いわゆる「あるあるネタ」が話題に上り、「よくある事だよね」的な趣旨の相づちを打つ場合、英語では It happens. と表現できます。
共感は、お互いの心理的な距離をぐっと近づける絶好の機会です。共感を感じたときには、その思いを積極的に表に出しましょう。
It happens. (あるね~)(それな)
The train was late this morning.(今朝電車が遅延してたんだ)
– It happens.(しょっちゅうだよね)
動詞「happen」は「起こる」という意味ですが、「It happens.」というと「往々にして起こる」というニュアンスが示せます。
英語の動詞の現在形は、一回性の動作だけでなく、日常的な(習慣的な)行いを指す場合にも使えます。たとえば「I study English.」といえば「私は英語を勉強しています」という、いわば常態としての営みが表現できます。
そのため、ことさらに「always」や「often」のような(頻度を表す)表現を付け加えなくても、「よくある事さ」といったニュアンスを伝えることができます。
強調したいときには「always」や「all the time」をつける
It happnes. は always などをつけなくても十分に意味が通りますが、特に「よくある」と強調したい場合には「always」や「all the time」のような表現を加えることもできます。
「always」も「all the time」も、「いつも」という頻度を示す表現です。「It always happens.」「It happens all the time.」なんて言えば、「そう、いっつもそうなんだよ!」といった強調のニュアンスが加わります。
励ましのメッセージにも使える
「It (always)happens.」や「It happens all the time.」は、落ち込んでいる人を励ます際に投げかける言葉としても使われます。
I was late for school this morning and Mr. Brown got angry at me.
(今朝学校に遅刻してブラウン先生に怒られたんだ)
– It always happens.(気にすんなよ。いつものことだよ)