「次の次」は英語でどう言えばよい?
日本語の「次の次」という表現は、ある事象の直後ではなく、そのさらに次に起こる事象を指します。英語でこの概念を表す際には、いくつかの表現が考えられます。この記事では、それらの英語表現とその使い分けについて、具体的な例文と共に解説していきます。さあ、英語での表現方法を一緒に見ていきましょう。
「次の次」の英語訳① next but one
「次の次」を表す一般的な表現の一つが「next but one」です。この表現は、イギリス英語でよく使われるフレーズで、アメリカ英語では「next after the next」とも言います。直訳すると「次の一つ後」となり、次の項目や出来事ではなく、その次を指すことになります。
例文①:The meeting scheduled for next but one Monday has been postponed.(次の次の月曜日に予定されていた会議は延期されました。)
例文②:She is next but one in line for the promotion.(彼女は昇進の順番で次の次です。)
例文③:Our team plays the next but one match at home.(私たちのチームは次の次の試合をホームで行います。)
「次の次」の英語訳② two steps ahead
別の表現として「two steps ahead」があります。これは直訳すると「二歩先」となり、物理的な距離だけでなく、時間的な先読みや計画においても用いられます。特に戦略的な文脈で使われることが多いです。
例文①:In business, you always need to think two steps ahead.(ビジネスでは、常に二歩先を考える必要があります。)
例文②:He’s always two steps ahead in the game, which makes him a formidable opponent.(彼はいつもゲームの二歩先を行っているので、手強い相手です。)
例文③:To avoid last-minute stress, plan your project two steps ahead.(直前のストレスを避けるために、プロジェクトを二歩先まで計画しましょう。)
「次の次」の英語訳③ the one after next
「the one after next」という表現も「次の次」を意味します。これは、直訳で「次の後の一つ」となり、特定の順序やシーケンスにおいて次の次に来るものを指します。
例文①:I am currently reading this book, but the one after next on my list is even more exciting.(私は現在この本を読んでいますが、リストの次の次にある本がさらにワクワクします。)
例文②:The one after next stop is where you need to get off.(次の次の停留所が降りるべき場所です。)
例文③:Her birthday is the one after next Saturday.(彼女の誕生日は次の次の土曜日です。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
これまでに挙げた表現はいずれも「次の次」を意味しますが、使用する文脈によって選ぶべき表現が異なります。ここで、それぞれの表現のニュアンスや使われる文脈の違いをまとめてみましょう。
next but one:イギリス英語でよく使われ、日程や順番を指す際に適しています。
two steps ahead:戦略的な思考や計画を表す際に適しており、ビジネスやゲームなどの文脈で用いられます。
the one after next:特定のシーケンスやリストにおける「次の次」を指す際に適しています。
「次の次」を使う際によく用いられる表現
表現① plan in advance
「plan in advance」とは事前に計画するという意味の表現です。このフレーズは、「次の次」の事象に備える際によく使われます。
例文:It’s important to plan in advance to ensure everything goes smoothly.(すべてがスムーズに進むように、事前に計画することが重要です。)
表現② look ahead
「look ahead」とは先を見越すという意味の表現です。未来の出来事や可能性に目を向ける際に使われることが多いです。
例文:Successful people often look ahead and prepare for the future.(成功する人々はよく先を見越して未来に備えます。)
まとめ
この記事では、「次の次」という日本語の表現を英語でどのように表現するか、そのニュアンスや文脈に応じた使い分けを例文と共に解説しました。英語には同じ概念を表す様々な表現が存在し、それぞれの文脈で適切な表現を選ぶことが大切です。今回紹介した表現を参考に、自分の意図を正確に伝えることができるようになりましょう。