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いつの間にかは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「いつの間にか」は英語で何と言えばよい?

「いつの間にか」という表現は、気がつけば何かが変わっていたり、進行していたりする状況を指し示す際に用いられます。この記事では、「いつの間にか」に相当する英語表現とその使い分けを例文を交えて解説します。さまざまな文脈で使われるこの表現をマスターして、より自然な英会話を目指しましょう。

「いつの間にか」の英語訳① before I knew it

「いつの間にか」の一般的な英語訳として「before I knew it」があります。この表現は、ある出来事が意識せずに自然に起こったというニュアンスを含んでいます。主に個人が特定の瞬間に気づかずに時間が経過したことを表す際に使用されます。

例文①:Before I knew it, the kids had grown up.(いつの間にか子供たちは大きくなっていた。)
例文②:I was so engrossed in the book that, before I knew it, it was midnight.(その本に夢中になりすぎて、いつの間にか夜中になっていた。)
例文③:Before I knew it, the conversation had shifted to a different topic.(いつの間にか話題が別のものに移っていた。)

「いつの間にか」の英語訳② without realizing it

「without realizing it」も「いつの間にか」と同様の状況を表す表現です。こちらは、何かが起こったことに対する自分の無意識を強調する際に使われます。このフレーズは、特に変化が徐々に起こり、その変化に気づかなかったという文脈で用いられることが多いです。

例文①:Without realizing it, I had started to mimic his accent.(いつの間にか彼のアクセントを真似していた。)
例文②:She had drifted off to sleep without realizing it.(彼女はいつの間にか眠ってしまっていた。)
例文③:Without realizing it, we had walked much further than intended.(いつの間にか、意図していたよりもずっと遠くまで歩いていた。)

「いつの間にか」の英語訳③ unbeknownst to me

「unbeknownst to me」は、自分が知らないうちに何かが起きていたことを示す表現です。このフレーズは、発話者が完全に無知であったことを強調する際に特に適しています。しばしば、他者の行動や変化について語る時に使用されます。

例文①:Unbeknownst to me, the plan had been changed.(いつの間にか計画が変更されていた。)
例文②:Unbeknownst to me, my friends had organized a surprise party.(いつの間にか友達がサプライズパーティーを企画していた。)
例文③:Unbeknownst to me, the deadline had been moved up.(いつの間にか締め切りが早まっていた。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここでは、上述した英語表現のニュアンスや使われる文脈の違いを簡潔にまとめます。これらの違いを理解することで、より適切な表現を選ぶことができるようになります。

before I knew it:個人的な体験や感覚に基づいて、気づかないうちに時間が経過したことを表現する。
without realizing it:無意識のうちに行動や変化が起こったことを強調する。
unbeknownst to me:発話者が全く知らない間に起きた出来事や変化に焦点を当てる。


「いつの間にか」を使う際によく用いられる表現

表現① time flies

「time flies」は「時間が経つのは早い」という意味の表現です。このフレーズは、「いつの間にか」の感覚を表す際にもしばしば使われます。特に、楽しい時や忙しい時に時間が感じられないことを表すのに適しています。

例文:Time flies when you’re having fun.(楽しい時はいつの間にか時間が過ぎていく。)

表現② in the blink of an eye

「in the blink of an eye」は「目を瞬く間に」という意味で、非常に短い時間のうちに何かが起こったことを表します。この表現は、驚くほど速い変化や出来事を強調する際に用いられます。

例文:In the blink of an eye, the magician made the bird disappear.(目を瞬く間に、手品師は鳥を消してしまった。)

表現③ out of the blue

「out of the blue」は「突然に」「予期せず」という意味の表現で、何の前触れもなく起こった出来事を指します。このフレーズは、「いつの間にか」とは異なり、予期せず突然に起こる出来事に焦点を当てた表現です。

例文:Out of the blue, he decided to move to another country.(突然彼は別の国に移住することを決めた。)

まとめ

この記事では、「いつの間にか」という日本語表現を英語でどのように表現するか、そしてそれぞれの表現のニュアンスや文脈の違いを解説しました。before I knew it、without realizing it、unbeknownst to meといったフレーズを適切な場面で使い分けることで、より自然で豊かな英語表現が可能になります。また、time flies、in the blink of an eye、out of the blueといった関連表現も覚えておくと、さらに表現の幅が広がります。これらの表現を活用して、英語でのコミュニケーションをよりスムーズに行いましょう。日常会話からビジネスシーンまで、さまざまな状況で「いつの間にか」という感覚を伝える必要がある場合、今回紹介した表現が役立つでしょう。時間の経過や予期せぬ変化を表す際には、これらの表現を選んでみてください。

英語を学ぶ上で、日本語の繊細なニュアンスを英語にうまく変換することは大きな挑戦です。しかし、今回のように具体的な表現を学ぶことで、そのギャップを少しずつ埋めていくことができます。日本語の「いつの間にか」に相当する英語表現をマスターし、自分の言いたいことを正確に伝えられるようになりましょう。

最後に、言語は常に進化しているため、新しい表現や使い方が出てくることもあります。日々の学習を通じて、最新の英語表現にも触れ、自分の英語力を磨き続けることが重要です。この記事が、英語学習の一助となれば幸いです。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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