「また明日」と英語で表現する場面別うまい言い方

日本語の「また明日」という言い回しを、別れの挨拶として用いる場合、英語でいうなら See you tomorrow. が最も無難な表現でしょう。字面の意味も近く、英語でもよく用いられる表現です。

ビジネスシーンでは I’m looking forward to seeing you tomorrow.  のように述べると恭しさが演出できます。

「また明日にしましょう」という風に、今日は作業を切り上げましょうという意味「また明日」という場合、また違った言い方を考える必要があります。たとえば、「今日はここまでにしよう」と述べるなら、Let’s call it a day. というような気の利いた表現がハマるでしょう。

別れ際のあいさつとしての「また明日」

日常の別れ際で「また明日会おうね」「明日また話そうね」と伝える場合、適当な表現がいくつかあります。

See you tomorrow.

See you tomorrow. は、「また明日(会いましょう)」というニュアンスで広く用いられる、基本的な別れの挨拶です。

see you に続く語は tomorrow (明日)に限らず、See you again. (再び)とか、soon(すぐに)、later(あとで)、then(その時に)、next time(次回に) 等々、想定している再会のタイミングに応じて随意に置き換えられます。

See you later. は、具体的な再会の予定がなくても使えます。単に See you. とだけ言っても「またね」という挨拶表現として成立します。

See you later, alligator. After a while, crocodile.

See you. に因む言い回しに、See you later, alligator. After a while, crocodile. という挨拶文句があります。

「later と alligator」、「while と crocodile」がそれぞれ韻を踏んでおり、声に出せば軽快愉快、ついでに alligator と crocodile はワニつながりという点にも滑稽さが見出せます。小洒落たフレーズとして響くのかオヤジギャグっぽいダジャレに聞こえるのかは判断しかねる部分ではあります。

「特に意味のない英語のダジャレ」(地口)の勘どころ

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Talk to you tomorrow.

Talk to you tomorrow. も基本的あいさつ表現として使えるフレーズです。日本語でいえば「明日また話そう」といったところ。

talk(会話する)という動詞を用いる分、see(会う)とよりも積極的なコミュニケーションの意志が感じられる言い方といえます。

Take care.

Take care. は、別れ際の挨拶としては「お疲れ様」くらいのニュアンスで使われます。

Take care. は日本語の「気を付けてね」に近い意味合いの表現で、別れ際に限らずさまざまな場面で用いられます。Take care of yourself. といえば「お大事に」「ご自愛なさい」という意味合い、I’ll take care of it. といえば「私が対処します」という意味合いで用いられる言い方です。

Take it easy.

Take it easy. は、主に「気楽にやれよ」というような意味合いで用いられるフレーズですが、別れ際の挨拶として「じゃあまたね」くらいのニュアンスでも用いらることがあります。

メールの結びの言葉として用いられることもあります。

Take it easy. と同じ意味合い・ニュアンスの表現として、Take things easy. 、あるいは Take life easy. といった言い方もあります。

I’m looking forward to seeing you tomorrow.

I’m looking forward to seeing you tomorrow. は、「明日あなたに会えることを楽しみにしています」と述べる言い回しで、つまり See you tomorrow. の趣旨を懇切に(言葉を費やして)述べ伝える言い方です。

See you tomorrow. というフレーズは簡素なだけにカジュアルな雰囲気が伴います。I’m looking forward to seeing you ~ という風に述べることで適度な堅さが生じ、丁寧さが演出できます。フォーマルな場面に適した表現です。

再会のタイミングを「明日」と限らないのなら I’m looking forward to seeing you again.(また会えるのを楽しみにしています)と表現するとよいでしょう。

ちなみに、「look forward to」の to は前置詞です。to が導く語は、動詞の原形ではなく、名詞または動名詞です。


「今日はここまで、続きはまた明日」と表現する場合

日本語では「今日はここまでにしよう」という意味で「また明日」と述べる場合もあります。この文脈における「また明日」は、「今日はここまでにしよう」と言い換えてみると、うまく対応する英語表現が見つかります。

Let’s call it a day.

Let’s call it a day. は「今日はこの辺にしておきましょう」という意味合いで用いられる慣用表現です。

「call it a」部分の発音は、リンキング(いわゆるリエゾン)ないしはフラッピングにより「コーリラ」というような発音になります。

英語の発音における「リエゾン」(リンキング)の特徴と主なパターン

call には「みなす」「~と考える」という意味用法があり、day には「1日(分の労働時間)」といった意味があります。とすると、 Let’s call it a day. の意味合いは「ここまでを今日の分と見なしましょう」といったところでしょうか。

Let’s call it a night.

day を night に換えて Let’s call it a night. (今夜はここまでにしよう)と表現する言い方もあります。とはいえ、夜間の作業についても Let’s call it a day. と表現できます。

Let’s wrap it up.

Let’s wrap it up. は、字面通り「ここらで切り上げよう」と述べる言い方です。《wrap+目的語+up》は「(仕事を)終える・切り上げる」という意味合いの句動詞です。

It’s so much for today.

It’s so much for today. は、日本語でいえば「今日はこれまで」といった言い方に対応するフレーズです

「It’s so much」の代わりに That’s all for today.That’s enough for today.、That’s about it for today. というような表現も使えます。いずれも意味合いは It’s so much for today. と同様です。

We can leave off around here.

We can leave off around here. は「今日はこの辺にしておきましょう」という意味合いの表現です。

leave off は「止める」「止めておく」といった意味合いの句動詞です。

I should let you go now.

I should let you go now. は、文字通りに解釈すれば「もう行ってもいいよ」というような意味合いの表現ですが、「もうこの辺にしておこう」という切り上げの表明として用いられる場合も少なからずあります。

ただし、let は使役動詞であり指示のニュアンスを含むため、目上の人に対する発言やフォーマルな場面での発言には不向きです。

We can dismiss ourselves.

dismiss には、「解散させる」という意味の他動詞の用法があります。目的語に ourselves を持ってきて、we can dismiss ourselves. の形にすることで、「解散しましょう」というような意味を表せます。アメリカの多くの小中学校では、授業の終了時に先生が class is dismissed.(これで終わりです)という決まり文句を言うようです。

I’m leaving for the day.

I’m leaving for the day. は、「今日はこれにて失礼します」のような意味を表す言い方です。Let’s や we ではなく、主語が I ですので、自分の意思を表す言い回しであることに注意しましょう。


いろいろな挨拶表現一覧


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