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集計するは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「集計する」は英語で何と言えばよい?

「集計する」という行為は、データや情報をまとめて数値化することを指します。英語ではこのプロセスを表すためにいくつかの表現があります。この記事では、それぞれの英語表現のニュアンスと使い分けを例文と共に解説していきます。これから紹介する表現を使いこなせば、あなたの英語表現の幅が広がること間違いなしです。

「集計する」の英語訳①tally

「tally」という単語は、特に票や得点などを正確に数え上げる際に用いられます。この単語は、手作業で細かい数を一つ一つ確認しながら集計するイメージを持っています。例えば、スポーツの試合で得点を記録する際や、投票の結果を数える場面で使われることが多いです。

例文①:The votes were tallied immediately after the polls closed. (投票が締め切られた直後に、票が集計された。)
例文②:He tallied the scores manually to ensure accuracy. (彼は正確性を保証するために、得点を手作業で集計した。)
例文③:The cashier tallied the day’s receipts. (レジ係はその日の収入を集計した。)

「集計する」の英語訳②calculate

「calculate」は、数学的な計算を伴う集計を指す際によく使われます。この単語は、単に数を数えるだけでなく、より複雑な演算や分析を含む場合に適しています。例えば、統計データの分析や財務報告での利益計算など、計算機を使って行う集計作業に用いられます。

例文①:We need to calculate the total sales for this quarter. (今四半期の総売上を計算する必要がある。)
例文②:The computer program calculated the average score for the class. (コンピュータプログラムがクラスの平均点を計算した。)
例文③:Can you calculate the expenses for the upcoming project? (これからのプロジェクトの経費を計算できますか?)

「集計する」の英語訳③compile

「compile」という単語は、情報やデータを一つのまとまりに集めて整理するという意味合いで使用されます。この単語は、単に数値を集めるだけでなく、それらを一つの報告書や文書にまとめ上げる際に適しています。研究データの集約や、複数の情報源からのデータを一つにまとめる場合などに使われることが多いです。

例文①:The researcher compiled data from various experiments. (研究者は様々な実験からデータを集めた。)
例文②:We compiled a report based on the survey results. (私たちは調査結果に基づいて報告書をまとめた。)
例文③:The editor compiled articles for the magazine’s special edition. (編集者は雑誌の特別版のために記事を集めた。)

「集計する」の英語訳④sum up

「sum up」というフレーズは、情報や議論の要点をまとめて簡潔に述べる際に用いられます。この表現は、数字の合計を出すというよりは、内容を要約して全体像を把握することを意味します。会議での議論の結論を述べたり、プレゼンテーションでの最終的なポイントを強調する際に使われます。

例文①:At the end of the meeting, the chairperson summed up the main points. (会議の最後に、議長は主要なポイントをまとめた。)
例文②:The teacher summed up the lesson before the class ended. (授業が終わる前に、教師はレッスンの要点をまとめた。)
例文③:Can you sum up the findings of the report? (その報告書の調査結果を要約できますか?)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここまで、さまざまな「集計する」の英語訳とその使い分けについて見てきました。それぞれの表現は似ているようでいて、使われる文脈やニュアンスに違いがあります。「tally」は正確な数の計算に、「calculate」は数学的な演算を伴う集計に、「compile」は情報をまとめる作業に、「sum up」は議論や情報の要点をまとめる際に使われます。これらの違いを理解しておくことで、より適切な英語表現を選ぶことができるでしょう。


「集計する」を使う際によく用いられる表現

表現① add up

「add up」というフレーズは、複数の数値や事実を合計するという意味で使われます。この表現は、単純な足し算だけでなく、全体として意味を成すかどうかを見る際にも用いられます。例文:The accountant added up all the invoices. (会計士はすべての請求書を合計した。)

表現② gather data

「gather data」というフレーズは、情報やデータを集める行為を指します。この表現は、集計の前段階として、必要な情報を集めることを意味します。例文:We need to gather data before we can analyze the trends. (トレンドを分析する前に、データを集める必要がある。)

表現③ break down the numbers

「break down the numbers」というフレーズは、大きな数値をより小さな単位に分けて分析することを意味します。この表現は、複雑なデータセットを理解しやすくするためによく使用されます。例文:The report breaks down the numbers by region and age group. (報告書では、地域別、年齢層別に数値を分析しています。)

表現④ crunch the numbers

「crunch the numbers」という表現は、データや数値に基づいて詳細な計算を行うことを指します。このフレーズは、特に経済やビジネスの分野で、複雑な数値分析を行う際に使われます。例文:The economist crunched the numbers to predict next year’s economic growth. (経済学者は数値を詳細に計算して、来年の経済成長を予測しました。)

表現⑤ sum up the data

「sum up the data」というフレーズは、集めたデータの要点や結論を簡潔に述べる際に使用されます。この表現は、データの集計結果をまとめて提示することを意味し、プレゼンテーションや報告書での使用に適しています。例文:After collecting all the surveys, we summed up the data to present to the board. (全てのアンケートを集めた後、データをまとめて取締役会に提示しました。)

まとめ

この記事を通じて、「集計する」という行為に対する英語の表現方法を幅広く学びました。tally、calculate、compile、sum upといった単語やフレーズは、それぞれ異なる文脈やニュアンスを持ち、適切な場面で使用することが重要です。また、add up、gather data、break down the numbers、crunch the numbers、sum up the dataといった表現は、データを扱う際に役立つことでしょう。これらの表現をマスターすることで、あなたの英語コミュニケーションの精度が向上し、より効果的な情報伝達が可能になります。


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