日本語のカタカナ英語表現は、正しい英語表現とは限りません。英語の本来の意味や用法、正しい英語表現を学び直しましょう。
また、中には《いかにも和製英語っぽいのに、実は英語圏でちゃんと使われているれっきとした英語表現》もあります。
たとえば「ボディコン」。和製英語と思っていませんか?
「ボディコン」は英語でもボディコンと略する
ボディコンは「ボディコンシャス」(body conscious)の略。conscious は形容詞で「意識している」「(人目を)気にしている」といった意味があります。女性の身体のラインが際立つタイトでセクシーなワンピースドレスを指す語です。
日本語の中で英単語・英熟語を省略した言い方はたいてい英語にはない言い方なのですが(リスケとかテレアポとか)、一部の語は英語でも省略表現が用いられます。ボディコンは正にその例で、英語圏でも Bodycon Dress のように呼ばれます。
ボディコンは衣服の細かい区分でありファッション用語です。ファッション系の情報誌、通販サイト、あるいは映画女優などのセレブを取り上げたニュース等でなら目にする機会があるでしょう。
「ボディコン」は英語でこう使われている!
dailymail.co.uk の記事より
Jennifer Lopez highlights her incredible figure in bodycon dress for TV appearance
「ジェニファー・ロペスがテレビ出演し、ボディコンドレスで見事な肢体を披露した。」(※ highlightは文字どおりには「披露」ではなく「強調」)
アメリカの通販サイト「フォーエバー21」で扱われているボディコンドレスのカテゴリー
ドイツ語のファッション情報サイト「AJOURE´」で Bodycon Dresses = Bodyconscious Dresses が紹介されている記事。