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「後ろ」は英語で何と言えばよい?
日本語の「後ろ」という言葉は、物理的な位置を示す場合や、時間的な順序を指す場合など、様々な文脈で使用されます。英語にはこれを表現するための複数の単語があり、それぞれ微妙に異なるニュアンスを持っています。この記事では、「後ろ」の英語での表現とその使い分けについて、例文を交えて詳しく解説していきます。
物理的な位置を指す「後ろ」
「後ろ」の英語訳①: behind
「後ろ」という言葉で最も一般的に使われる英語の訳は「behind」です。この単語は、ある物体の背後にあるものを指す際に用います。例えば、ある物が他の物の直接的な後方に位置している場合にこの単語が適切です。
例文①: The cat is behind the sofa.(猫はソファの後ろにいる。)
例文②: He stood behind me in the queue.(彼は列で私の後ろに立っていた。)
例文③: The sun disappeared behind the mountains.(太陽は山の後ろに隠れた。)
「後ろ」の英語訳②: back
「back」は、ある範囲や領域の後部を指す際に使われることが多い英語の単語です。特に、ある空間や場所の一番奥を指す際にこの単語が選ばれます。
例文①: Please move to the back of the room.(部屋の後ろに移動してください。)
例文②: The back door is locked.(裏口は施錠されている。)
例文③: He keeps his best wines in the back of the cellar.(彼は最高のワインを地下室の奥に保管している。)
時間的な順序を指す「後ろ」
「後ろ」の英語訳①: after
時間的な文脈で「後ろ」と言いたい場合、英語では「after」を使用します。これは、ある出来事や時間が他のものの後に続くことを示すために使われます。
例文①: After the meeting, we will have lunch.(会議の後で、私たちは昼食をとる。)
例文②: She arrived after the concert had started.(彼女はコンサートが始まった後に到着した。)
例文③: I will call you after I get home.(家に帰った後であなたに電話します。)
「後ろ」の英語訳②: following
「following」は、ある事象の直後に続くものを指す際に用いられる単語です。特に、書面で次に来る項目や章を指す際によく使用されます。
例文①: The following chapter discusses the impact of social media.(次の章ではソーシャルメディアの影響について議論しています。)
例文②: In the following weeks, we saw a significant increase in sales.(次の数週間で、私たちは売上の顕著な増加を見ました。)
例文③: Please read the following instructions carefully.(次の指示を注意深くお読みください。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説した「後ろ」の英語訳とその使われる文脈の違いをまとめます。簡潔に違いを把握したい方は、このセクションを参考にしてください。
behind:物理的な背後にあるものを指す。
back:ある範囲や領域の後部、特に空間の奥を指す。
after:時間的な後を指す、出来事が続く順序。
following:書面で次に来る項目や章を指す、または直後に続く事象。
「後ろ」を使う際によく用いられる表現
表現①: fall behind
「fall behind」は「遅れをとる」という意味の表現です。特に、スケジュールや期待に対して遅れが生じている状況を指します。
例文: He is falling behind with his rent payments.(彼は家賃の支払いに遅れをとっている。)
表現②: look back
「look back」は「振り返る」という意味の表現です。過去を回顧する際に使用されることが多いです。
例文: Sometimes it’s important to look back and reflect on your achievements.(時には達成したことを振り返り、反省することが重要です。)
まとめ
この記事では、「後ろ」という日本語の様々な意味を英語でどのように表現するか、その使い分けを例文を交えて解説しました。物理的な位置を示す「behind」や「back」、時間的な順序を示す「after」や「following」など、文脈に応じて適切な単語を選ぶことが重要です。また、「fall behind」や「look back」といった表現も、「後ろ」という概念を使った英語表現として覚えておくと役立つでしょう。