英語で「教えてくれてありがとう」と伝える上手な言い方

ここがポイント

  • Thank you for your explanations.
    説明してくれてありがとう
  • Thank you for the kind advice.
    親切な助言をありがとう
  • Thank you for the useful information.
    有益な情報をありがとう
  • Thank you very much for the notice.
    気づかせてくれて本当にありがとう

英会話の実践練習の中で、分からないことが出てきたら、すかさず相手に質問しましょう。質問を会話ネタにして話を続けるのです。

「英語が分からない」初心者が最初に覚えるべき対応法と英語フレーズ

そして、教えてもらったら心から感謝を込めて「教えてくれてありがとう!」と伝えましょう。余裕があれば、どの点に感謝しているか言い分けられるようになりましょう。


みんなの回答:教えてくれてありがとう。は英語でどう言うの?

感謝の気持ちは Thank you for ~で伝わる

英語でお礼を伝える、日本語の「ありがとう」に対応するフレーズは、基本的に Thank you. が定番といえます。感謝の対象を明示する場合には Thank you for ~. の形で表現できます。

Thank you for ~. のフレーズはほとんど場面を選ばずに幅広く使えます。柔軟に使いこなせるようになりましょう。

「ありがとう」を英語でどう言う?場面別ニュアンス別のお礼と感謝の上手な言い方

説明してくれたことに感謝する表現

Thank you for your explanations.

説明してくれてありがとう

懇切に説明してもらい、自分でもよく理解できた場面では、 Thank you for your explanations. のようなお礼が最適でしょう。

explanation /ɛksplənéɪʃən/ は explain の名詞形です。語幹の綴りと発音が微妙に違っているので少し注意しましょう。

Thank you for all the details.

色々と教えてくれてありがとう

Thank you for all the details. は、細部をひっくるめてお礼の対象とする言い回しで、日本語の「色々と教えてくれてありがとう」に対応するニュアンスの表現です。

Thank you の対象は漠然としていますが、それだけに「相手が教えてくれた情報すべて」を感謝できる言い方です。

Thank you for the advice.

助言してくれてありがとう

Thank you for the advice は、具体的で有益な助言(advice)をもらったときに使える表現です。

こうした方がいいよ、というような指南をもらった際にはぴったりの表現です。

情報をくれたことに感謝する表現

Thank you for the notice.

教えてくれてありがとう

notice は「お知らせ」や「注意」といった意味合いの語です。気が回らなかった部分、意識できなかった部分への指摘や注意をもらった場合の「教えてくれてありがとう」の意味合いで使えます。

Thank you for the heads up.

先に知らせてくれてありがとう

heads up (heads-up)は、「これから起ころうとしていることについて警告する・注意を促す」といった意味で用いられる慣用表現です。

英語について教わる、という脈絡では使用機会はなかなかないかも知れませんが、行動を共にすると使い出は意外とあります。たとえば「この先は通行止めだよ」とか「今日は休講だってさ」のような情報を得たら、heads up をありがとう、と伝えてみてはいかがでしょうか。

Thank you for letting me know.

知らせてくれてありがとう

letting (me) know は「(人に)知らせる」という使役表現で、知った内容・情報の種類にかかわらず幅広く使える言い方です。重要な情報にも、ちょっとした与太話にも使えます。

使役動詞を駆使した表現は、同種の「情報をありがとう」を伝える表現の中でもフォーマルなニュアンスが出せる言い方です。ビジネスシーンなどでもよい感じで使えます。

「tell me」と「let me know」の違いと使い分け方

Thank you for the information.

情報をくれてありがとう

情報をありがとう」と伝える表現なら information を使った言い方も挙げられるところですが、information は少し使い所に注意がいるかも知れません。

ケンブリッジ英語辞典では、information を「facts about a situation, person, event, etc.(状況、人物、出来事についての事実)と定義しています。つまり、事実や知識というニュアンスの色濃い語です。

冗談交じりのうわさ話や世間話を聞いて Thank you for the information. と返すと、ウワサを真実と鵜呑みにしたような印象を与えてしまうかもしれません。

Thank you for telling me about ~.

