「ぼちぼちですね」と英語で表現する場合、 So-so. のような表現がうまく対応します。たとえば How is it going ? (最近どう?)と声をかけてもらった場合の返答として使えます。
so-so は「良くも悪くもない」「まずまず」といった意味合いの言い回しです。どっちつかずで判断を留保するようなニュアンスが示せます。
ただし、事あるごとに so-so と言ってばかりでは会話が続きません。話の取っかかりになる話題を提供するつもりで、互いに身のある会話に繋げていきましょう。
どっちつかずな感覚を表現できる言い方
あいさつ表現の返答としての「ぼちぼち」は、いわゆる関西弁で、何とも名状しがたい独特の意味・ニュアンスのある言い回しです。
ひとまず「ぼちぼち」の意味を「可もなく不可もなく」という感じ、どっちつかずの曖昧なままにする表現と解釈しておきましょう。
so-so
so-so は口語表現で、日本語で言うところの「まあまあ」「まずまず」「ぼちぼち」という意味合いに対応する言い回しです。「よくも悪くもない」という曖昧もしくは中間的な状態を示します。
Oxford Dictionaries では so-so の意味を「特に良くも悪くもない(さま)」という風に記述しています。
Neither very good nor very bad.
‘‘How are you?’ ‘So-so.’’
―― OxfordDictionaries
「どちらかといえば好調」のニュアンスを表現する言い方
It’s OK. (まあいい感じだね。)
Not (so) bad. (そう悪くないよ。)
Fairly good. (まあまあ順調だよ。)
「どちらかというと不調」のニュアンスを伝える言い方
Not (so) good. (あまり良くはないね。)
I can’t complain. (不満はいえないよ。)
It’s just okay. (まあ良しといったところだね。)
特に何も言うことがない・・・という場合の返事のしかた
Nothing much. (変わりないよ。)
Nothing special. (いつも通りさ。)
Things could be worse. (〔現状では〕悪くはないよ。)
英語は明確に物事を伝えることをよしとする文化がありますが、いつでも「良い」「悪い」をはっきりさせることが大事なわけではありません。英語でも自分の現状にあった言葉が伝えられるようになると、英語を使ったコミュニケーションがより身近なものになるでしょう。
それにしても、日本語には「まあまあ」「まずまず」「ぼちぼち」「そこそこ」のように、どっちちかずを意味する表現は沢山ありますね。これも文化というものでしょうか。