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ただしは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「ただし」は英語でどう表現する?

日本語の接続詞「ただし」は、英語でさまざまな表現に対応することができます。これは条件を限定する際に用いられることが多く、そのニュアンスや文脈に応じて英語での表現も変わってきます。この記事では、「ただし」に相当する英語表現とその使い分けについて、具体的な例文を交えて詳しく解説していきます。


「ただし」の英語訳①: however

「ただし」の一般的な英訳として「however」がよく使われます。この単語は、前述した内容に対する例外や制限を導入する際に用いられることが多いです。文脈によっては、逆接の接続詞として機能し、話の流れをスムーズにする役割を果たします。

例文①: You can go out to play; however, you must finish your homework first.(外で遊ぶことはできる。ただし、まず宿題を終わらせなければならない。)
例文②: This is a good deal; however, we need to consider the long-term costs.(これは良い取引だ。ただし、長期的なコストを考慮する必要がある。)
例文③: I would love to join the dinner; however, I have a prior engagement.(夕食会に参加したいのですが、先約があります。)


「ただし」の英語訳②: but

「ただし」を表すもう一つの英語表現は「but」です。この単語は、対比や対照を示す際に頻繁に使用され、前の文と後の文をつなぐ際に効果的です。しかし、「however」とは異なり、より日常的な会話や簡潔な文で使われることが多いです。

例文①: She is very smart, but she can be careless at times.(彼女はとても賢い。ただし、時々不注意になることがある。)
例文②: The car is fast, but it consumes a lot of fuel.(その車は速い。ただし、燃料を多く消費する。)
例文③: I want to buy the dress, but it’s too expensive.(そのドレスを買いたいのですが、高すぎます。)

「ただし」の英語訳③: provided that

「ただし」が条件を示す場合には、「provided that」が適切な表現となります。これは特に正式な文脈や契約関連の文書でよく見られる表現で、ある行動や結果が特定の条件を満たした場合にのみ成立することを示します。

例文①: You will receive a bonus, provided that you meet the sales target.(売上目標を達成した場合に限り、ボーナスが支給されます。)
例文②: We can proceed with the plan, provided that all team members agree.(全てのチームメンバーが同意した場合に限り、計画を進めることができます。)
例文③: The event will take place outside, provided that the weather is good.(天気が良ければ、イベントは屋外で行われます。)

「ただし」の英語訳④: on the condition that

「provided that」と同様に、「on the condition that」も条件を示す際に使われる表現です。このフレーズは、ある事柄が別の事柄に依存していることを明確にするために用いられます。しばしば法的な文脈や正式な契約で見られる言い回しです。

例文①: The permission is granted on the condition that you follow the rules.(規則に従うことを条件に、許可が与えられます。)
例文②: He agreed to the proposal on the condition that his demands were met.(彼の要求が満たされることを条件に、彼は提案に同意しました。)
例文③: The scholarship will be awarded on the condition that the student maintains high grades.(学生が高い成績を維持することを条件に、奨学金が授与されます。)

それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

上記で解説した各英語表現は、それぞれ異なるニュアンスや文脈で使用されます。以下に、それぞれの表現を簡潔にまとめてみましょう。

however:逆接を示し、話の流れを変える際に使われる。
but:日常会話や簡潔な文で対比や対照を示す。
provided that:正式な文脈で条件を示す。
on the condition that:法的な文脈や契約で条件を明確にする。

「ただし」を使う際によく用いられる表現

表現①: subject to

「subject to」は、「〜を条件として」という意味で、「ただし」と同様に条件付きで何かが成立することを示す際に使用されます。この表現は、特にビジネスや法律の分野でよく見られます。

例文: The offer is subject to change without notice.(このオファーは予告なしに変更されることがあります。)

表現②: unless

「unless」は、「もし〜でなければ」という意味で、否定的な条件を示す際に使われることが多いです。この単語は、ある事態が起こらない限り、別の事態が発生することを表します。

例文: I won’t go to the party unless you come with me.(あなたが一緒に来ない限り、パーティーには行きません。)

表現③: except

「except」は、「〜を除いて」という意味で、特定の事柄や人物を除外する際に用いられます。この単語は、「ただし」と同じく、ある一般的な状況から特定の例外を指摘する際に役立ちます。

例文: Everyone is invited to the meeting except John.(ジョンを除いて、全員が会議に招待されています。)

表現④: with the exception of

「with the exception of」というフレーズも、「〜を除いて」という意味で「except」と似ていますが、よりフォーマルな文脈で使われることが多いです。この表現は、特定の条件や人物を除外する際に用いられ、一般的なルールや状況からの例外を明示します。

例文: All the departments, with the exception of marketing, will be restructured.(マーケティング部門を除き、全ての部署が再編されます。)

表現⑤: notwithstanding

「notwithstanding」という単語は、「〜にもかかわらず」という意味で、「ただし」と同じく、ある事実や状況が存在するにもかかわらず、それとは別の事実が成立することを示す際に使用されます。この表現は、特に法的な文書やフォーマルな書き言葉でよく見られます。

例文: Notwithstanding the bad weather, the event was a success.(悪天候にもかかわらず、イベントは成功しました。)

まとめ

この記事では、日本語の「ただし」に相当する英語表現と、それぞれのニュアンスや文脈での使い分けについて詳しく解説しました。英語で条件や例外を表す際には、話の流れや文脈に応じて「however」、「but」、「provided that」、「on the condition that」などの表現を選ぶことが重要です。また、「subject to」、「unless」、「except」、「with the exception of」、「notwithstanding」といったフレーズも、条件や例外を示す際に役立つことを学びました。これらの表現を適切に使い分けることで、より正確で自然な英語コミュニケーションが可能になります。


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