英語でのプレゼンテーションに必須のポイント&表現

英語でプレゼン(プレゼンテーション)をうまく行うために大切なこと。細かく数え上げればキリがありませんが、プレゼンの成否を決定的に左右する要素は数点に絞られます。

  • 趣旨をまず明示すること(構成のコツ)
  • 定型表現を効果的に駆使すること(修辞のコツ)
  • 明朗快活に話すこと(表現のコツ)

プレゼンテーションそのものを成功に導くために必須といえるテクニックをまずは押さえて、あとは口調・滑舌・姿勢・身振り・目配せといった要素を錬磨研鑽して徐々に高めていくだけです (その研鑽が大変なのだという見解も一理ありますが……)。

はじめから「完璧なプレゼン」を目指しても中々容易には到達できません。まずはプレゼンテーションの本質を意識しながら、一歩ずつ達成してけるようになれれば、それが一番の近道になるはずです。

プレゼンテーションの内容構成

プレゼンテーションの内容構成は、自分が説明可能で、聴衆が理解できる理路整然としたものにすることが大前提です。「出だし→内容→締め」の3ステップの随所に、簡潔なコンテンツを配置し、堂々と話しましょう。

presentation

プレゼンテーションを作成する前に

プレゼンテーションを実際に行う前に、コンテンツに対する考え方を確認しましょう。「何を発表するか」だけがコンテンツに関して考える点ではなく、コンテンツを用意するにあたって「誰に、何のために、どんな場所で、どれだけの時間で」プレゼンテーションをするのかを考えなければなりません。

誰に

顧客か、上司か、一般人かという聴衆の立ち位置だけでなく、人数や年齢層も大事な懸案事項です。大人数で若い聴衆には、分かりやすいビデオなどのビジュアルコンテンツを盛り込んだ方が良いことなどが考えられます。

何のために

プレゼンテーションは自社の製品広告のためでしょうか?それとも、売り上げの報告や出張先からのレポート?目的に併せて、用意すべき資料やその質も変わってきます。

どんな場所で

スライドの使用を想定していても、会場にはプロジェクターがないかもしれません。逆に、大ホールですばらしい音響設備の揃った会場なら、スライドよりもイメージビデオ&画像と配布資料のみで話した方が良いこともあります。会場を事前に把握して、プレゼンテーションの構成を考えましょう。

どれだけの時間で

与えられた時間が3分なのか、5分なのか。分単位でプレゼンテーションに期待される内容は変わってきます。プレゼンテーションの時間は必ず確認して、それに見合ったボリュームのプレゼンテーションを作りましょう。時間にあった内容さえ作れば、あとは質疑応答で補足をいれることも十分可能です。

英語プレゼンの資料作成注意点

プレゼンテーションのコンテンツを理解してもらうために、配布資料を準備することは不可欠です。ただし、プレゼン資料はあくまで「プレゼンテーションの補佐」であることを忘れずに。次の2点を資料作成の際に気をつけましょう。

会議資料とプレゼン資料は別物

手元に置き、話を聴きながら見てもらうという点では両者は同じですが、プレゼン資料は基本的に「そのときにプレゼンを聴いている人向け」の資料です。よって、プレゼンテーターが話す内容を忠実にプリントする必要はありません。ズームしないと見づらい図や、数値を確認しながら話を聞く必要があるグラフを1枚1枚に簡潔に示しましょう。

資料中の文章に注意

補足説明として、文章を資料中に挿入する必要ももちろんでてきます。その際は箇条書きやキーワードを並べると良いのですが、ある程度まとまった文章も時には必要です(3~4行ほど)。その際も文脈から主語が分かるときなどは「主語の省略」を行うなどして、できるだけわかりやすいメモ程度の文章に収めることを意識しましょう。

準備が完了したら

ここまでを想定してプレゼンテーションを作成したら、いよいよ実演です。ただし、メリハリをつけて明朗に説明を進めるには、適切なフレーズで各内容を繋げることが必要となってきます。

プレゼンテーションの各場面で使えるフレーズとプレゼンテーターが実演すべきポイントをチェックしていきましょう。


【イントロ】プレゼンテーションの出だし

プレゼンテーションの極意は「伝えること」。その為には自分のプレゼンテーションに聴衆を引き込む必要があります。その意味で出だしの導入部はとても大切です。自分が誰なのか、何を話すのか、どうやって説明するのかの3点を上手く伝えましょう。

