「秒」の英語とは？時間を表す基本単語とその使用法

「秒」は英語で何と言えばよい？

時間の単位である「秒」を英語に訳すと、一般的には “second” となります。しかし、この “second” は他にも「2番目」という意味も持っているため、文脈に応じて使い分けが必要です。ここでは、”second” の時間単位としての使用例を中心に、その他の意味での使用法も含めて解説します。さあ、英語での「秒」の使い方を学びましょう。

「秒」の英語訳① second

時間の単位としての「秒」は英語で「second」と表現されます。これは国際的にも広く認められた時間の基本単位であり、日常生活から科学的な測定まで、あらゆる場面で用いられています。
例文①：It takes about five seconds to boot up my computer.（私のコンピューターの起動には約5秒かかる。）
例文②：Hold your breath for ten seconds.（息を10秒間止めてください。）
例文③：She can run 100 meters in just eleven seconds.（彼女は100メートルをたった11秒で走れる。）

「秒」の英語訳② sec（略表記）

「second」の略語として「sec」という表記も一般的に使われます。特に科学的な文書や技術的な指示では、この略語が好まれることが多いです。簡潔さを求める文脈での使用が適しています。
例文①：Please wait for 30 secs while the device calibrates.（デバイスの校正中、30秒お待ちください。）
例文②：The reaction time was measured in msecs.（反応時間はミリ秒単位で測定された。）
例文③：I’ll be there in 5 secs!（5秒でそこに着くよ！）

「秒」の英語訳③ moment

「moment」という単語は、具体的な時間の単位というよりは、短い時間を表す際に用いられることが多い抽象的な表現です。しばしば、人の感覚的な瞬間や、ほんのわずかな時間を指すのに使われます。
例文①：I’ll be with you in a moment.（すぐそちらに参ります。）
例文②：She paused for a moment before answering.（彼女は答える前に一瞬間を置いた。）
例文③：The victory was decided in a single moment.（勝利は一瞬のうちに決まった。）

「秒」の英語訳④ jiffy

非常に短い時間を指す際に用いられる俗語的な表現として「jiffy」があります。この言葉は、公式な文書よりも日常会話や軽い文脈で使われることが一般的です。瞬間的な出来事や、ほんのちょっとした時間を指す際に適しています。
例文①：I’ll finish this task in a jiffy.（この作業は秒で終わらせます。）
例文②：Come here for a jiffy, I need to show you something.（ちょっとこっちに来て、何か見せたいものがあるんだ。）
例文③：He was back in a jiffy after fetching the documents.（彼は書類を取りに行って秒で戻ってきた。）

単語の発音記号・カタカナ表記での読み方

「second」の発音は[ˈsɛkənd]で、カタカナ表記では「セカンド」となります。「sec」の発音は[sɛk]で、「セック」とカタカナで表記します。「moment」の発音は[ˈmoʊmənt]で、「モーメント」と表記されます。「jiffy」の発音は[ˈdʒɪfi]で、「ジフィ」とカタカナで表記されることが多いです。

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

「second」と「sec」の使用場面と発音の違い

「second」と「sec」はどちらも「秒」を意味しますが、使用される文脈に違いがあります。「second」は公式な場面や正確さが求められる文脈で好まれる表現です。一方、「sec」は非公式な場面や、短いメモや指示での使用が一般的です。発音に関しては、「second」は「セカンド」と発音され、「sec」はより短く「セック」と発音されます。

「moment」と「jiffy」の感覚的な違い

「moment」と「jiffy」はいずれも短い時間を指す言葉ですが、感覚的なニュアンスに差異があります。「moment」はより広範な用途で使われ、しばしば人の感情や期待を含む瞬間を表します。対照的に、「jiffy」は非常に短い時間、しばしば即座に何かが起こるさまを表す際に用いられる、より軽快な響きを持つ言葉です。

「秒」を使う際によく用いられる表現

表現① wait a second

「wait a second」は「ちょっと待って」という意味で、相手に短い間待つように求める際に使われる表現です。このフレーズは、急いでいる時や、何かを説明する前の前置きとしてよく用いられます。
例文：Wait a second, I think you forgot your keys.（ちょっと待って、鍵を忘れていると思うよ。）

表現② in a split second

「in a split second」は「一瞬のうちに」という意味で、非常に短い時間で何かが起こったことを強調する際に使用されます。この表現は、予期せぬ出来事や迅速な反応を表すのに適しています。
例文：The car swerved in a split second to avoid the accident.（その車は事故を避けるために一瞬のうちに急ハンドルを切った。）

表現③ for a brief moment

「for a brief moment」というフレーズは、「ほんのわずかな時間」という意味で、短い期間の出来事や感情を表現する際に用います。この表現は、一時的な感覚や、すぐに過ぎ去る瞬間を描写するのに適しています。
例文：For a brief moment, the room was completely silent.（ほんのわずかな時間、部屋は完全に静まり返っていた。）

表現④ just a sec（省略形での使用例）

「just a sec」という表現は、「ちょっと待って」という意味の非公式なフレーズで、「sec」を使った省略形です。日常会話で、すぐに何かをすると伝えたいときによく使われます。
例文：Just a sec, I need to grab my coat.（ちょっと待って、コートを取ってくるから。）

表現⑤ hold on for a second（会話での応用例）

「hold on for a second」というフレーズは、「ちょっと待って」という意味で、相手に一時停止を求める際に使われる表現です。電話での会話や、何かを確認する必要がある時などに用いられます。
例文：Hold on for a second, I’ll check if we have any appointments available.（ちょっと待って、予約が空いているか確認しますね。）

時間を測るツールに関連する英語表現

ストップウォッチ・タイマーの英語表現一覧

時間を正確に測るためのツールとして、ストップウォッチやタイマーがあります。ストップウォッチは英語で「stopwatch」と表現され、スポーツのタイム測定や実験などで使用されます。タイマーは「timer」と表現され、料理の調理時間の管理や勉強の時間管理などに利用されます。
例文：I use a stopwatch to time my runs.（ランニングのタイムを計るためにストップウォッチを使っています。）
例文：Set the timer for 20 minutes for the cake to bake.（ケーキを焼くためにタイマーを20分にセットしてください。）

時計に関する英語表現一覧

時計は時間を知るために欠かせないアイテムであり、「clock」という単語で表現されます。壁掛け時計は「wall clock」、腕時計は「wristwatch」と呼ばれます。また、時計の針が示す時間を表現する際には「It’s five o’clock」といった表現が用いられます。
例文：The clock on the wall stopped working.（壁掛け時計が動かなくなった。）
例文：He glanced at his wristwatch during the meeting.（彼は会議中に腕時計をちらりと見た。）

スピードを表す英語表現一覧

スピードや速度を表す際には、「speed」という単語が使われます。例えば、「high-speed」は「高速」を、「slow speed」は「低速」を意味します。また、「at the speed of light」という表現は「光速で」という意味で、非常に速い速度を強調する際に用いられます。
例文：The new train can travel at high speed.（その新しい列車は高速で走行できる。）
例文：He drove at a slow speed through the residential area.（彼は住宅街をゆっくりとした速度で運転した。）

まとめ

この記事では、「秒」という単位を英語でどのように表現するか、その際の適切な言い回しや文脈について解説しました。時間は私たちの生活において重要な要素であり、その測定や表現には様々な言葉が存在します。適切な英語表現を選ぶことで、より正確かつ効果的にコミュニケーションを図ることができるでしょう。