由来の「joie de vivre」(ジョワ・ド・ヴィーヴル)は、「生きる喜び」という意味で、英語圏でも用いられます。この表現は、生活の中で感じる幸福や楽しみを指し、日々の小さなことから大きな喜びを見出す態度を示します。

例文①:Her laughter and energy showed her joie de vivre.(彼女の笑い声とエネルギーが、生きる喜びを示していた。)
例文②:After retiring, he discovered a new joie de vivre through gardening.(退職後、彼は園芸を通じて新たな生きがいを見つけた。)
例文③:The city is known for its residents’ joie de vivre and vibrant culture.(その都市は、住民の生きる喜びと活気ある文化で知られている。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここまでの解説を通じて、「生きがい」という概念を英語で表現する際の様々な選択肢を見てきました。それぞれの言葉には微妙なニュアンスの違いがあり、その違いを理解することで適切な表現を選ぶことができます。

purpose in life:人生の目的や意義に焦点を当てた表現
passion:情熱や熱意を持って取り組む活動や興味に対する表現
calling:天職や使命感、社会的な貢献に関連する表現
joie de vivre:生活の中で感じる幸福や楽しみ、生きる喜びを示す表現


「生きがい」を使う際によく用いられる表現

表現① find fulfillment

「find fulfillment」という表現は、「充実感を見つける」という意味で、「生きがい」を感じる状態を表す際に使用されます。この表現は、個人が何かに深く満足し、幸福を感じるときに適しています。

例文:He finds fulfillment in volunteering at the local shelter.(彼は地元の避難所でボランティアをすることに充実感を見出している。)

表現② pursue one’s dreams

「pursue one’s dreams」というフレーズは、「自分の夢を追い求める」という意味で、自分の理想や願望を実現しようとする行動を指します。この表現は、人が自生きがい」を感じる時に用いられることが多いです。

例文:She is pursuing her dreams of becoming a professional dancer.(彼女はプロのダンサーになるという夢を追い求めている。)

表現③ live one’s best life

「live one’s best life」という言葉は、「最高の人生を生きる」と訳され、自分にとって最も価値があり、満足のいく生活を送ることを意味します。この表現は、自分らしさを大切にし、自己実現を図る人々の姿勢を表すのに適しています。

例文:He believes in living his best life by balancing work and play.(彼は仕事と遊びのバランスを取りながら、最高の人生を生きることを信じている。)

表現④ make a difference

「make a difference」というフレーズは、「違いを生む」という意味で、何かに対して肯定的な影響を与え、変化をもたらすことを指します。この表現は、社会的な貢献や他人の生活を向上させることに喜びを見出す人にとって、生きがいを表現するのに役立ちます。

例文:She hopes to make a difference in the world through her charity work.(彼女は慈善活動を通じて世界に違いを生むことを望んでいる。)

表現⑤ seek happiness

「seek happiness」という言葉は、「幸福を求める」と訳され、人生において幸せを追求する行動や態度を示します。この表現は、日々の生活の中で意味や喜びを見つけようとする人々の心情を反映しています。

例文:He is always seeking happiness in the simple things in life.(彼は常に人生のシンプルなことに幸福を求めている。)

まとめ

この記事を通じて、「生きがい」を英語で表現するさまざまな方法と、それぞれの表現が持つニュアンスや文脈の違いについて解説しました。purpose in life、passion、calling、joie de vivreといった表現は、それぞれ異なる側面から「生きがい」を捉えています。また、「find fulfillment」や「pursue one’s dreams」といったフレーズは、個人が感じる生きがいを具体的に示すのに役立ちます。これらの表現を適切に使い分けることで、より豊かなコミュニケーションが可能になります。人生の意味や目的を見つけ、それを英語で表現する際に、この記事が参考になれば幸いです。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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