「前期」は英語で何と言えばよい?
「前期」という言葉は、学校の学期やビジネスの四半期など、年間を半分に分けた期間を指す日本語です。英語ではこの「前期」に相当する表現がいくつか存在します。それでは、それぞれの英語訳とその使い分けについて、例文を交えて詳しく見ていきましょう。
「前期」の英語訳① first half
「前期」を英語で表すときによく使われるのが「first half」という表現です。これは文字通り「最初の半分」という意味で、年度や会計年度の前半を指す際に用いられます。ビジネスシーンでの報告や分析においてしばしば登場する表現です。
例文①:Our sales increased in the first half of the fiscal year.(当社の売上は会計年度の前期に増加しました。)
例文②:I will be studying abroad in the first half of next year.(来年の前期に留学する予定です。)
例文③:The project is scheduled to be completed by the first half of 2023.(そのプロジェクトは2023年の前期までに完了する予定です。)
「前期」の英語訳② first semester
特に学校の学期を指す場合は「first semester」という言葉が適切です。セメスター制を採用している教育機関では、年間を二つの期間に分け、それぞれをセメスターと呼びます。この場合の「前期」は、通常、年度の初めから中間までの期間を示します。
例文①:I took a philosophy class in the first semester.(前期に哲学のクラスを取りました。)
例文②:The university’s first semester begins in April.(その大学の前期は4月に始まります。)
例文③:Final exams for the first semester will be held next week.(前期の期末試験は来週行われます。)
「前期」の英語訳③ first quarter
ビジネスの文脈で四半期を指す場合、「first quarter」という表現が一般的です。四半期は特に財務報告において重要な期間であり、年を四つの等しい部分に分けた各々を指します。この場合、「前期」は年の最初の3ヶ月、つまり1月から3月までを指すことが多いです。
例文①:The company released its first quarter earnings report.(その会社は前期の収益報告を発表しました。)
例文②:We are planning a new marketing campaign for the first quarter.(前期に新しいマーケティングキャンペーンを計画しています。)
例文③:There was a significant growth in the first quarter compared to last year.(昨年に比べて、前期には顕著な成長がありました。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説した「前期」の英語訳とその文脈の違いについてまとめます。状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
first half:年度や会計年度の前半を指す際に使用。
first semester:学校の学期を指す際に使用。
first quarter:ビジネスの四半期を指す際に使用。
「前期」を使う際によく用いられる表現
表現① begin/start the first half/semester/quarter
「前期が始まる」という意味で「begin the first half/semester/quarter」または「start the first half/semester/quarter」という表現が用いられます。これらの表現は、新しい期間の開始を告げる際に使われることが一般的です。
例文:The new fiscal year will begin the first half in April.(新会計年度は4月に前期が始まります。)
表現② end the first half/semester/quarter
「前期が終わる」という意味で「end the first half/semester/quarter」という表現が用いられます。期間の終了を明示する際にこの表現が適しています。
例文:The first quarter will end in March.(前期は3月に終わります。)
まとめ
この記事では、「前期」という日本語を英語でどのように表現するか、その文脈やニュアンスの違いを例文を交えて解説しました。学校の学期を指す場合は「first semester」、ビジネスの四半期を指す場合は「first quarter」、その他の年度や会計年度の前半を指す場合は「first half」という表現を使い分けることが大切です。適切な表現を選ぶことで、より正確で明確なコミュニケーションが可能になります。