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命令するは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「命令する」は英語で何と言えばよい?

「命令する」という行為を英語で表現する際には、いくつかの言い方があります。この記事では、その中でも特によく使われる表現をピックアップし、それぞれのニュアンスや文脈の違いについて詳しく解説していきます。日常会話からビジネスシーンまで、さまざまな状況で使える表現を例文と共にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


「命令する」の英語訳① command

「命令する」の英語訳として最も一般的なのが「command」です。この単語は、特に軍事的な文脈や、権威を持つ立場の人が部下に対して使う表現に適しています。明確な指示や強い権限を伴う場面で用いられることが多いです。

「command」の例文①

The general commanded his troops to advance.(将軍は部隊に前進を命じた。)

「command」の例文②

She commanded her assistant to prepare the report by the end of the day.(彼女はアシスタントにその日の終わりまでに報告書を準備するよう命じた。)

「command」の例文③

He commanded silence in the courtroom.(彼は法廷内の静寂を命じた。)


「命令する」の英語訳② order

「order」という単語も「命令する」という意味で広く使われています。この表現は「command」よりもやや一般的で、ビジネスシーンや日常生活での指示にも用いられます。また、法的な文脈での命令や、レストランでの注文などにも使われる多用途な単語です。

「order」の例文①

The judge ordered the defendant to pay a fine.(裁判官は被告に罰金を支払うよう命じた。)

「order」の例文②

I ordered my coffee black.(私はコーヒーをブラックで注文した。)

「order」の例文③

She ordered her employees to work overtime.(彼女は従業員に残業を命じた。)

「命令する」の英語訳③ direct

「direct」という単語は、誰かに特定の行動を取るよう指示する場合に使われます。この表現は、命令のトーンを和らげたい時や、よりフォーマルな文脈での使用に適しています。指導的な立場からの指示にしばしば用いられる言葉です。

「direct」の例文①

The manager directed the staff to prioritize customer service.(マネージャーはスタッフに顧客サービスを優先するよう指示した。)

「direct」の例文②

The teacher directed the students to read the next chapter.(教師は生徒に次の章を読むよう指示した。)

「direct」の例文③

The officer directed traffic around the accident site.(警察官は事故現場の周りで交通を指示した。)

「命令する」の英語訳④ instruct

「instruct」という単語は、教育的な文脈や、詳細な指示を伝える際に適した表現です。この言葉は、特定の方法で何かを行うように告げる時によく使われます。教室やワークショップ、職場のトレーニングなどで頻繁に見かける単語です。

「instruct」の例文①

The instructor instructed the participants on how to use the equipment.(インストラクターは参加者に機器の使い方を指導した。)

「instruct」の例文②

The manual instructs users to install the software before use.(マニュアルは使用前にソフトウェアをインストールするようユーザーに指示している。)

「instruct」の例文③

She was instructed to take the medication three times a day.(彼女は1日3回薬を服用するよう指示された。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「命令する」という行為に関連する英語表現のニュアンスや文脈の違いをまとめます。簡潔に違いを把握したい方は、以下の情報を参照してください。

command:権威的で、しばしば軍事的な文脈や権力関係がある場面で使用される。

order:一般的で多用途な表現で、ビジネスや日常生活、法的な命令にも使われる。

direct:よりフォーマルで、指示のトーンを和らげたい場合や指導的な立場からの指示に適している。

instruct:教育的な文脈や、詳細な指示を伝える際に用いられる。

「命令する」を使う際によく用いられる表現

表現① give an order

「give an order」は直訳すると「命令を出す」という意味の表現です。このフレーズは、特に上司が部下に対して具体的な指示を出す際によく使われます。

例文:The captain gave an order to abandon the ship.(船長は船を放棄する命令を出した。)

表現② lay down the law

「lay down the law」という表現は、厳格にルールや指示を設定することを意味します。このフレーズは、特に権威を持って強い命令を下す場合に使用されることが多いです。

例文:The new manager laid down the law on the first day.(新しいマネージャーは初日にルールを厳格に設定した。)

表現③ call the shots

「call the shots」という表現は、「指図する」「決定する」という意味で、誰かが主導権を握っている状況を表します。このフレーズは、特に意思決定の権限を持つ人が積極的に命令を下す際に用いられます。

例文:In this project, she is the one who calls the shots.(このプロジェクトでは、彼女が指図をしている。)

表現④ issue a command

「issue a command」というフレーズは、「命令を発する」という意味で、公式な文脈や権威的な立場からの明確な指示を示す際に使われます。

例文:The CEO issued a command to halt all marketing campaigns.(CEOは全てのマーケティングキャンペーンを中止する命令を発した。)

表現⑤ make a request

「make a request」という表現は、「依頼する」という意味ですが、柔らかい命令の形としても使われることがあります。このフレーズは、相手に対する敬意を表しつつ、何かをしてもらいたいときに適しています。

例文:I made a request for a window seat when I booked my flight.(飛行機を予約した際、窓側の席を依頼した。)

まとめ

この記事を通じて、「命令する」という行為を英語で表現する際の様々な言い方とそのニュアンスをご紹介しました。状況や文脈に応じて適切な表現を選ぶことで、より効果的に意思を伝えることができます。コマンド、オーダー、ダイレクト、インストラクトなど、それぞれの単語が持つ特徴を理解し、使い分けることが重要です。また、「give an order」や「lay down the law」などのフレーズも、状況に応じて活用してみてください。英語でのコミュニケーションがよりスムーズに、そして確実になるでしょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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