目次
「面倒くさい」は英語で何と言えばよい?
「面倒くさい」という表現は、何かが煩わしい、手間がかかると感じる時に用いられます。英語にはこの感覚を表す様々な言い方がありますが、文脈に応じて使い分ける必要があります。この記事では、「面倒くさい」という感情を英語でどのように表現するか、その方法と例文を紹介します。
「面倒くさい」の英語訳①: troublesome
troublesomeの意味と使い方
「面倒くさい」を英語で表現する際によく使われるのが「troublesome」です。この単語は、何かが面倒であるという意味を持ち、しばしば人や物事が引き起こす問題や困難を指して使われます。たとえば、複雑な手続きや、扱いにくい機械などが「troublesome」と表現されることがあります。
troublesomeの例文
例文①: The new software is quite troublesome to install. (新しいソフトウェアのインストールはかなり面倒くさい。)
例文②: Dealing with the legal paperwork can be very troublesome. (法的な書類の処理は非常に面倒くさいことがある。)
例文③: He finds it troublesome to keep up with all the latest news. (彼は最新のニュースに常に追いつくのが面倒くさいと感じている。)
「面倒くさい」の英語訳②: tedious
tediousの意味と使い方
「tedious」という単語も「面倒くさい」という感覚を表すのに適しています。この言葉は、退屈で時間がかかり、繰り返しになる作業に対してよく用いられます。例えば、長時間にわたるデータ入力作業などが「tedious」と形容されることがあります。
tediousの例文
例文①: Filling out these forms is a tedious task. (これらのフォームを記入するのは面倒くさい作業だ。)
例文②: The meeting was long and tedious. (会議は長くて面倒くさいものだった。)
例文③: He found the lecture to be incredibly tedious. (彼はその講義を信じられないほど面倒くさいと感じた。)
「面倒くさい」の英語訳③: bothersome
bothersomeの意味と使い方
「bothersome」は、何かが煩わしいと感じる時に使われる単語です。この言葉は、小さな問題や、継続的な注意を必要とする事柄に対して使われることが多いです。例えば、常にメンテナンスが必要な古い車などが「bothersome」と表現されます。
bothersomeの例文
例文①: It’s bothersome to have to update the software every week. (毎週ソフトウェアを更新しなければならないのは面倒くさい。)
例文②: The neighbors’ dog is quite bothersome with its constant barking. (隣人の犬の絶え間ない吠え声はかなり面倒くさい。)
例文③: Sorting out all these receipts is bothersome. (これら全ての領収書を整理するのは面倒くさい。)
「面倒くさい」の英語訳④: annoying
annoyingの意味と使い方
「annoying」という単語は、イライラするような面倒さを表現する時に用いられます。この言葉は、特に人の行動や状況が引き起こすストレスや不快感に対して使われることが多いです。例えば、絶えず話しかけてくる同僚などが「annoying」と形容されることがあります。
annoyingの例文
例文①: It’s annoying to have to wait in line for hours. (何時間も列に並んで待たなければならないのは面倒くさい。)
例文②: Her constant complaining is really annoying. (彼女の絶え間ない文句は本当に面倒くさい。)
例文③: The computer keeps freezing, which is annoying. (コンピューターが頻繁にフリーズするのは面倒くさい。)
「面倒くさい」の英語訳⑤: inconvenient
inconvenientの意味と使い方
「inconvenient」という単語は、不便さや不都合を伴う面倒さを指す時に使われます。この言葉は、計画やスケジュールに影響を与えるような事柄に対して特に使われることが多いです。例えば、交通機関の遅延などが「inconvenient」と表現されます。
inconvenientの例文
例文①: The store’s early closing time is very inconvenient. (その店の早い閉店時間は非常に面倒くさい。)
例文②: It’s inconvenient when the internet goes down during work hours. (仕事中にインターネットが切れるのは面倒くさい。)
例文③: Having to carry cash all the time is inconvenient. (常に現金を持ち歩かなければならないのは面倒くさい。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説した各英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。この概要が、適切な表現を選ぶ際の参考になるでしょう。
troublesome:何かが問題や困難を引き起こす面倒さを指す
tedious:退屈で時間がかかり、繰り返しになる作業の面倒さを指す
bothersome:煩わしさや継続的な注意を必要とする事柄の面倒さを指す
annoying:イライラするようなストレスや不快感を伴う面倒さを指す
inconvenient:計画やスケジュールに影響を与える不便さや不都合を伴う面倒さを指す
「面倒くさい」を使う際によく用いられる表現
表現①: It’s a pain
「It’s a pain」という表現は、「面倒くさい」という感情を非常にカジュアルに表現する際に使われます。このフレーズは、日常会話で頻繁に用いられ、何かが面倒であることを簡潔に伝えたい時に便利です。
It’s a painの例文
例文:It’s a pain to have to wake up early on the weekend.(週末に早起きしなければならないのは面倒くさい。)
表現②: What a hassle
「What a hassle」というフレーズは、「なんて面倒くさいんだ」という感情を強調して表現する際に用います。この表現は、特に面倒な状況に直面した時の不満や苛立ちを表すのに適しています。
What a hassleの例文
例文:What a hassle to go through all this paperwork!(この全ての書類を処理するなんて、なんて面倒くさいんだ!)
表現③: I can’t be bothered
「I can’t be bothered」という表現は、何かをする気が起きない、面倒くさいと感じる時に使われます。このフレーズは、特にやる気がないことや、何かをするのが億劫であることを表現するのに適しています。
I can’t be botheredの例文
例文:I can’t be bothered to cook tonight.(今夜は料理する気になれない。)
表現④: It’s too much trouble
「It’s too much trouble」というフレーズは、何かがあまりにも面倒であることを表現する際に用います。この表現は、特に労力や時間がかかり過ぎると感じる時に使われます。
It’s too much troubleの例文
例文:It’s too much trouble to go there by bus.(バスでそこに行くのはあまりにも面倒くさい。)
表現⑤: I don’t have the energy for this
「I don’t have the energy for this」というフレーズは、何かに対して必要なエネルギーや意欲がない時に使われます。この表現は、面倒くさいと感じることに対して、自分の気力の不足を表現するのに適しています。
I don’t have the energy for thisの例文
例文:I don’t have the energy for this argument right now.(今はこの議論にかけるエネルギーがない。)
まとめ
この記事では、「面倒くさい」という日本語の感情を英語でどのように表現するか、その様々な言い方と例文を紹介しました。troublesome, tedious, bothersome, annoying, inconvenientといった単語や、It’s a pain, What a hassle, I can’t be bothered, It’s too much trouble, I don’t have the energy for thisといったフレーズは、日常生活で遭遇する面倒な状況を表現する際に役立ちます。適切な表現を選ぶことで、英語でのコミュニケーションがよりスムーズになるでしょう。