挨拶とプレゼンの概要

自分の名前や所属を挨拶で述べ、何についてのプレゼンテーションなのかを簡潔に説明します。特に、自己紹介では自分がプレゼンするプロジェクトや商品開発においてどの役職、立ち位置にいるかを簡潔に述べるのを忘れずに。聴衆の注目度や、その後の質疑応答にも影響してきます。

Good morning ladies and gentlemen.
(皆様、おはようございます)

My name is~ and today I’ll be talk about~
(私の名前は~です。今日は~について話します。)

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相手の注意を引くために、長々とプレゼンに至る経緯や感想を前置きに持ってくる必要はありません。特に英語のプレゼンテーションにおいては、「プレゼンテーターは何者なのか」と「何についてのプレゼンテーションなのか」が分かれば聴衆にとっては十分です。

アウトラインの説明

アウトラインでは、先に述べたテーマをどういったプロセスで説明するか話します。それぞれのプロセスが起承転結の順番で意味的につながっているかに気をつけましょう。また、アウトラインの説明で各プロセスを詳細まで説明する必要はありません。「どの順番で何を話すか」を示すことだけを行いましょう。

I’ve divided my talk into three parts:the~, the~, and the~.
(私のプレゼンテーションは3つのパートから成ります。一つ目は~、二つ目は~、そして最後に~)

Today I’ll be focusing on three basic points: first the~, second the~, and finally the~.
(本日は3つの基本的な点にフォーカスします。一つ目は~、二つ目は~、三つ目は~です)


【本論】プレゼンテーションの内容

導入が終わると、いよいよプレゼンテーションの本題部分に入ります。内容の各説明ステップは明確に分け、かつそれぞれのステップを上手く繋げる必要があります。このときに重要なのが、連結フレーズを挟むことです。

連結フレーズとは「はじめに(Firstly)」や「次は~に移りましょう(Let’s move on now to~)」など、話題の順番や移り変わりを案内するものです。これによって自分の先の説明と、後に続く異なる内容がどう関連しているかを伝えることができます。複雑な情報の流れに筋道が生まれるので、聴衆も説明を追いやすくなります。各場面で使える連結フレーズを、以下のリンクから確認しておきましょう。

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プレゼンテーションでまず覚えるべき定型表現

本題の説明では、データや調査結果を示す図などを行き来することになります。その場合は、事前にデータや図を印刷したハンドアウトを資料として配布するのを忘れずに。聴衆の中には、プレゼンテーターがスライドに映し出していない資料を、内容理解のために随時必要とする人が必ず出てきます。資料の準備もプレゼンテーションの一環として、入念に行いましょう。

【結論】プレゼンテーションを締める

プレゼンテーションの締めに、まずもって来るべきは「結論」です。自分がそれまでの提案や考察を経て、何を結論として出したのかを述べます。この結論を聴衆に伝えることが出来たなら、プレゼンテーションの目的は達成したも同然です。プレゼンテーションの終了を格好良くアナウンスして、質疑応答に移りましょう。

様々な言い回しや丁寧な表現が、プレゼンテーションの締めくくりに使えますが、タイムマネジメントに注意しましょう。このパートはプレゼンテーションの最後段階です。残り時間次第では、簡素な言葉でつなぎ、プレゼンテーションを前に進めたほうが良いときもあります。プレゼンテーションの締めに使えるフレーズは以下のリンクから。

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英語プレゼンを締めくくる「結びの一言」とカッコイイ締め方

 最初の印象と同じくらい、締めの印象も強く聴衆の中に残ります。プレゼンテーターの良い印象は、聴衆からの積極的な質問、アドバイス、議論につながりプレゼンテーションを更に有意義なものにしてくれます。特に、有名人や著名人のプレゼンテーションやスピーチの終盤には、彼らが話した内容を象徴する名言や短い一言を入れることが多いです。自分で名言を作ることが難しくても、彼らが残した数々の名言から自分のスピーチ内容にあったものを選び「引用(quote)」として挿入すると、プレゼンテーション終了の印象をグッと引き締めてくれるでしょう。

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英語の名言集

プレゼンテーションの本質の実践

プレゼンテーションの本質を実践するには、フレーズや内容構成の作法などの予備知識を知っておくことが必要です。以上の知識を準備できたら、繰り返し練習し本番のプレゼンテーションに臨みましょう。論理的な内容構成と適切なフレーズをマスターすれば、英語でのプレゼンテーションも恐れるに足りません。





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