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受動的は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「受動的」は英語で何と言えばよい?

「受動的」という言葉を英語で表現する際には、いくつかの単語が考えられますが、その中でも「passive」という単語が最も一般的です。「受動的」の英語訳として「passive」を用いることで、何かに対して能動的ではなく、反応する側、あるいは影響を受けやすい状態を指します。この記事では、「passive」をはじめとする「受動的」の英語訳とその使い分けについて、わかりやすく解説していきます。


「受動的」の英語訳① passive

「受動的」を表す「passive」は、主に人の性格や行動様式を指す際に使用されます。この単語は、物事に対して能動的に関わらず、他者の意向に従うか、あるいは状況に流される傾向を表現する際に適しています。以下に「passive」を用いた例文をいくつか挙げます。

例文①

He tends to be passive in group discussions.(彼はグループディスカッションで受動的な傾向がある。)

例文②

She took a passive role in the project.(彼女はプロジェクトで受動的な役割を担った。)

例文③

The audience was passive throughout the presentation.(聴衆はプレゼンテーション中ずっと受動的だった。)


「受動的」の英語訳② submissive

「submissive」という単語も「受動的」と訳されることがありますが、こちらは特に権威や支配に対して従順である、あるいは服従する様子を指す言葉です。「submissive」は、人間関係や社会的な文脈で使われることが多く、自己主張をせずに他者の意向に従うことを強調したい場合に適しています。

例文①

The employees were submissive to their boss’s demands.(従業員たちは上司の要求に従順だった。)

例文②

He has a submissive personality, always avoiding conflict.(彼は常に衝突を避ける受動的な性格をしている。)

例文③

In the animal kingdom, submissive behavior can be a survival strategy.(動物界では、服従的な行動が生存戦略になり得る。)

「受動的」の英語訳③ unassertive

「unassertive」という単語は、自己主張が少なく、意見や感情を積極的に表現しない様子を指す言葉です。この単語は、特に自信の欠如や内向的な性格を表す際に用いられます。「unassertive」は、他者に対して意見を押し付けない、控えめな態度を示す人を描写するのに適しています。

例文①

She is unassertive and rarely shares her opinions.(彼女は控えめで、めったに意見を共有しない。)

例文②

Being unassertive can sometimes lead to missed opportunities.(控えめであることが時にはチャンスを逃す原因になることもある。)

例文③

He was criticized for his unassertive leadership style.(彼は控えめなリーダーシップスタイルで批判された。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここまでの解説で、「受動的」を英語で表現する際のいくつかの単語とそのニュアンスについて見てきました。以下にそれぞれの単語の特徴をまとめます。

passive:一般的に「受動的」という意味で広く使われる。特に、能動的ではない態度や行動を指す。

submissive:従順さや服従を強調する際に使われる。人間関係や社会的な文脈での使用が多い。

unassertive:自己主張が少なく、控えめな性格や態度を表す。自信の欠如や内向的な性格の描写に適している。

「受動的」を使う際によく用いられる表現

表現① take a back seat

take a back seatは「受動的になる」「後回しにする」という意味の表現です。主導権を握るのではなく、意図的に背後に退くことを選ぶ状況を表す際に使われます。

例文

He decided to take a back seat and let others lead the discussion.(彼は受動的になって、他の人にディスカッションのリードを任せることにした。)

表現② go with the flow

go with the flowは「流れに身を任せる」「そのままにする」という意味の表現で、状況に抗わずに自然に任せる態度を示す際に用いられます。

例文

When you’re not sure what to do, sometimes it’s best to just go with the flow.(何をすべきかわからない時は、時には流れに身を任せるのが最善だ。)

まとめ

この記事では、「受動的」という日本語を英語でどのように表現するか、その使い分けについて例文を交えて解説しました。「passive」、「submissive」、「unassertive」といった単語は、それぞれ異なるニュアンスを持ち、使用する文脈に応じて選択することが重要です。また、「take a back seat」や「go with the flow」といった表現も、受動的な態度を示す際に役立つフレーズです。これらの英語表現を理解し、適切に使い分けることできることは、コミュニケーションの質を高めるだけでなく、英語を使ったさまざまな状況においても自信を持って行動するための基盤を築くことにもつながります。英語を学ぶ過程で「受動的」という概念を適切に表現できるようになることは、言語の習得だけでなく、文化的な理解を深める上でも非常に有益です。

表現③ lay low

「lay low」という表現は、「目立たないようにする」「控えめにする」という意味で、「受動的」な立場を取ることを示す際に使用されます。このフレーズは、特に注意を引かずに静かに過ごしたいときや、トラブルを避けたいときに適しています。

例文

After the controversy, he chose to lay low for a while.(論争の後、彼はしばらく目立たないようにすることを選んだ。)

表現④ keep a low profile

「keep a low profile」とは「目立たないようにする」「控えめに振る舞う」という意味の表現で、自己主張を控えることや、積極的に前に出ないことを意図的に選ぶ様子を表します。社会的な場面や職場で使用されることが多いです。

例文

He’s been keeping a low profile at work since the new manager arrived.(新しいマネージャーが来てから、彼は職場で控えめに振る舞っている。)

表現⑤ blend into the background

「blend into the background」というフレーズは、「背景に溶け込む」「目立たなくなる」という意味で、自らを目立たせずに周囲に溶け込むことを選ぶ状況を表します。特に、集団の中で個人が目立たないようにする際に用いられます。

例文

At the party, she preferred to blend into the background rather than be the center of attention.(パーティーでは、注目の的になるよりも背景に溶け込むことを好んだ。)

まとめ

この記事を通じて、「受動的」という日本語の概念を英語でどのように表現するか、その使い分けについて詳しく解説してきました。「passive」、「submissive」、「unassertive」といった単語は、それぞれ異なるシチュエーションやニュアンスに応じて使い分けることが求められます。さらに、「take a back seat」、「go with the flow」、「lay low」、「keep a low profile」、「blend into the background」といった表現も、受動的な立場や態度を示す際に役立つフレーズとして覚えておくと良いでしょう。これらの表現を適切に使いこなすことで、英語のコミュニケーション能力をさらに高めることができます。


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