「連続して」は英語で何と言えばよい?
「連続して」という日本語の表現は、何かが続けざまに起こる様子を表す際に使われます。英語にはこの「連続して」を表すさまざまな表現がありますが、文脈に応じて最適な言い回しを選ぶことが重要です。この記事では、その英訳と使い分けについて例文を交えて解説します。
「連続して」の英語訳① consecutively
「連続して」という意味でよく使われるのが「consecutively」です。この単語は、特に数字やイベントが途切れることなく続いている状況を指す際に用いられます。例えば、あるスポーツチームが連勝している場合や、日々の作業が中断されることなく続けられている場合などです。
例文①
The team won five games consecutively.(そのチームは5試合連続で勝った。)
例文②
She has been working consecutively for eight hours.(彼女は8時間連続で働いている。)
例文③
The numbers are listed consecutively from 1 to 100.(数字が1から100まで連続して並べられている。)
「連続して」の英語訳② in a row
同じく「連続して」という意味を持つ表現に「in a row」があります。これは、特に何かが繰り返し行われていることを強調する際に使用されます。例えば、ある選手が複数の試合で連続得点を挙げたり、ある行動が何度も繰り返されたりする状況を表すのに適しています。
例文①
He has won the championship three times in a row.(彼は3回連続でチャンピオンになった。)
例文②
It has rained for five days in a row.(5日連続で雨が降っている。)
例文③
I’ve had sushi for lunch three days in a row.(3日連続で昼食に寿司を食べた。)
「連続して」の英語訳③ back-to-back
「back-to-back」は、直訳すると「背中合わせ」となりますが、英語ではイベントや活動が直接連続していることを表す際に使われます。特に、時間的な隙間なく続いている状況や、非常に短い間隔で起こる出来事を指すのに適しています。
例文①
The actor had back-to-back interviews all day.(その俳優は一日中連続してインタビューを受けた。)
例文②
We have back-to-back meetings scheduled for tomorrow.(明日は連続した会議が予定されている。)
例文③
The team played back-to-back games over the weekend.(そのチームは週末に連続して試合を行った。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
これまでに挙げた表現はいずれも「連続して」という意味を持ちますが、使用する文脈によって微妙なニュアンスの違いがあります。ここでは、それぞれの表現がどのような状況で使われるかを簡単にまとめてみましょう。
consecutively:数値やイベントが途切れずに続く状況を指す。
in a row:何かが繰り返し行われることを強調する際に使用。
back-to-back:時間的な隙間なく連続している活動や出来事を表す。
「連続して」を使う際によく用いられる表現
表現① sequence
sequenceは、一連の事柄が特定の順序で続いていることを表します。例文:The movie series was released in a specific sequence.(その映画シリーズは特定の順番でリリースされた。)
表現② series
seriesは、関連する事柄やイベントが連続していることを指す際に用いられます。例文:She published a series of articles on the topic.(彼女はそのトピックに関する一連の記事を発表した。)
表現③ chain
chainは、連鎖的に繋がっている事柄を表す際に使用されます。例文:A chain of events led to the unexpected outcome.(一連の出来事が予期せぬ結果につながった。)
まとめ
英語で「連続して」と表現する際には、consecutively, in a row, back-to-backなどの表現がありますが、それぞれに適した文脈が存在します。また、sequence, series, chainといった表現も連続性を示す際に役立ちます。この記事が、英語で「連続して」という概念を表現する際の参考になれば幸いです。