英語学習に使える英字新聞&洋雑誌レベル別まとめ

英字新聞または英語雑誌の購読は、英語リーディングに慣れるという点では突出した学習方法です。各紙を比較して自身の興味や英語レベルにいちばん合ったメディアを見つけましょう。

英字新聞を取るならオンラインメディアよりも紙媒体の新聞雑誌がオススメ、単発で購入するよりも定期購読がオススメです。定期購読も年単位ではなく比較的短めのコースがオススメ、そして初めは易しめの新聞から初めて徐々に難易度を上げていく購読方法がオススメです。

新聞・雑誌の検討には、オンライン雑誌ストア「Fujisan.co.jp」が便利です。モノによっては3ヵ月の短期から購読可能だったり、オンライン版のライセンスと定期購読メニューがセットになったコースが用意されていたりします。そして紙面を最初から最後まで閲覧できるサンプル号が用意されています。ひいき目なしに比較検討にはうってつけのサービスといえます。

紙媒体の新聞・雑誌を定期購読するメリット

英字新聞や雑誌(週刊紙)の定期購読には、英語学習の観点からいくつかの利点が挙げられます。

1.多読によるリーディング学習に向いている。言語学習の秘訣は「習うより慣れろ」です。頭での理解も必要ですが、理解した英語表現や言い回しのパターンを自分の語彙力として吸収するには、多くの文章に接する過程が欠かせません。すなわち多読です。新聞や雑誌は多読に十分なだけの文章量があります。

2.継続的に英文に接する機会が得られる。言語学習は継続があってこそ上達するものです。とりわけ多読は、頭を英語環境に慣らす学習法ですから、たまに思い出したように集中的に取り組んでも思わしい効果は上がりません。定期購読は常に読むべき英文を手元に置くことで自然と継続しやすい環境が作れます。

3.活きた話題に接することで興味が湧きやすい。勉強は興味が持てる内容か否かによって効率が格段に違ってきます。英語の教科書や参考書は形式的な文章ばかりで興味など持てっこありません。その点、リアルタイムに世間を賑わせているニュースは関心を持って接しやすい話題です。芸能・文化などに関する記事も読む意欲をそそりやすいものです。

4.ナナメ読みや読み返しがしやすい。オンライン版の新聞メディアは基本的に1記事ごとにウェブページを独立させています。1号読み通すには、記事ごとに行きつ戻りつして読む必要に駆られます。紙媒体なら記事をまたいでページの端から端までざっと眺めることも容易ですし、ページをちょっと手繰って読み返したり先回りしたりすることも容易です。興味の持てない記事は読み飛ばしてしまうことだって簡単です。

5.国際情勢などの社会人の教養が身につく。興味の持てない記事だってヘッドラインや写真は目に入ってきます。それだけでも、世界でどんなことが起きているのかが多少は把握できます。新聞記事の視点・論点もよりグローバルな観点に近い視座から語られており、国際人的な感覚が身につきやすくなります。

6.教科書にはない卑近な表現に触れられる。新語・時事用語やスラングめいた言い回しは、英語圏の日常では使われてるのに、教科書や参考書ではなかなか得られない英語知識です。最新の動向をリアルタイムに扱うメディアなら、そうした活きた英語表現に接することも可能です。

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【初級~中級】 和訳つきの学習向け英字メディア

英語の新聞雑誌は、良質な教材とはいえ、英文にまったく不慣れな状態から取り組むには敷居がちょっと高くてつまずきやすい教材でもあります。

英字新聞の中には、日本人の英語学習者向けに発行されている、学習補助情報の付いた新聞もあります。無理せずに英文に親しむことを目指すならうってつけの媒体です。

Japan Times ST

ジャパンタイムズ社が発刊するJapan Times STは、日本発の英字新聞の代表的メディアです。国内外のニュースを主に扱う他、英語学習に役立つ各種情報を掲載しています。

主立った記事の冒頭には日本語で記事概要が説明されています。大まかな内容を把握することで英文の理解・読解が捗ります。記事中で用いられた重要な単語や表現には意味解説が注釈として付けられています。

