ことわざは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

ことわざは英語でどう言う?

ことわざという言葉は、英語では「proverb」と表現されます。これは、一般的に伝統的な短い言い回しで、普遍的な真実や教訓を表すものです。ことわざは、世代を超えて受け継がれ、文化や言語の特性を反映しています。この記事では、英語の「proverb」の使い方や、その使い分けについて例文を交えて解説します。

ことわざの英語訳① Proverb

「ことわざ」という日本語は、英語では「proverb」と訳されます。この単語は、しばしば短く、簡潔な形で人生の教訓や道徳を伝えるために用いられます。例えば、「石の上にも三年」ということわざは、英語では “”Persistence pays off”” や “”Good things come to those who wait”” といった形で表現されることがあります。

ことわざの英語訳② Saying

「ことわざ」はまた、「saying」としても表現されることがあります。ただし、「saying」は「proverb」よりも幅広い意味を持ち、個人的な意見や一般的な意見、アドバイスを含むことがあります。例えば、「七転び八起き」は “”Fall seven times, stand up eight”” として表現され、励ましや応援の言葉として使われることがあります。

ことわざの英語訳③ Adage

「ことわざ」を英語で「adage」と訳すこともできます。「adage」は古くからあることわざや格言を指し、しばしば権威のある真実を伝えるために使われます。例えば、「井の中の蛙大海を知らず」は “”A frog in a well does not know the great sea”” と表現され、人の視野の狭さや経験の限られていることを示唆する場合に用いられます。

ことわざの英語訳④ Maxim

「ことわざ」という言葉は、英語で「maxim」としても知られています。「maxim」は、特に行動の規範や原則を示す短い表現で、しばしば道徳的な指針として機能します。例えば、「急がば回れ」は “”Haste makes waste”” という形で、「急いで行動すると失敗することがある」という教訓を伝えるために使われます。

ことわざの英語訳⑤ Aphorism

英語で「aphorism」という言葉も「ことわざ」の訳として適しています。これは、簡潔で鋭い観察を含む表現で、しばしば哲学的または文学的な真実を伝えるために用いられます。例えば、「見ぬが花」ということわざは “”Less is more”” や “”What is out of sight is out of mind”” といった形で表現され、物事の想像や期待が実際よりも美しいことを示す場合に使われます。


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「ことわざ」の英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いをまとめます。これにより、適切な状況で正確な表現を選ぶことができます。

Proverb:伝統的な教訓や普遍的な真実を伝える短い言い回し。

Saying:個人的な意見や一般的な意見、アドバイスを含む幅広い表現。

Adage:古くからあることわざや格言、しばしば権威のある真実を伝える。

Maxim:行動の規範や原則を示す、道徳的な指針としての短い表現。

Aphorism:簡潔で鋭い観察を含む、哲学的または文学的な真実を伝える表現。


ことわざを使う際によく用いられる表現

表現① Cut to the chase

Cut to the chaseは「遠回りせずに本題に入る」という意味の表現です。

例文:Let’s cut to the chase and discuss the main issue.(遠回りせずに、本題の問題について話し合いましょう。)

表現② Break the ice

Break the iceは「場の雰囲気を和らげる」や「初対面の人との緊張を解く」という意味の表現です。

例文:I used a funny story to break the ice at the meeting.(会議で場を和らげるために、面白い話をしました。)

表現③ Hit the nail on the head

Hit the nail on the headは「要点をつく」や「的を射る」という意味の表現です。

例文:You hit the nail on the head when you said the project needs more time.(プロジェクトにはもっと時間が必要だと言った時、あなたは要点をついていました。)

まとめ

この記事では、日本語の「ことわざ」を英語でどのように表現するか、その使い方や文脈に応じた使い分けについて解説しました。Proverb, saying, adage, maxim, aphorismといった英語訳はそれぞれ独自のニュアンスを持ち、適切な状況で使い分けることが大切です。また、ことわざを使う際によく用いられる表現も紹介しました。英語を学ぶ際には、これらの表現を覚えておくと、より豊かな表現力を身につけることができるでしょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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