some time、sometime、sometimes は、どれも時間に関する表現です。ただし、それぞれが見据えている時間が違います。
- Can I talk with you sometime?
- Can I talk with you for some time?
- Can I talk with you sometimes?
会話中では、それぞれの表現を区別することが難しいかもしれません。しかしながら、どの語として聞き取り認識するかによって意味合いが違ってきます。この際しっかり区別できるようになりましょう。
sometime は「いつか」
sometime は副詞で、不特定の日付や時間を指します。someday(いつか)と同じ意味で使われており、日本語では「いつか」や「そのうち」と訳されます。
2語で構成されている some time と間違えそうですが、sometime は副詞なので1語で使えるということが見分けるポイントです。
いつかあなたと話してもいい?
some timeは「しばらくの間」
some time は「形容詞 some+名詞 time」で「幾らかの時間」を表します。a short time(短い時間)とa long time(長い時間)の中間あたりだと思えばOKです。「形容詞+名詞」の手前には for などの前置詞が置かれます。
しばらくの間話せるかな?
sometimes は「ときどき」
sometimes も副詞で、「ときどき」や「たまに」という意味で使われます。おおよそ2割から5割くらいといった頻度に対して適用されるニュアンスです。複数形の s は忘れずに。これは「何度か繰り返している出来事」(複数の事柄)を表す意味で欠かせない部分です。
ときどきあなたと話してもいい?
違いを理解して正しく使おう
some time、sometime、sometimes は少しの違いに見えますが、全く異なる時間を指しています。「またいつかお話したいです。」(I want to talk with you sometime)と何気なくデートに誘ったつもりが、「しばらくの間話をさせてください。」(I want to talk with you for some time)と強引に会話を持ちかけてしまった、なんてことにならないよう気をつけましょう。(まあそれも良いかもしれませんが・・・)
他にもある!微妙な違いで意味が変わる英語表現
sometime と some time の違いのように、スペースが入るか入らないかで意味が変わってきてしまいます。anymore と any more の違いについても合わせて押えておきましょう。
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