「むかつく」「生意気だ」は英語でどう言う?

英語で「むかつく」と表現する場合、気にくわない、いけ好かない、生意気だ、苛立たせられる、等々、ニュアンスに応じて表現を選ぶ余地がありそうです。

「むかつく」のような物言いは、基本的にネガティブな物言いであり、そうそう口にすべき表現ではありません。場面に応じて適切に述べるにしても、伝わるニュアンスをよくよく踏まえた上で表現を選びましょう。

「生意気な人」だと表現する言い方

誰かを「生意気だ」と表現する場面の中には、子どもや後輩、目下の人に対して言う場合や自分と対等の立場の人に対して言う場合など様々あります。

ニュアンスとしても、むかついてはいるが実はそんなに怒っていない、かわいいと思っている、というような場合もあれば、真剣な口調で咎める場合など、状況に応じて微妙に異なります。

cheeky

cheeky は、特に子どもなどを対象に用いられることの多い「生意気な」を意味する形容詞です。特にイギリス英語の中でよく使われています。

基本的には「図々しい」「厚かましい」「ちゃっかりした」「小癪な」などといった意味を表します。

Her son is so cheeky.
彼女の息子はほんとうに生意気だ

cheeky は愛情を前提とするポジティブな意味でも使われる

cheeky は一見批判的な意味を持つ単語ですが、必ずしも全面的に相手を責める表現ではありません。使いどころによってはポジティブなニュアンスが前提となる場合も多々あります。

とりあわけ、大人が子供を cheeky と表する場合は、大抵「もう、この子ったら生意気なんだから」というような、こまっしゃくれた子を愛でるニュアンスで用いられます。

Christie is at a cheeky age.
クリスティは小生意気なお年頃なのだ

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saucy、sassy、naughty

saucy や naughty といった語も「生意気な」と形容する表現としてよく用いられます。

sassy は saucy の変化した形と考えられていますが、語感がいいのか日常会話では sassy の方が使われることが多いようです。「生意気な」「図々しい」といった意味が転じてか「しゃれた」「粋な」「大胆な」のような褒める意味でも使われています。

naughty は、「言うことを聞かない」「いたずら好き」「わんぱく」など子どもについて表現する際に使えそうなフレーズです。

ただしsaucy (sassy)と naughty はともに、若い女性などを指す場合は性的なニュアンスで用いられる場合も多くあるので、文脈に注意が必要だと言えます。

bossy

bossy はそのまま「ボスのような」という意味で、要するに本当はボスやリーダー、上司のような立場ではないのに生意気に威張り散らす、仕切りたがりの人などを揶揄して用いられる言葉です。

意味上では誰を対象にしても使えますが、近年は特に女性の社会進出が進み、重要なポジションに就く女性を指して用いられることが多くなっているようです。この傾向に対して女性有名人たちが「bossy 撲滅キャンペーン」なども行っているため、差別的な含意があると取られないよう注意する必要があるかもしれません。

attitude

attitude は一般的に「態度」という意味で広く用いられますが、ある特定の文脈においてのみ「反抗的な態度」という意味で使われます。生意気な態度をとっている人を示唆したり咎めたりする際には使える表現です。

The girl replied with an attitude.
その少女は反抗的に返事をした
You’ve got an attitude these days.
最近あなた生意気だよ

ただしこの「反抗的」という意味すら好意的に使えることはあります。「反骨精神のある」「風格がある」というように、センスや振る舞いを褒める意味で使われる場合も稀にですがあります。

overbearing、arrogant

overbearing は「高圧的な」「横柄な」「傲慢な」といった意味の形容詞で、人の意見や感情を無視して自分を通そうとするような人や態度のことを指します。

bearing が「態度」「振る舞い」という意味で、over が「過度な~」「過剰な~」のように修飾する形の単語だと考えられます。

arrogant も、「高慢な」「思いあがった」のような意味で一般的に用いられる単語です。

overbearing も arrogant も、どちらも直接的に「生意気」と訳されることは多くありませんが、自分のことを人より上だと思い込んでいる人や真の実力以上の存在だと思い込んでいる人を表すのにはぴったりの表現だと言えます。

insolent、impertinent、irreverent

insolent、impertinent、irreverent は3つとも、目上の人に対する礼儀を欠いている様子を表す単語です。

insolent と impertinent は類義語で、「横柄な」「無礼な」「生意気な」といった意味で用いられます。主に目下の人が生意気に出しゃばっている場合などにおいて、それを示唆する意味で使われます。

irreverent は、「不遜な」「非礼な」「おこがましい」など似た意味で用いられるほか、「(神に対して)不敬虔な」という意味でも使われる単語です。

3つとも少々かしこまった表現なので、日常会話というよりは文語的に用いられることの方が多いと言えます。


生意気で「むかつく」と表現する言い方

誰かの生意気な態度によって「むかついた!」という気持ちは、「イラつかせる」という意味の動詞やその形容詞形などを活用することで表現できます。

annoyed

annoyed  はイラついている感情やその状態全般を表す、汎用的な単語です。annoy という動詞の過去分詞形 annoyed では「イライラさせられた」という形容詞になり、annoying の形にすればそのイライラの原因のことを形容できます。

どちらかというとブンブン飛ぶ虫やギャンギャンうるさい子供など目の前の短期的なイライラに対して用いられることが多いと言えます。

My cheeky nephew has been asking me tons of questions all day and I’m really getting annoyed.
生意気な甥が一日中質問してきてそろそろ本当にイラついてきた

pissed off

piss は本来「小便」の意ですが、be pissed off では「苛立った」「怒った」という意味になります。スラングなのでもちろん使いどころには注意が必要です。

piss off には様々な使い方があり、日常会話でもかなり頻繁に用いられます。

自動詞として用いると「出ていく」という意味になり、これを命令系として人に向けて言うと「出てけ」「消えろ」のようなきつい表現になります。

対象を piss と off の間に置いて他動詞として用いると「怒らせる」「うんざりさせる」という意味になります。これを受動態に変えた形が be pissed off です。

My little sister is so sassy and it’s really pissing me off.
妹が超生意気で、まじむかつく

irritated

irritate は「苛立たせる」という意味の動詞で、annoy とほぼ同義ではあります。ただ annoyよりも少し硬めのニュアンスを持つ単語であり、わざと事を大げさに言いたいときなどに使う場合もあります。

この動詞も -ing形にすれば「腹立たしい」といった意味の形容詞に、-ed形にすれば「イライラした」という意味の形容詞になります。

My colleague’s being arrogant really irritates me.
同僚の高慢さにイラつく

get on my nerves

日本語でもイライラすることを「神経に触る」「癪に障る」などと表現しますが、これと似た英語表現が get on my nerves だと言えます。on nerves(神経に)まで get(達する)、のようなニュアンスでしょうか。

物事を主語にして It gets on my nerves. ということもできますし、You get on my nerves. のように人を主語にすると「あなた、好きじゃない」のようなかなり直接的できつい表現としても使えます。

Those insolent young boys get on my nerves.
ああいう不遜な若者は好かん

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