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出汁は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

出汁は英語でどう言う?

「出汁」は日本料理における風味を決定づける重要な要素ですが、英語での表現は一体どうなるのでしょうか?この記事では、「出汁」の英語訳とその使い分けについて、例文を交えてわかりやすく解説します。料理のレシピや食文化について話す際に役立つ情報を提供しますので、ぜひ参考にしてください。


「出汁」の英語訳①Dashi

最も一般的な「出汁」の英語表現はそのまま「Dashi」となります。この単語は日本の食文化が世界に広まるにつれて、国際的にも認知されるようになりました。Dashiは、魚介類や昆布から抽出される風味豊かな液体のことを指します。

例文①: The secret to the umami flavor in this soup is the dashi. (このスープの旨味の秘密は出汁です。)
例文②: I always use bonito flakes to make my dashi. (私はいつも出汁を取るのに鰹節を使います。)
例文③: Dashi is a fundamental ingredient in Japanese cuisine. (出汁は日本料理における基本的な材料です。)


「出汁」の英語訳②Broth

「出汁」を英語で「Broth」と表現することもあります。Brothは、肉、魚、野菜などを水に入れて煮出した液体を指し、スープのベースとして使用されます。ただし、Dashiと比べると、Brothはより広範な用途を持つ調理液として理解されています。

例文①: I prefer a light vegetable broth for my miso soup. (私は味噌汁には軽い野菜の出汁を好みます。)
例文②: The broth must simmer for hours to extract all the flavors. (全ての風味を抽出するために、出汁を何時間も煮込む必要があります。)
例文③: You can use chicken broth as a substitute for dashi. (出汁の代わりにチキンブロスを使うことができます。)

「出汁」の英語訳③Stock

「出汁」に相当する英語として「Stock」もしばしば用いられます。Stockは、骨、肉、魚、野菜などを長時間煮込んで作る濃厚な調理液で、スープやソースのベースとなります。DashiやBrothに比べて、より濃い味わいが特徴です。

例文①: For a richer flavor, use beef stock in your stew. (より豊かな味わいのために、シチューには牛肉の出汁を使います。)
例文②: Homemade stock is often healthier than store-bought varieties. (手作りの出汁は市販のものより健康的であることが多いです。)
例文③: A good stock is the foundation of delicious gravy. (良質な出汁は美味しいグレイビーソースの基本です。)

「出汁」の英語訳④Soup base

また、「出汁」を「Soup base」と表現することもあります。Soup baseは文字通りスープの基底となる液体で、味付けが施されていることもあります。Dashiのような特定の風味を持つ出汁を指す場合に適しています。

例文①: This ramen has a unique soup base made from seafood dashi. (このラーメンには海鮮出汁を使ったユニークなスープベースがあります。)
例文②: Adjust the seasoning of the soup base to your preference. (スープベースの味付けをお好みに合わせて調整してください。)
例文③: Many chefs prepare their own soup base for a signature dish. (多くのシェフは看板料理のために自家製のスープベースを用意します。)

「出汁」の英語訳⑤Bouillon

「出汁」を「Bouillon」と表現することもできます。Bouillonは、肉や野菜を煮込んで作る透明で風味豊かな調理液を指し、スープやソースのベースとして用いられます。Bouillonは、特に濃縮された出汁や、キューブ状に固められた出汁製品を指すことが多いです。

例文①: Dissolve a bouillon cube in hot water to make a quick soup base. (ブイヨンキューブを熱湯に溶かして、手早くスープベースを作ります。)
例文②: Vegetable bouillon adds depth to vegetarian dishes. (野菜ブイヨンはベジタリアン料理に深みを加えます。)
例文③: Bouillon is often used as a flavor enhancer in cooking. (ブイヨンは料理の風味を高めるためによく使われます。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「出汁」の英語訳とそれぞれのニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。料理における出汁の役割や特性について理解を深めたい方は、以下の情報を参考にしてください。

Dashi:日本独特の出汁であり、魚介類や昆布から抽出された風味が特徴です。
Broth:肉、魚、野菜を煮出した調理液で、スープのベースとして幅広く使用されます。
Stock:骨や肉、魚を長時間煮込んで作る濃厚な調理液で、ソースやスープのベースになります。
Soup base:スープの基底となる液体で、味付けがされている場合もあります。
Bouillon:濃縮された出汁や、固形の出汁製品を指し、風味付けに用いられます。

「出汁」を使う際によく用いられる表現

表現① enhance the flavor

「enhance the flavor」という表現は、「風味を高める」という意味で、「出汁」を使う際によく用いられます。この表現は、料理の味わいを豊かにする出汁の効果を表すのに適しています。

例文:Adding dashi to the dish will enhance the flavor.(出汁を料理に加えると、風味が高まります。)

表現② bring out the umami

「bring out the umami」というフレーズは、「旨味を引き出す」という意味で、出汁の持つ自然な味わいを最大限に活かす際に使われます。この表現は、出汁の重要な特性である旨味を強調する際に役立ちます。

例文:Dashi is used to bring out the umami in soups and sauces.(出汁はスープやソースの旨味を引き出すために使われます。)

まとめ

この記事を通じて、「出汁」の英語訳とその各表現のニュアンスや文脈の違いについて理解を深めることができました。日本料理のエッセンスを世界に伝える際には、これらの英語表現を適切に使い分けることが大切です。料理のレシピや食文化の話題で「出汁」を説明する際に、ぜひ今回学んだ知識を活用してください。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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