英語の it is time (it’s time)for 人 to 動詞~という言い回しは、基本的には「~する時」と訳せます。時間・時刻というよりは時(とき)あるいは潮時といったニュアンスを含みます。
it’s time を少しアレンジして it’s high time や it’s about time のように表現すると、より繊細でこなれた言い方、上級者らしい表現が可能です。
目次
it’s time ~ の基本的な使い方
it’s time は、基本的に it is time to do (~するべき時間)あるいは it is time for 名詞 (~の時)の形で用いられます。
it is time for someone to do と繋げれば「誰がどうするべき時間」と述べることもできます。
(私は)もう寝る時間です
決着をつける時だ
「it is high time」は「何でまだやってないの(怒)」と不満
it is high time は、後ろに「(that)主語 + 過去形」もしくは「to + 動詞」を伴って使います。「もうとっくに~している時間だ(なのにしていない)」という意味になります。相手に対して、不満や義務を伝える強い表現です。
もうとっくに寝ている時間だよ
もう決定を下しても良いころだ
何らかの処置を取るべきころだ
もうタバコは止める時期よ。もうすぐお父さんになるんでしょう?
「it is about time」は「そろそろ時間じゃない?」と促す
it is about time も、前者と同様に後ろに「(that)主語 + 過去形」もしくは「to + 動詞」を伴います。「そろそろ~する時間だ(まだしていない)」という意味になります。こちらの意味は、it is high time に比べると弱く、自覚を促す表現です。よく使われる表現に、it is about time! があります。「やっとだよ!」という意味で、遅すぎることを表します。
そろそろ寝る時間ですよ
そろそろ夫が帰ってくる時間です
そろそろお昼ごはんの時間じゃないかな
やっとだよ!1時間もここで待っていたんだから!
「it is almost time」は単に「もうすぐ」「そろそろ」
it is almost time は、後ろに「for 名詞 to 動詞」が付きます。上2つのように「(that)主語 + 過去形」は付きません。意味も、単に「そろそろ~の時間だ」ということを表すだけです。
そろそろサッカーの試合の時間だ
出発の時間が変わりました。そろそろここを出る時間です
「it is now time」は肯定的に「今こそ、その時だ!」
it is now time は、「今こそ、~する時だ」という意味になります。肯定的な表現です。「now」は、文章の様々な場所に挿入することができます。そのため、 Now it is time. It now is time. It is time now. もすべて同じ意味で使われます。より文を強調したい場合には、now を最初に持ってくるのが効果的でしょう。
さあ、今こそ人生で最も重要な決断をする時です!
今こそ、私たちのパフォーマンスを彼らに見せるときだ!
今こそ、明らかにすべきです