「お疲れさま」「おつかれさん」は英語でどう言う?

「お疲れさま」「おつかれさん」「おつかれ~」は、日本の社会人が最も多用するあいさつ表現のひとつでしょう。これを英語で表現する場合、場面に応じた《趣旨の絞り込み》が必要です。

日本語の「おつかれさま」は、さまざまな場面や状況で使われます。困難を乗り切った相手を心底ねぎらう意味合いの場合もあれば、すれ違いざまに発するタダのあいさつ、という場合もあります。

そのへんを意識して意味を汲むことができれば、対応する英語表現を見つけることは難しくはありません。

究極的には、言葉に込められるねぎらいの気持ちを自分の言葉にする、という意識がカギを握るともいえそうです。

労をねぎらう(いたわる)意味で「お疲れさま」と言う場合の英語表現

長旅から帰還した人や、ただならぬ過酷な業務に従事した人などに、ねぎらいの意味を込めて「いやはや、どうも、お疲れさまでした」と声を掛けるような場合。そんな場面では「相手をねぎらう言葉」を意識して英語表現を探しましょう。

ひとまず日本語で「おつかれさんです」以外の言い方を考えてみましょう。たとえば、「きっとお疲れでしょうね」といった言い方は、慰労のニュアンスが伝わりそうです。

そんな風に換言してみると英語でも無難に表現できそうな言い換え表現が見つかりやすくなります。

You’ve gotta be tired from work.
きっと仕事でお疲れでしょうね
You must be tired after such a long trip.
長旅でお疲れでしょう

「疲れた」と表現する英語にも色々な言い方がありますが、tired か、あるいは exhausted (疲れてへとへとになった)のような表現が無難でしょう。

英語で疲労の度合いを伝える「疲れた」英語表現集

疲れた要因(何によって疲れたのか)を示す場合には tired from ~と表現します。ここで tired of ~と表現すると「~に飽きた」という意味で受け取られてしまうので注意しましょう。

「きっと~でしょう」という推測の意味合いは must be もしくは have gotta be といった表現が使えます。must は強調の意味合いが強く、「疲れているに違いありません」というニュアンスが出ます。have gotta be は口語表現を含むカジュアルな表現です。

英語ネイティブっぽさ全開の省略・短縮表現 wanna / gotcha / gotta 他

努力をたたえて「お疲れさま」と述べる場合の英語表現

大きな仕事を終えた人に贈るねぎらいの言葉としての「おつかれさま」には、努めを果たした・結果を出したという成果をたたえる意味合いを込めて用いられる場合があります。

成果をたたえるニュアンスで「いや~お疲れさま」と言いたい場合、英語では「さぞお疲れでしょうに」的ニュアンスで言い換えるよりも、「良くやったね」「やったね」「おめでとう」といった誉め言葉に置き換えて表現するとよいでしょう。

Good job.
よくやった
Well done.
よくやった
You did good today.
今日はいい仕事したね
It was great.
上々だったよ
Congratulations.
おめでとう

内輪の気軽なあいさつとしての「お疲れさま」に対応する英語表現

「お疲れさまです」の一言は、職場において同僚や上司に話しかけたりすれ違ったりするような場面においても気軽に、あいさつ代わりに用いられています。

これは声をかける目的で用いられるあいさつ表現ですから、英語でニュアンスを再現する場合には Hi や Hello あるいは How are you ? といった普段のあいさつ表現に置き換えて表現できます。

Hi.
やあ
Hello.
こんにちは
How are you?
お元気ですか?
How’s it going?
調子はどうですか?
How was your weekend?
週末はどうでした?
How’s everything?
色々調子どう?
Good morning.
おはようございます
Good afternoon.
こんにちは
Good evening.
こんばんは

帰り際のあいさつとしての「お疲れさま」に対応する英語表現

職場においては、退勤・帰宅する場面の帰り際のあいさつとしても「お疲れさま」のフレーズは使われています。ほぼ「さようなら」に代わるフレーズですが、会社ならサヨナラよりも「お疲れさまでした」のほうが定番のあいさつ文句になっているところば多いでしょう。

英語では通常の別れ際・帰り際のあいさつフレーズで言い換えられます。「ではまた明日」、「よい週末を」といった標準的なあいさつ文句も、業務の疲れをねぎらい合うニュアンスを十分に伝えてくれます。

See you tomorrow.
また明日
See you on Monday.
また月曜に
Have a good evening.
良い夜をお過ごしください
Have a good week-end.
良い週末をお過ごしください

表面的意味にとらわれず気持ちを伝えることが大切

普段から何気なく使っている表現・言い回しは、感覚的に把握できてしまっているだけに、その言葉の意味合いやニュアンスを具体的に明瞭に理解できているとは限らない部分があります。日本語のあいさつ表現の多くは、形式化・様式化されやすい部分もあるため、なおさらです。

日本語あいさつ表現のニュアンスを英語で表すには、英語の知識も大切ですが、まずは日本語の意味やニュアンスを改めて顧みることも大切でしょう。そこに込められた意味や意図、伝えたいメッセージの本質をくみ取れさえすれば、気持ちを表現することはさほど困難ではないはずです。

 




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