「neither」の意味は?どのように使う?
英単語「neither」は、二つの選択肢のどちらにも当てはまらない状態や状況を示す言葉です。具体的には「どちらも~ない」といった意味で用いられることが多いですね。日常会話や文章で使われる際に、何かを否定する場合によく出てきます。ここでは、「neither」の使い方やその具体例について詳しく解説します。
「neither」の使い方
「neither」は、二つの物事に対してどちらも該当しないときに使われます。例えば「リンゴもバナナも好きじゃない」というように、どちらの選択肢も否定する場合ですね。
例文:Neither my brother nor my sister likes spinach.(私の兄も妹もほうれん草が好きではありません。)
例文:We have neither time nor money to travel.(私たちには旅行する時間もお金もありません。)
例文:Neither of the options appealed to me.(その選択肢のどちらも私には魅力的ではありませんでした。)
実際の使用例
「neither」の使い方を理解するために、実際の会話での使い方を見てみましょう。
A: Do you want tea or coffee?
(紅茶かコーヒーどちらがいいですか?)
B: Neither, thank you. I’ll just have water.
(どちらも結構です、水をいただきます。)
A: Are you going to the party or the game?
(パーティーか試合、どっちに行くの?)
B: Neither, I have to study for my exams.
(どちらにも行きません、試験勉強しないといけないんです。)
「neither」と似ている単語・同じように使える単語
nor
「nor」は「neither」とペアで使うことが多く、同じように「どちらも~ない」という意味を表します。例えば「neither…nor…」という形で使われます。
例文:Neither the cat nor the dog was in the room.(猫も犬も部屋にはいませんでした。)
not either
「not either」も「neither」と同様に、二つの選択肢を否定する際に使えますが、「either」の否定形として使うことで、少しフォーマルなニュアンスになります。
例文:I don’t like either option.(どちらの選択肢も好きではありません。)
それぞれの使い分け方
「neither」:二者を否定する際に使います。
「nor」:特に「neither」とセットで使い、どちらも~ないを強調します。
「not either」:フォーマルな場面で、どちらの選択肢も含まないことを述べるときに使います。
「neither」を含む表現・熟語
「neither」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① neither here nor there(重要でない、関係ない)
例文:Whether it’s cheap or expensive is neither here nor there; the quality is what matters.(安かろうが高かろうが重要ではなく、品質が大事なんだ。)
② neither fish nor fowl(どっちつかず、はっきりしない)
例文:The new gadget is neither fish nor fowl; it’s hard to classify.(その新しいガジェットはどっちつかずで、分類が難しい。)
③ neither in nor out(どっちつかず、曖昧な)
例文:He was neither in nor out of the decision-making process.(彼は意思決定の過程でどっちつかずの立場にいた。)