映画などの「実写」「実写版」は、英語では一般的に live action(ライブアクション)と表現されます。英語では「実写」というよりは「生身の人間が演じる」という捉え方であることが窺えます。
個々の具体的な作品を挙げつつ「~の実写版」と表現する場合、いくつかの英語表現で対応させられます。基本的にどの表現も平易な英語で表現できます。
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映画などの「実写」「実写版」は、英語では一般的に live action(ライブアクション)と表現されます。英語では「実写」というよりは「生身の人間が演じる」という捉え方であることが窺えます。
個々の具体的な作品を挙げつつ「~の実写版」と表現する場合、いくつかの英語表現で対応させられます。基本的にどの表現も平易な英語で表現できます。
「地下アイドル」という表現は日本独特の言い方です。直接対応する英語表現は特にありません。so-called underground idols (いわゆる地下アイドル)と表現する手もアリといえばアリですが、補足説明が必要でしょう。
マンガやアニメの界隈では「日常系」というジャンル区分がしばしば用いられますが、この「日常系」は英語では slice of life と呼ばれています。「日常系アニメ」なら slice-of-life anime と表現できます。
日常系は、おおむね平凡な日常、その中で起こる普通の出来事を抜き出して淡々と描くような作品ジャンルです。slice of life(人生の1コマ)という表現は中々に言い得て妙といえるでしょう。
「おもちゃのチャチャチャ」は日本で作られた童謡なので、英語の元ネタ(原題)は特にありませんが、「おもちゃのチャチャチャ」が英語に訳された例はいくつかあります。
「おもちゃのチャチャチャ」の英語版の歌詞およびタイトルの例としては、Toys Dancing Cha Cha Cha 、あるいは、 The Toy Cha Cha といった表現が挙げられます。
「池の水」は英語で water of (a) pond という風に表現できます。池の水を「抜く」という場合は動詞 drain が使えます。要は「排水」ということ。
水は水でも「膝の水を抜く」という場合、water on the knee とも表現するようですが、water のかわりに fluid(液)と表現する例もよく見られます。意外と似た感覚で表現できそうです。
いわゆる「夏フェス」に定訳といえる英語表現は特にありません。とはいえ a summer music festival とでも言っとけばまず間違いありません。つまり「夏の音楽フェスティバル(音楽祭)」と表現するわけです。
屋外で、郊外の広大な土地で催されるイベントを念頭に置くなら、an outdoor concert (野外フェス)と表現した方がうまく伝わるかもしれません。夏季イベントとは断定しない(冬場開催もありえる)表現にはなりますが、日本語の「夏フェス」が持つ独特の高揚感は表現できます。
「イケメン俳優」を英語で表現するなら、ひとまず an attractive actor が無難で広く使える言い方でしょう。「魅力的な」とざっくり評価する英語表現です。顔立ちに限らず使えます。
より細かく具体的に表現するなら、good-looking、hot、fine、handsome といった表現を選ぶこともできます。基本的には、どれも《形容詞 + actor》の形で「~な俳優」と述べる、簡素な言い方に収まります。
「鳥人間コンテスト」は読売テレビ主催の人気イベント、英語では the Japan International Birdman Rally といいます。
「鳥人間コンテスト」と同じ趣旨のイベントは海外にもいくつかあります。これらを総称する言い方(一般的呼称)としては Birdman Rally が挙げられます。これは「鳥人間コンテスト」の略称としても適当でしょう。
「前前前世」はRADWIMPSが発表した曲のタイトルです。曲名は英語もそのまま「Zenzenzense」とする扱い方が標準的です。
「前世」は普通 past life のように訳されます。「前前前世」も past-past-past life のように表現すれば意味が通じるかもしれません。でも基本的にはもっと抜本的な言い換えを探ったほうが無難でしょう。
いわゆる「コスプレ」は英語でも日本語そのまま cosplay の呼び名が一般的です。和製英語が逆輸入の形で定着した格好です。Pokémon と同列の固有名と捉えた方が納得しやすいでしょう。
コスプレは日本のサブカルチャーの文脈の一部として世界に知られるようになり、今では世界中でイベントが催されるほど親しまれています。ハマる人は熱狂的にハマる若者文化、それがコスプレです。
「なんて日だ!」を英語で表現するなら What a day ! がピッタリでしょう。意味も使用場面も、表現の構成そのものも、日本語と同じ感覚で使えます。
悪いことや理不尽なことが続いた時に、I hate my life. や Fuck my life. といった表現も使うことがあります。意味合いは「なんて(最悪な)日だ!」といったところですが、この手の感情的な発話は、往々にして暴力的あるいは不適切な言い方を含むため、ネイティブの絶妙な使い所や勘所をつかむのは難しく、学習者としては「そういう言い方もあるんだな」程度にしておきましょう。
歌手やバンドが生演奏を披露するイベントを、日本語では「ライブ」と表現しますが、英語では音楽ジャンルにかかわらず concert (コンサート)と表現して通じます。ちょっと小洒落た表現としては gig という言い方もあります。