年の瀬の時候の挨拶の定番といえば「今年も残すところ、あと十日ほどとなりました。~」というやつ。ああ年末だなあという感慨をもよおさせるフレーズです。
英語で表現する場合は leave の過去分詞形「left」が表現のキモとなります。
英語ではこんな風に言う
「今年も残すところ、あと一ヶ月」と述べる言い方としては、次のような表現があります。
おおむね共通して「この年に残されている期間はあと一月です」というような意味を述べています。a month の部分は期間に応じて two months (ふた月)、 a week (一週間)、a few days (数日)、a few hours (数時間)などに置換可能です。
この表現は年の瀬の挨拶に限らず、待ち焦がれているイベントまでの日にちを数えて「あと何日!」、というような文脈でも多く用いられます。
いよいよ スターウォーズ公開まであと数日
年始にかます冗句は英語圏では一般的ではないのか
日本では、元日の年始の挨拶として「早いもので、今年も残すところあと364日となりました。・・・」と言うウケ狙いの口上があります。あるんです。
それは市民権を得たギャグなのか?という疑問はひとまずおいとくとして、ネタ的には言語にとらわれない普遍性が一応あるはずです。英語圏にも同種の発想はあるはず。
ということで、同種のギャグが英語で述べられているのかどうか? を調べてみ・・・たのですが、調査できた限りでは該当すると思われる事例はひとつも発見できませんでした。
欧米人にはウケないタイプのネタのか?
すでに言い尽くされた陳腐なギャグと化しているのか?
はたまた英語圏では未知の視点なのか?
調査検証が足りていないのか?
現時点では不明です。
余談の部分で壮大な(いや、むしろ瑣末な)課題を残してしまいましたが、気を取り直して、
とりあえず、今年の暮れは「Only a month left this year.」といって挨拶してみてはいかがでしょうか。
「良いお年を!」は Have a Happy New Year! 、「あけましておめでとうございます」は Happy New Year! で決まりです。
【もっと早く言え】A Happy New Year ! は基本的にAが蛇足