初対面での英会話では、よく知らない相手とも話しやすい話題を知っておくと役立ちます。初対面での英会話をスムーズにこなしたい場合、それぞれの話題に関連した英単語を覚えておくと、初対面での英会話がさらに鮮やかになります。
例えば国籍や出身は、初対面での英会話に欠かせない話題の1つです。国籍や出身が違う相手とは、互いの文化について話すことで英会話が弾むことがあります。
また、相手と出会った場所についても話しやすいでしょう。英会話カフェやバーなどで出会った場合は「Do you come here often?」(ここにはよく来るの?)のようなお決まりのフレーズが使って話ができます。旅先で出会った場合、旅先の町や地域について話せます。
その他、趣味や仕事、旅行、家族、ペット、食べ物など、よく知らない相手とも話しやすい話題は数多くあります。
ところで、初対面のネイティブと英語で会話するとき、あなたは緊張しますか?
英語の勉強を始めたばかりの人だけでなく、実は中級者レベルでもけっこう苦手なものなんです。英語が苦手で会話のバリエーションが少ないという以前に、話題の選び方すらよく分からないのが普通ですからね。
そんなかつての私が、「これだけ覚えておけば、初対面での英会話を何とかやりすごせる」と思ってまとめた、万能フレーズ18選と、気まずくならないトークテーマの選び方を、ご紹介します。
→英語「初対面のあいさつ」で使えるベタだけど鉄板のフレーズ
→日常英会話でよく使う単語13選!中学生レベルの英語力で会話を成り立たせよう
会話のリアクション万能フレーズ18選と、避けるべきトークテーマ
英会話が苦手な人にありがちなのは、
・リアクションのパターンが限られていて、雑談レベルまでもっていけない。
・何から話せばいいか思いつかない。
などでしょうか。
それぞれのシーンに適した言い回しの例文を暗記しておけば楽勝です。
いきなり向こうから話しかけられてもスムーズに返答できるので自身を持つことができ、その後の会話のキャッチボールもきっとうまくいくことでしょう。
出身や身の回りのことについて聞く
無難だけれども大事なトークテーマです。お互いのプロフィールが把握できれば、自然とその後の会話が膨らんでいく可能性も高まります。
どちらのご出身ですか?
単に “Where from?” だけでも通じます。以下のように自分の話にも繋げやすくなる、初対面の人には鉄板の質問です。
学生の頃に、あなたの国に行ったことがありますよ! モンサンミッシェルには本当に感動しました。
のように、固有名詞を挙げて話題に出してみましょう。当時思ったことをその場で思い出して英語をひねり出すより、よほど簡単かつ共感を呼び起こしやすくなります。
お仕事は何をされているんですか?
英語が苦手なら “What is your job?” のほうが無難なケースもありますが、やや不躾にもとられるので注意しましょう。これも、次の話題や、自分の話に繋げやすいフレーズです。
【無職ですが何か】失礼にならずに相手の職業をたずねる英語表現
パーティやイベントで会った人なら、次のような共通の知人についての話に繋がる可能性もあります。
あなたもジョーンズさんをご存知なんですね!
共通の知り合いがいた場合の返答フレーズです。人に関する話題は世界共通の便利な話題です。
以下のように話題をつなげてみましょう。
実は、彼とは前職が一緒だったんですよ。
どこで始めて知り合ったのか教える。
彼の発想は独特で、いつも彼のジョークに笑わされていますよ。
人格や振る舞いを褒める発言をする。なるべく他の人が褒めないようなところを褒めると、自分の着眼点の独特さをアピールすることにも繋がります。
【凡庸な言い方じゃ伝わらない】「すごい」「すばらしい」を伝えるレベル別表現
※避けたほうがいい話題
“What is your blood type? “と、血液型を尋ねるのは控えましょう。日本では無難な話題ですが、日本以外のほとんどの国の人にとっては、血液型は基本的には輸血や献血の際にしか気にかけるのことのない情報です。
趣味や気になっていることについて聞く
共通の話題が見つけやすいトークテーマです。スポーツや料理のようなある程度メジャーな趣味が無難です。マイナーだったり内部ジャンルが細分化されやすい趣味よりは、共通の話題になる確率も高いですし、初心者レベルの英語力で十分会話が弾みます。
普段どんなスポーツを見ますか?
What sports are you watching~と、日本語に引きずられて現在進行形にしないように注意。やはり世界共通で無難な話題ですし、話も膨らみやすいです。
ネイマールには是非、リオ五輪に出て欲しいですよね。
相手がアメリカ人以外の場合はサッカーと回答することが最も多いかと思いますが、
例えば相手の国の有名選手などの固有名詞を挙げて、話を膨らませてみましょう。チームについては、ファン/アンチがきっぱり分かれていたりするので、避けたほうが無難なことが多いです。
相手が日本で出会った外国人なら、
Do you know any Japanese music?
邦楽で知っている曲ってありますか?
Where did you visit as sightseeing in Japan?
日本に来てからどこか観光には行かれましたか?
Have you ever read Murakami’s novel?
村上作品を読んだことはありますか?
最近だとアニメの主題歌から邦楽にハマる外国人も増えているようです。また、日本に来ている外国人は村上春樹が好きという人も多いです。
※避けたほうがいい話題
“How do you think who wins on the Super Tuesday?” など政治の話題については、初対面ではタブーとされているので絶対に避けましょう。どのみち、真面目なディスカッションになってしまったら返答できなくなります。
相手の話に対する相槌
相槌のパターンを増やしておくと会話がスムーズに流れるようになります。返答を考えるための時間稼ぎにもなりますし、使いこなせるようになれば、海外ドラマみたいな夢の会話を実現することも不可能ではありません。
いつでも使える基本の相槌
もちろん。
わかった。
まさにそのとおり!
同様の相槌として「Absolutely」「Exactly」など。
もちろん。いいよ。
など色々な場面で使えて便利。「OK」を言い過ぎている感じがする時は、適宜「Sure」や「All right」を挟みましょう。
ポジティブな共感や同感を示すための相槌
いいね!
ぼくもそう思うよ。
そう思うよ。
驚きや意外さを示すための相槌
マジで?
まさか!
冗談でしょ!
※避けたほうが良い相槌
“Yes… Yes…” のようなうなずき方は、多用しないようにした方がいいです。英語の場合、これらの語は<肯定>の意を示すので、例えば以下のように、質問文が否定文の場合、頭のなかで意図したのとは正反対に受け取られることがあります。
日本語では「相手の言っている情報が正しいかどうか」で「はい」「いいえ」を答えていますが、英語では違うので注意が必要です。
自分:Yes. (いいや来てるよ。)
まとめ
定型フレーズや相槌表現をあらかじめストックしておいたり、避けるべき話題を知っておくことで、初対面の外国人に話しかけることが心理的にぐっと楽になります。
「まずは話しかけてみる」ことのハードルを下げれば、自ずと話題も広がるものですし、英会話の上達もよりスピードアップできるでしょう。