「罰ゲーム」は英語でどう言う?

「罰ゲーム」は意外にも日本特有の概念という性格が色濃く、英語圏の文化にはほぼ「ない」といえる考え方です。「罰→ penalty 」、のような直訳は、誤解を招かないように注意が必要です。文脈に気をつければ ~ as a penalty のような表現が通じる期待は持てます。

余興としての罰ゲームという考え方がそもそも英語圏にはないので、はじめに罰ゲームの概念やルールそのものを説明・紹介した上で、「the Batsu-game」と固有名詞的に扱うような方法が、いちばん無難といえば無難です。

あえて直訳する方法

penalty game 、punishment game

「罰-ゲーム」を単語レベルでそのまま英語に置き換えるとすれば、penalty game あるいは punishment game のような表現が思いつきます。

意味は通じるといえば通じますが、あくまでも余興という部分をちゃんと補足説明する必要はあるでしょう。

penalty や punishment といった語は、失敗や過ちを犯した人に課される「懲罰」「刑罰」を意味する語であり、そうそう気軽に言及できない「罰」を想起させる言葉です。日本における、合コンの余興でやるようなカジュアルな感じではなく、もっとこう何というか、「人に罰を与えて困らせるゲーム」とでもいうような、おどろおどろしい響きを伴います。

罰ゲームの概念から説明する必要がありそう

英語圏(あるいは国外の多くの文化圏)では、日本的「罰ゲーム」の考え方は一般的とはいえません。

「勝負に負けた側が何かしら痛い目を見る」という、罰ゲームに通じる考え方そのものは一応あります。とはいえ、当のゲームとは別の何かをやらされるという日本式の方法は一般的とはいえません。

とすると、英語の語彙を拝借して penalty game と表現するとしても、その趣旨や意図は別途きちんと補足しておかないと、ちゃんと伝わる期待は薄いということになります。


内容や目的を説明的に述べる言い方

英語に「罰ゲーム」の概念がない以上、一言でスッと伝わる言い方はないということになります。となると文章で趣旨を説明する言い方が無難な選択肢になってきます。

If you lose, you will have to do something as a penalty.

負けたら罰としてコレをしてもらうからね

誰がどうなったらどうするのか、を逐一説明する方法は、それ自体ちょっとくどい表現という感もありますが、罰ゲームの趣旨を誤解なく伝えるという意味では堅実な方法です。

ゲームを提案するにあたり If you lose, you will have to do ~ as a penalty. (もし君が負けたら~をやってもらうよ罰としてね)、という風に言い添えれば、penalty の語も特にギョッとするニュアンスにならずに伝わるでしょう。

If you lose, you will have to drink this parsley juice as a penalty.
負けた場合には罰としてこのパセリジュースを飲んでもらいます

Losers will do something as a penalty.

負けた方にはコレをやってもらいましょう

負ける側がどちらか、という部分を仮定しない(匂わせない)言い方としては、Losers will do something as a penalty. (負けた人には~をしてもらいましょう)といった言い方もアリでしょう。

Losers will drink this parsley juice as a penalty.
負けた人には罰としてパセリジュースを飲んでもらいます

日本語をそのまま導入する方法

Batsu-game

「罰ゲーム」は英語にはない考え方と割り切ってしまえば、Sushi や Wabi-sabi のような固有名詞的な概念として扱える道がひらけます。

「負けた人にはコレをやってもらいます」というような説明を前提して、「これを日本語では Batsu-gameといいます」と紹介すれば、「罰ゲームとは何か」という認識は共有できるわけですから、以降は Batsu-game と言ってしまえるわけです。

罰ゲームの趣旨を説明する言い方としては、たとえば Wikipedia 英語版の記述などが参考にできるでしょう。というか、Wikipediaで batsu game という見出し語の項目が立っていること自体が、罰ゲームが日本固有の概念であるという証左になるわけですが。

A batsu game (Japanese: 罰ゲーム batsu gēmu, meaning “penalty game”) is a common element in Japanese owarai stage comedy and variety shows.
罰ゲーム(batsu gēmu と発音し、「penalty game」に相当する日本語)とは、日本のお笑いの舞台やバラエティショーでは一般的な要素の一つである
――Wikipedia, the free encyclopedia, Batsu game
Today we will have some batsu games!
今日は罰ゲームをいくつか用意しています!

「罰ゲーム」自体を避けるという選択肢もアリ

状況にもよりますが、罰ゲームを行わないという選択が可能である場合には、罰ゲームそのものを行わないのも手です。

日本では楽しい余興という認識が共有できているので、見る側も罰ゲームを受ける側も不快感なく楽しめますが、こうした前提を共有していない人に罰ゲームをさせて(あるいは見せて)快さを得てもらえるかどうか、という点は疑問も残ります。弱者にムチ打つ所業という風に映る可能性だってあるわけです。

日本文化としての「罰ゲーム」を紹介・説明するとか、どうしても外せない既定事項として設けられているとか、そういった場合はやむを得ませんが、そうでもなければ、「罰ゲーム」の何たるかを知らない(という可能性が濃厚な)人が参加する場での罰ゲームなどそもそも企図しない、という方法が最も堅実といえば堅実です。

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