「致命的な」は英語で何と言えばよい?
「致命的な」という言葉は、日本語で重大な欠点や失敗を指す際に使われますが、英語ではどのように表現するのでしょうか?この記事では、「致命的な」の英語訳と、その使い分けについて例文を交えて解説します。さまざまなシチュエーションで役立つ表現を身につけましょう。
「致命的な」の英語訳①fatal
「致命的な」を英語で表す際、最も一般的な言葉が「fatal」です。この単語は、文字通り命に関わるほどの重大な状況を指すことが多く、特に医学や安全に関する文脈でよく使用されます。
例文①:The accident was fatal.(その事故は致命的だった。)
例文②:A fatal error occurred in the system.(システムに致命的なエラーが発生した。)
例文③:Ignoring the warning signs can be fatal.(警告サインを無視するのは致命的になり得る。)
「致命的な」の英語訳②lethal
同様に「致命的な」を意味する英語として「lethal」があります。この単語は「fatal」と似ていますが、特に毒性や武器など、直接的に死を引き起こす可能性があるものに対して使われることが多いです。
例文①:The poison is highly lethal.(その毒は非常に致命的だ。)
例文②:Lethal force was used in the confrontation.(その対立では致命的な力が使われた。)
例文③:He was exposed to a lethal dose of radiation.(彼は致命的な量の放射線にさらされた。)
「致命的な」の英語訳③deadly
「deadly」も「致命的な」という意味で使用される言葉です。この単語は「fatal」と「lethal」よりも幅広い文脈で使われ、危険や害を及ぼす可能性があるもの全般に対して用いられます。
例文①:The disease is highly deadly.(その病気は非常に致命的だ。)
例文②:He has a deadly aim with a bow.(彼は弓で致命的なほどの的確さを持っている。)
例文③:The spy was trained in deadly combat techniques.(そのスパイは致命的な戦闘技術で訓練されていた。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説した「致命的な」の英語訳と、それぞれのニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。これらの違いを理解することで、より適切な表現を選ぶことができるようになります。
fatal:命に関わる重大な状況、特に医学や安全に関する文脈で使用
lethal:直接的に死を引き起こす可能性があるもの、特に毒性や武器に関連する文脈で使用
deadly:危険や害を及ぼす可能性があるもの全般、幅広い文脈で使用
「致命的な」を使う際によく用いられる表現
表現① a matter of life and death
「a matter of life and death」という表現は、「生死に関わる事態」という意味で、「致命的な」状況を表す際にしばしば用いられます。
例文:Failing to wear a seatbelt can turn an accident into a matter of life and death.(シートベルトを着用しないことで、事故が生死に関わる事態に変わる可能性がある。)
表現② a critical situation
「a critical situation」というフレーズは、「致命的な」と同様に、緊急かつ重大な状況を指す際に使用されます。
例文:The patient is in a critical situation after the surgery.(その患者は手術後、致命的な状況にある。)
まとめ
この記事では、「致命的な」という日本語の表現を英語でどのように言い表すか、そのニュアンスや文脈の違いを例文と共に解説しました。これらの表現を適切に使い分けることで、より正確に意図を伝えることができるでしょう。英語でのコミュニケーションにおいて、これらの知識が役立つことを願っています。