【ニュアンスに注意】「my friend」と「a friend of mine」の使い分けをマスターする

「friend(友達)」は誰もが知っている英単語でありながら、意外と使い方が難しい単語でもあります。日本語の「私の友達」は、英語で「my friend」と「a friend of mine」の2種類に訳されます。両者はどのように使い分ければ良いのでしょうか?

「my friend」は具体的、「a friend of mine」は抽象的

「my friend」と「a friend of mine」の使い分けは、具体的な人物を想定しているかどうかで決まります。基本的には、「友達」が目の前にいるときは「my friend」、目の前にいないときは「a friend of mine」と覚えておくと上手く使い分けができるはずです。

「my friend」は具体的な人物を想定しているときに使います。例えば、目の前にいる友達を人に紹介するときには「He[She] is my friend.」と言って紹介します。ここで「He[She] is a friend of mine.」と言っても間違いではないですが、かなり距離を置いた言い回しになってしまうため相手が不快に感じてしまう可能性もあります。また、会話ですでに出てきた人物について「彼(彼女)は友達です」と説明を付け加えるときにも「my friend」を用いることができます。

Jane comes from Canada. She is my friend.
(ジェーンはカナダ出身で、彼女は私の友達です。)

会話の相手が知らない「友達」についての話をする場合には、「a friend of mine」を用います。つまり、会話の相手は「友達」が具体的に誰なのか分かっていないことになります。普段の会話で「友達がね、~って言ってたんだ」というようなセリフでは「a friend of mine」が適切です。ここで「my friend」と言うと、「友達」は1人しかいないというニュアンスになります。

A friend of mine gave me a bouquet for my birthday.
(友達が誕生日に花束をくれたんだ)

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英語の「friend」は日本よりも範囲が広い

日本語には、「知り合い」「先輩・後輩」「近所のお姉さん」など人間関係の表し方がたくさんあります。例えば、日本では歳の離れた親しい人を「友達」と呼ぶには抵抗がありますが、英語では「friend」と呼んでも問題ありません。


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