~について教えてくれてありがとう

感謝の対象を今ひとつ information とも advice とも表現しかねる場合、いっそ具体的に「何について」の部分を明示する方法もアリでしょう。

「Thank you for telling me about + 教わった具体的な内容」のように表現することで、「(教わった具体的な内容)について、教えてくれてありがとう」と表現できます。


表現を工夫してさらにニュアンスを込める言い方

thank you を thanks に換えて少しカジュアルさを出す

thank you を thanks に言い換えて Thanks for ~ . のように表現すると、親密で気さくなニュアンスが加わります。 Thanks a lot for ~ . と少し強調表現を盛ってみると、さらにくだけた雰囲気が出せます。

Thanks a lot for the information.
情報ありがと

目上の人への感謝や公式な場での感謝には thanksより thank you の方が適切で無難です。使い分けましょう。

useful や kind で情報のありがたさの種類を示す

教わった情報を指す語(information や advice など)を useful(役に立つ)や kind(思いやりのある)と形容すれば、その情報が自分にとってどのように有益か、どのくらい有益かという。が表現できます。

Thank you  for the useful information.
有益な情報をありがとう
Thank you for the kind advice.
親切な助言をありがとう

感謝を強調 very much を付ける

thank you very much や thank you so much のように、程度を強める表現を加えると、「本当にありがとう」というような感じで感謝の気持ちを強調できます。

Thank you very much for the notice.
気づかせてくれて本当にありがとう

very much(so much)は副詞表現です。語順は thank you の直後、これは理屈でなくそういうものだと考えてしまった方が早いでしょう。


Thank you for ~ 以外の言い方で感謝を伝える

感謝の気持ちを伝える際には、ほぼどんな場面でも Thank you (for ~) の言い方で無難に表現できます。とはいえ、もっと違った言い方で感謝を伝えることも可能です。

英語は、言葉数や語彙力を惜しみなく使うことで丁寧なニュアンスが表現できます。とりわけフォーマルな場面や改まって感謝を伝える場面では、thank 以外の言い方を使ってみてもよいでしょう。

フォーマルさが出せる定番の表現

I appreciate ~

~してくれたことに感謝いたします

appreciate は感謝を示す他動詞です。I appreciate your advice. のように、感謝の対象は目的語の位置に置かれます。つまり前置詞 for は不要です。

appreciate の感謝の気持ちを強調して述べる場合は、appreciate を greatly(大いに)や really(とても)といった副詞を添えましょう。

I greatly appreciate your useful advice.
とても役に立つ助言にとても感謝しております

I am grateful for ~

~をありがたく思っています

grateful は「感謝している」という心情を表現する形容詞です。主語 + be動詞 + grateful 、という形を取り、さらに感謝の対象を明示する場合には前置詞 for が必要です。

I am always grateful for your advice.
ご助言はありがたいといつも思っています

お礼の焦点・着眼点を工夫する言い方

「助言に対する感謝」という観点ではなく、もっと他の部分に着目して、半ば間接的に感謝の気持ちを表現する言い方もあります。

It was very kind of you to ~

ご親切に~していただいてどうも

it is very kind of you は「あなたはとても親切ですね」というような意味合いの表現です。これも感謝を伝える定型的表現として用いられます。もちろん文字通り「親切ですね」という意味でも使えます。

「教えてくれてありがとう」という趣旨で述べる場合は、過去の出来事について述べるため、it was と過去時制にします。

It was very kind of you to inform me about it.
教えてくださりありがとうございました

Your explanation really helped.

あなたの説明はとてもためになりました

「説明してもらってよかった」「ためになった」という趣旨の言葉も、感謝の気持ちを十分に表現できます。Thank you. をはじめとする直接的な感謝のフレーズと併用して、感謝の気持ちを篤く伝えることもできます。

You pointed it out clearly. (あなたの指摘はとても分かりやすい)というように述べると、相手を賞賛しつつ感謝の意を表せます。

恥を捨てて教わり、教わったらお礼を述べる

英会話を上達させるには実践的な練習が不可欠です。でも最初のうちは、実践に挑む気になれるだけの英語力も自信もそうそうないものです。

英会話学習は、そんな「服屋に行く服がない」的ジレンマに陥りがちです。

英会話学習の第一歩は「へたな恥じらいを捨てる」ことから始めましょう。表現を間違ったり、言葉に詰まったり、言われたことを理解できなかったりしても、今の実力では仕方のないこと。次はもっと上手くできる。そう割り切りましょう。

実践的会話は知らない英語知識を相手に直接できる絶好の機会です。疑問符(「?」)が浮かんだらすかさず質問しましょう。

そして、教えて貰った際に「ありがとう」とお礼を述べる表現も覚える必要があります。会話中で、教えてもらったことに対するお礼の表現を学んでいきましょう。


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