日本語のカタカナ英語表現は、正しい英語表現とは限りません。英語の本来の意味や用法、正しい英語表現を学び直しましょう。
今回の和製英語は「cash service corner」。
「キャッシュサービスコーナー」は和製英語。cash service corner は通じない英語
銀行の案内板などで現金引出し窓口を「キャッシュサービスコーナー」と掲示していることがありますが、これは英語っぽいけど実際の英語では使われない典型的な和製英語です。
英語では ATM といえば通じます。ATMは正しい英語に由来する語なのです。
ATMは Automatic Teller Machine の略。teller は銀行の窓口・出納係といった意味です。日本語の「現金自動預け払い機」がATMの訳語としては中々に的を射ています。
ちなみに、キャッシュ(cash)は名詞としては「現金」や「現金払い」といった意味がありますが、動詞としては小切手や手形の「換金」「現金引換え」といった意味もあります。日本語では小額の現金の借り出しをキャッシング(cashing)といいますが、英語では普通このようには言いません。いわゆるキャッシングは英語では cash advance と呼ばれます。
「キャッシュサービスコーナー 」は英語でこう言おう!
「キャッシュサービスコーナーを探しています」
I’m looking for an ATM.