「漏れそう」「トイレに行きたい」と英語で表現する言い方

尿意や便意を訴える場合は「小便がしたい」と言うよりも「トイレに行きたい」という風に述べた方が上品で適切です。

排泄に関する語彙は基本的に下品な語でありタブーに近い言い方です。使いどころには留意しましょう。場面や相手によっては率直に伝える言い方もアリかもしれません。

逼迫した緊急事態もてから困ることのないように、あらかじめ表現を把握しておきましょう。

※話題が話題なのでお食事中の方はあとでご覧になった方がよいかもしれません。

「便意」「尿意」を直接的に指す言い方

日常会話における通俗的な言い方としては、 poop pee という表現が動詞的に用いられます。poop は「うんこ」、pee は「しっこ」といった程度の、低俗な語彙です。

便意

「便意を催す」は「排便したい気持ち」ということで have an urge to defecate あるいは have an urge to move bowels のように表現できます。defecate も move bowels も「排便する」という意味です。urge は need や desire などと言い換えが可能です。

医学的には「便意」は call to stool と呼ばれたりもします。

急な猛烈な便意

イキナリ便意を催す、あるいは都合の悪いタイミングで催す、といった状況は be taken short とか be caught short と表現されることもあります。

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尿意

「尿意を催す」は have an urge to urinate と表現できます。

micturition や urination で「排尿」を意味するので、「尿意」自体は micturition desire や uresiesthesia などと表されます。

desire to void と表現する言い方もあります。void は基本的には「無効にする」といった意味の語ですが、他方「排尿する」という意味でも用いられます。


基本的には「トイレに行きたい」と表現する

「ちょっとお手洗いに」を伝える英語表現

トイレを指す言い方

「トイレ」を指す英語表現はたくさんあります。

  • bathroom
  • toilet
  • restroom
  • men’s room / ladies’ room

アメリカ英語では bathroom が一般的、イギリス英語では toilet が一般的といえます。それなりに丁寧な言い方で、場面も場所も選ばない、最も無難な言い方としては restroom が挙げられます。

men’s room および ladies’ room という言い方は、とりわけ丁寧な表現です。

「行きたい」は「have to」

日本語では「トイレに行きたい」という風に英語の want が対応しそうな表現を使いますが、英語では want (to) ではなく、「have to」「need to」「have got to」といった表現を使います。必要性や緊急性のニュアンスが多分にあります。

I have to go to the bathroom.
トイレに行きたい

丁寧な言い方

基本的には一緒にいる人やそのトイレの所有者(家の住人)に「行ってもいいですか」などと質問形で伝えることで丁寧さが出ます。

May I use the toilet?
お手洗いお借りしても?
May I excuse myself for a minute.
ちょっと失礼

Nature calls me はとても婉曲的でうまくオブラートに包んでいる表現ではありますが、最近はほとんど使われていないようです。本当に行きたいときはもう少しストレートに伝えたほうが賢明なようです。


今すぐトイレにという逼迫した深刻さを表現する言い方

尿意または便意がかなり切迫している場合は、ダイレクトに伝える以外に道はありません。もちろん丁寧に表現する言い方もありますが、本気度を強調して相手が察せるように伝えましょう。

really を何個も重ねて言う

通常レベルの「トイレに行きたい」の言い方に really を重ね重ね付けることで、「本当に本当に行きたい」という思いを伝えることができます。

I really really have to go to the bathroom.
本当に本当にトイレに行かないとやばい

これはさっきから言ってるのに事情があってトイレに行けていないときなどに使えるでしょう。いきなりこの表現を用いたら、「なんでもっと早く言わないの?」と言われそうな切迫感です。

もう漏れる~、と言う

本当に漏れそうな場合や、そうではないけれどとにかく早くトイレに行かせてほしいといった場合には、「漏れそう」と言ってしまうと強力な意味を持つでしょう。

I’m gonna pee (poop) in my pants

I’m gonna pee in my pants または I’m gonna poop in my pants で、もうズボンの中にしてしまいそうだよ!という意味になります。かなり直接的で、緊迫感の漂う表現だと言えます。

piss myself

piss myself も、いわゆる「おもらし」を意味します。笑いすぎて「ちびる」というような文脈でも用いられる表現です。wet myself も同様の意味で使えます。

膀胱が破裂しそうだ~、と言う

bladder is gonna explode

bladder は「膀胱」を意味する単語で、My bladder is gonna explode! というといわゆる「チョー膀胱パンパン」な状態を表します。今にも破裂しそうだと誇張していう表現です。

emergency

It’s emergency、つまり緊急事態であるという究極的な表現です。これだけ言っても尿意や便意のニュアンスは一切ないので、説明とともに補足的に用いましょう。

Student: Can I go to the bathroom?
Teacher: During the class? Is it an emergency?
生徒:トイレ行っていいですか?
先生:授業中ですよ?どうしても?
Dad, I know we are in the middle of a traffic jam, but I have to say that I really have to pee. It’s kind of an emergency.
お父さん、渋滞にはまっているのはわかってるんだけどこれは言わないといけない、トイレに行きたい、もう我慢できない

間に合わなかった、という場合

直接的な表現

wet (one’s)pants は「おもらしする」ことを意味します。動詞 wet は現在形でも過去形でも形は変わらないので、「してしまった」という場合も I just wet my pants. と言えます。

間接的な表現

婉曲的な言い方で、had an accident と表すことができます。日本語でいうなら「ちょっと事故った」程度の表現だと言えるでしょう。このくらいの表現なら、恥ずかしさは最小限に抑えられるかもしれません。


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