取締役は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

取締役は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「取締役」は英語で何と言えばよい?

企業の組織において重要な役割を担う「取締役」ですが、英語ではどのように表現されるのでしょうか?この記事では「取締役」に相当する英語表現を紹介し、それぞれの用語が使われる文脈を解説していきます。経営者やビジネス関係者にとっては特に役立つ情報ですので、ぜひ参考にしてください。

「取締役」の英語訳① director

「取締役」のもっとも一般的な英訳は「director」です。この用語は、会社の経営や方針を決定する役員を指します。通常、複数の「director」が集まって構成される取締役会で、会社の重要な意思決定が行われます。以下に、この用語を使用した例文をいくつか挙げます。

例文①:He was appointed as a director of the company.(彼は会社の取締役に任命された。)

例文②:The board of directors will meet next week to discuss the merger.(取締役会は来週、合併について議論するために集まる。)

例文③:She is the youngest director in the history of the firm.(彼女はその会社の歴史上、最年少の取締役である。)

「取締役」の英語訳② board member

「取締役」を指す別の表現として「board member」があります。この表現は、取締役会の一員という意味合いが強く、会社の経営に参画する役員を指す際に用いられます。「director」とほぼ同義ですが、より取締役会に焦点を当てた表現と言えるでしょう。具体的な使用例を見てみましょう。

例文①:All board members are required to attend the annual meeting.(全ての取締役は年次総会に出席することが求められる。)

例文②:The board member shared his vision for the company’s future.(その取締役は会社の将来に対するビジョンを共有した。)

例文③:She has been a board member for over a decade.(彼女は10年以上にわたり取締役を務めている。)

「取締役」の英語訳③ executive

「取締役」という言葉は、会社の経営に関わる幹部を指す場合には「executive」という単語も使用されます。ただし、「executive」は取締役という特定の役職だけでなく、経営陣全般を指すことが多いため、文脈によって使い分けが必要です。以下に例文を示します。

例文①:She is part of the company’s executive team.(彼女は会社の経営陣の一員である。)

例文②:The executives are discussing the new business strategy.(経営陣は新しいビジネス戦略について議論している。)

例文③:He worked his way up to become an executive.(彼は努力して経営幹部になった。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「取締役」の英語訳のニュアンスや文脈の違いについてまとめます。簡潔に違いを把握したい方は、以下の情報を参考にしてください。

director:会社の経営や方針を決定する役員。

board member:取締役会の一員であり、経営に参画する役員。

executive:経営陣全般を指し、特定の役職だけでなく幅広い経営幹部を含む。


「取締役」を使う際によく用いられる表現

表現① serve on the board

「serve on the board」という表現は、「取締役会で働く」という意味で使われます。この表現は、取締役としての職務を果たしていることを示す際に用いられます。以下に例文を示します。

例文:He has served on the board for several years.(彼は数年間取締役会で働いている。)

表現② join the board

「join the board」というフレーズは、「取締役会に加わる」という意味で、新たに取締役に任命された際に使用されます。この表現は、取締役としての新たな役割を開始することを示します。例文を見てみましょう。

例文:She was excited to join the board of the nonprofit organization.(彼女はその非営利団体の取締役会に加わることに興奮している。)

表現③ step down from the board

「step down from the board」という表現は、「取締役を辞任する」という意味で、取締役がその職を退く際に使われます。このフレーズは、取締役としての任期の終了や、自発的な退任を表します。具体的な使用例を示します。

例文:After a decade of service, he decided to step down from the board.(10年間の務めの後、彼は取締役を辞任することを決めた。)

まとめ

本記事では、「取締役」という日本語を英語でどのように表現するか、その英訳とそれぞれのニュアンスや文脈の違いについて解説しました。ビジネスの場面では、これらの表現を適切に使い分けることが重要です。今回紹介した表現や例文を参考にして、より正確で自然なビジネス英語を目指しましょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



englishcompany



WebRTCで無料英会話