英語で「選ぶ」を意味する動詞の意味の違いと使い分け方

英語で「選ぶ」という意味の語といえば、ひとまず choose が思い浮かびます。ただし choose も万能の表現ではありません。場面によっては select や pick のような語を使った方が適切です。

単語のニュアンスの違いを把握し、適切な動詞を適切に選べるようになりましょう。

「選ぶ」の意味で使える主な動詞

choose はいくつかの選択肢から主体的に選ぶ

choose は選択・選ぶという意味合いでは最も基本的で一般的な表現です。

choose の根幹には《自分の意思・判断に基づいて選ぶ》というニュアンスがあります。どちらにしようか、どれにしようかと検討した上で選び出すという意味合いが濃厚です。

Choose your words carefully when you talk to the elderly people.
年配の方と話すときには言葉遣いに気をつけなさい
Have you chosen the new house?
新しい家はもう決めたのかい
There are lots of jobs to choose from.
たくさんの仕事が選択肢としてある

choose は他動詞としても自動詞としても使えます。自動詞で用いる場合は「望む」に相当する意味合いを取る場合もあります。選択肢が特にない、というか、する(か否か)程度の選択肢といったところでしょう。

choose は不規則変化(choose – chose -chosen)の動詞です。名詞形が choice

select は多数の選択肢から最善を慎重に選ぶ

select は choose よりもさらに慎重に、最も良いものを選ぶというニュアンスの色濃い語です。

慎重に選ぶということは客観的に判断するというニュアンスも伴います。「選りすぐる」「厳選する」というニュアンスでも用いられます。

Definition of select in English:
Carefully choose as being the best or most suitable.
最上・最適のものを慎重に選ぶ

select には「多くの選択肢の中から選び出す」というニュアンスも多分に含みます。選択肢が数個程度なら choose の方が適します。2択(二者択一)の場合は基本的に select では表現されません。

My teacher helps me select my job internships.
先生はジョブインターンを選ぶのを手伝ってくれた
We have selected five candidates.
私達は5人の候補者を選んだ

select は基本的には動詞(他動詞)として用いられますが、形容詞として「選りすぐりの」「選び抜かれた」といった意味で用いられる場合もあります。

pick はそこまで深く考えずに手に取る

pick は、さほど重要でない選択で用いられやすい表現です。気分的に決める、反射的に手に取る、あるいは偶然的に選び取るといったニュアンスを含む場合も多々あります。

pick は色々な場面で幅広い意味合いで用いられる動詞です。意味の幅が広い(それだけ曖昧さのある)表現は、基本的に口語的なカジュアルな表現です。

He picked a nice tie for his son.
彼は彼の息子にステキなネクタイを選んだ
Why did you pick that restaurant around here?
なんでここら辺であのレストランを選んだのよ

opt は意思に基づいて決める

opt も「選ぶ」と訳される機会の多い動詞です。「どうするかを自分で決める」という、決定・決断のニュアンスが根幹にあります。

ちなみに opt の名詞形が option(オプション)です。

opt は opt in (参加を決める)および opt out (不参加を決める)という句動詞の形で用いられる場合が多々あります。

You can still opt out of this new project.
まだ新しいプロジェクトから抜けることもできますよ
Most people opt to have the operation when the doctor recommends.
多くの人は医者が勧めると手術を選択している
After graduating the university, she opted for a career in medicine.
大学を卒業後、彼女は医学の道を選んだ

elect は選挙で選ぶ

elect は、もっぱら選挙を経た官吏等の選出を表現する動詞です。

They agreed to elect him as the company president.
彼らは彼を社長に選ぶことで合意した

anoint は国王や司祭を選ぶ

anoint も「選ぶ」という意味合いのある語です。普段用いる機会はめったにない語ではありますが。

anoint は本来はキリスト教における「塗油」を意味する語です。聖油を塗り、聖別する、すなわち王などの地位を授けることを指します。

anoint はオイル状の美容液を塗るといった意味で用いられることもあります。

「選ぶ」の意味に通じる非直接的な動詞

明示的に「選択」と表現しなくても、行動そのものに選択の要素が含まれる場合は結構あります。

「選ぶ」に対応する英語表現は……という考え方に固執せず、より柔軟に表現を使えるようになると、より洗練された表現が操れるようになるでしょう。

take

take は「取る」といった意味合いを基調とする基礎的な動詞です。意味するところは非常に幅広く、文脈によって幅広い意味を取ります。

take は「手に入れる」「買う」「使う」「採用する」といった意味合いでも用いられます。つまり、選択肢があることが暗に想定されていて「これにする」と決める、というような脈絡では、 take を選択のニュアンスで使っても何ら違和感ありません。

take a course in psychology
心理学の履修を選択する
I’ll take this .
これにしよう(これを買うわ)

go for

go for は「~しに行く」とか「目指す」といった意味で用いられる他に「支持する」という意味で用いられることがあります。政党や政策を支持するといった文脈で見かけます。

特定の党や党員を支持するということは、候補の中からそれを選択したという意味合いが含まれます。

Goa election 2017: State sees maximum voters going for NOTA
2017年ゴア州選挙、現況最も多くの投票者による支持はNOTA(白票)

fix

fix は基本的には「固定する」「決定する」といった意味の語です。決める対象が予定(日時や場所など)の場合、よい日取りを選ぶというニュアンスが出てきます。

Could you fix a date?
日取りを選んでいただけますか

 

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