「殺処分」は英語で何と言えばよい?
動物の「殺処分」という言葉を聞くと、心が痛む方も多いのではないでしょうか?英語でこの言葉を使う際には、どのように表現すればよいのでしょうか?
「殺処分」の英語訳①euthanasia
「殺処分」の英語訳としてよく使われるのが「euthanasia」です。この言葉は、動物の苦痛を和らげるために安楽死させるというニュアンスがあります。主に獣医の現場や動物保護施設で使用されることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The shelter decided on euthanasia for the terminally ill dog.(そのシェルターは末期の病気の犬に安楽死を決定した。)
② Euthanasia is sometimes considered a humane option.(安楽死は時に人道的な選択肢と考えられる。)
③ The vet performed euthanasia to relieve the animal’s suffering.(獣医は動物の苦痛を和らげるために安楽死を施した。)
「殺処分」の英語訳②culling
「culling」も「殺処分」として使うことができます。この言葉は、特定の動物の個体数を制御するために行われる処分というニュアンスを含み、野生動物管理や農業の場面で使われることが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The culling of deer was necessary to protect the forest ecosystem.(鹿の殺処分は森林生態系を守るために必要だった。)
② Culling is often used to control overpopulation.(殺処分は過剰な個体数を制御するためによく使われる。)
③ The government authorized the culling of invasive species.(政府は外来種の殺処分を許可した。)
「殺処分」の英語訳③animal disposal
「animal disposal」は、動物の処分という意味で使われますが、具体的な方法を指すわけではありません。一般的に、動物の死後の処理を指すことが多いです。
それでは例文をいくつか見てみましょう。
① The facility is responsible for animal disposal.(その施設は動物の処分を担当している。)
② Proper animal disposal is crucial for sanitation.(適切な動物の処分は衛生のために重要である。)
③ They followed strict guidelines for animal disposal.(彼らは動物の処分に関する厳しいガイドラインに従った。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。手っ取り早く違いを知りたい方はこちらをご覧ください!
euthanasia:動物の苦痛を和らげるための安楽死。獣医や動物保護施設で使用される。
culling:個体数を制御するための処分。野生動物管理や農業で使われる。
animal disposal:動物の死後の処理を指す。具体的な方法を示さない。
「殺処分」を使う際によく用いられる表現
表現① humane euthanasia
humane euthanasiaは人道的な安楽死という意味の表現です。
例文:The vet recommended humane euthanasia for the suffering cat.(獣医は苦しんでいる猫に人道的な安楽死を勧めた。)
表現② population control
population controlは個体数の制御という意味で、cullingと関連して使われます。
例文:Population control is necessary to maintain ecological balance.(生態系のバランスを保つために個体数の制御が必要である。)
「殺処分」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
humane | 人道的な |
population | 個体数 |
control | 制御 |
ecosystem | 生態系 |
guidelines | ガイドライン |
まとめ
「殺処分」を英語で表現する際には、文脈や目的に応じて「euthanasia」「culling」「animal disposal」などの言葉を使い分けることが重要です。それぞれの言葉には異なるニュアンスがあり、誤解を避けるために適切な表現を選びましょう。動物の命に関わる話題ですので、慎重に言葉を選びたいですね。