慣れてくると30分ほどで1号ざっと読み通せるようになります。

週刊英和新聞・朝日ウィークリー

初・中級者向けとして紹介しますが、本誌内には「上級者向け」として分類された記事も存在します。朝日ウィークリーの特徴は、初級者向け記事の英文に全て日本語の対訳が並んでいることです。上級者向けの記事では対訳はなくなり、トピックは政治や経済など、専門性の高いハイレベルな語彙力が用いられるものになります。

ボキャブラリが少ない初学者、対訳のいらない中級者と上級者の広いレベルで読まれる一冊です。家族ぐるみで英語学習に用いても良いかもしれません。

毎日ウィークリー

本誌も英語学習を応援する要素が強い新聞雑誌の一つ。中でも、毎日ウィークリーは「辞書要らず」な多読を目指して難単語への注釈、文章の対訳を全頁記載していることが特徴です。また、読者の学習意欲を刺激する多数の著名時にによる連載コラムも充実しています。特に重要なニュース群はHot topicsとして簡潔にまとめられているので、英語学習を通して効率的に情報収集したい方にオススメです。


【中級~上級】慣れてきたら、世界の知識人向け有名雑誌に挑戦

ある程度まで表現や英単語への注釈が必要なくなったら、注釈抜きのハイレベルな英字新聞雑誌に取り組んでみましょう。ここから、読者の多読による実益は「英語学習」はもちろん、「世界情勢通」となる所まで広がります。紹介する雑誌では、特に社会人やグローバルなビジネスマンとして必要な専門用語や知識が身につきます。

TIME

世界中で読まれている業界最大手の英文ニュース週刊誌です。「政治、経済、科学、医学、娯楽、文化と、知識人に求められるあらゆる情報」を、1923年の創刊以来高品質な英文で発信してきました。上級者向けの雑誌ながら、英語学習素材としても優秀なTIMES誌。リンク先のFujisanによる紹介ページでは、「TEP」と呼ばれるTIMES誌を用いた無料の英語レッスンが紹介されています。読書の一方で、業界研究も欠かしたくないという上級者にオススメの一冊です。

Bloomberg Businessweek

ニューヨーク初のビジネス誌Bloomberg Businessweekは、世界経済、金融、政治が中心的な内容となっています。英文は長いものも多く、レベルはかなり高め。しかし、どの記事からも書き手の「一貫した強い主張」と「挑発的な視点」が感じられ、歯切れ良い読後感を味わえます。

リンク先から最新号が試読できるので、金融や財テク、ビジネス情報に英語で触れたい方は是非覗いてみてください。

The Wall Street Journal

アメリカを代表する経済情報の専門誌。本誌は日刊で、世界中の実業家や財界人に読まれています。また、紙面版を定期購入すればデジタル版にもアクセス可能なので、柔軟な読書スタイルが実現可能です。文体については、読む人を選ばない比較的平易な文章となっています。丁寧に経済英語を学びたい人にはぴったりの教材です。

【上級】好きなジャンルからの一冊も多読に有効

多読の準備が整っている中級以上の学習者には、好きなジャンルの洋雑誌を読むのもオススメです。新聞雑誌に劣らず、情報量、文章ともに質の高い英文が記載された情報誌も数多く存在します。

National Geographic

1888年に創刊した老舗科学雑誌。世界中の写真家が美しい写真と文章を投稿することで有名。一流のカメラマンが寄稿する各記事の世界観に没頭し、ビジュアルと内容両方を楽しんで読むことができます。日本語版もあるので、内容理解が気になる回は日英で確認すると良いかもしれません。

WIRED

日本語版もあるIT、リベラルアーツの総合情報誌。各ページのデザイン性も高く、各記事で紹介するテクノロジーなどへの着眼点も独創的です。毎号異なる特集テーマに沿って、本誌のウェブ版から記事がまとめられた一冊となっています。月刊誌なので、特集内容に興味がある回のみ購入するのも良いでしょう。

【番外編】日英交流ネタの探しに

ひらがなタイムズ(HIRAGANA TIMES)

外国人との交流に使える小ネタ満載の情報誌。1986年に創刊し、現在は100ヶ国以上で読まれている日英バイリンガルマガジンです。一つ一つの記事は短いものが多く、和文と英文の両方が併記されています。日常的に外国人との交流が多い初学者で、彼らとの会話に使える雑学から多読に入りたい方にオススメの一冊です。

 





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