英語で「当たり前」と表現する言い方

英語で「そんなの当たり前だろう」と述べる場合、「当たり前」を「分かりきっていること」と言い換えてみると、表現が見つかりやすくなります。たとえば obvious 、あるいは no wonder 。

日本語の「当たり前」には「いつもと変わらない日常・普段通り」という意味合いで用いられる場合もあります。この意味合いは usual や ordinary といった素朴な語彙で表現できます。

日本語的な言い回しは元となる日本語表現をまず他の言い方に勘案しましょう。そうすれば基礎的な語彙力だけで大抵のことが表現できます。

「そんなの当たり前でしょう」という意味合いを表現する言い方

明白、当然、自明の理。もちろん、言わずもがなの事。今さら何を言ってんの。そういう趣旨で「当たり前」と述べる場合、「それは明白は事」という風に表現すると意味合いが伝わります。

obvious

obvious は「明らかな」「明白な」あるいは「見え透いた」という意味合いの形容詞です。「疑う余地もないほど明々白々」というニュアンスのある語です。

会話中では、相手の発言内容について「そりゃそうだよ」「当然でしょう」「わかりきったことだ」「今さら疑うまでもない」と一言差し挟むような場面でよく用いられます。

会話中での相づちとしては、 It’s obvious. あるいは It sounds obvious. のような表現が多く使われます。あるいは、副詞形を使って Obviously. と単独で述べる言い方でも使えます。

🙁 I didn’t clean my room and my mom yelled at me.
部屋を掃除しなかったらお母さんに怒られたよ
😅 That sounds obvious to me.
そりゃそうでしょうね

Duh.

duh は「わかりきったこと聞かないでよ」「何をいまさら」といった反応を示す際に用いられる、感動詞的な表現です。非常にスラング的な表現ですが、日常ではよく使われます。

Duh. は基本的に、皮肉をたっぷり込めて相手を小ばかにするような表現です。よほど気心の知れた仲間にのみ使うようにしましょう。

自分に対して「何馬鹿なこと言ってんだろ」という、自嘲の意味を込めて Duh. と述べる場合もあります。

Duh. と1語のみ発する言い方の他には、Well, duh.No duh. といった言い方も用いられます。どれも意味は同じです。

Everyone knows that.

Everyone knows that. は「そんなことは誰でも知っている」と述べる言い方です。

相手の発言に対して述べる場合、「それは言わずもがなの(当然の)ことだ」という意味合いでも使えますし、状況によっては「それを知らないの君くらいのものだ」と婉曲的に非難する言い方にもなります。

of course

of course は「もちろん」が定訳のようになっている言い方ですが、文脈によっては「当たり前」と訳しうる表現でもあります。

使いどころとしては、返答が分かりきっている質問に対して「もちろんそうだ」「当然そうするとも」と返答するような場面。ネガティブなニュアンスは特にありません。

🤔 So, are you going to the tryout?
じゃあ入団テストを受けてみるってこと?
😁 Of course I am. What else can I do.
当たり前だろ、他に方法もないしね

no wonder

no wonder は 限定詞 no を使って「wonder(驚くべきこと)は何もない」すなわち「当然」「しかるべきのこと」と表現する言い方です。

基本的には It is no wonder that ~. の形で用いられますが、ややカジュアルな場面では It is と that を省略してしまって No wonder ~. という形にされることも多々あります。

No wonder he didn’t come.
彼が来なかったのも当然だ

no surprise

no wonder と同様 no surprise と表現する言い方も同様の意味合いで使えます。これも It is no surprise that ~. の形で用いられます。

wonder の語には驚異・驚嘆のニュアンスが含まれますが、surprise には「予期せぬことが起きてビックリする」「虚を突かれる」といったニュアンスが含まれます。no wonder は「何ら不思議ではない」、no surprise は「今さら驚くようなことは何もない」といったところでしょうか。

have every right

have every right (to ~) は、文字通りに訳せば「(~をするための)あらゆる権利を持っている」と述べる表現であり、慣用的に「~するのも当然だ」という意味合いで用いられる言い回しです。

日本語にすると「権利」のような語がカタい印象を醸しますが、英語の have every right は日常会話でも気軽に使えます。

Considering what you did to him, he has every right to be angry.
君のしたことを考えると、彼が怒るのも当然だわな

「当たり前の暮らし」というような意味合いで使える表現

「当たり前」の語は、「当たり前の生活」というように、世間並み・凡庸・常識的といった意味で用いられることもあります。

こうした意味合いで使える英語の形容詞は豊富です。ニュアンスに応じて選びましょう。

  • natural(自然なこと)
  • essential(本質的なこと)
  • normal (標準的なこと)
  • ordinary(日常的なこと)
  • usual (普段通りのこと)
  • simple(珍しいことがなく平凡なこと)
Is that normal in japan?
それって日本では当たり前のことなんですか?
Even simple things like this make me feel happy.
こんな当たり前のことですら私を幸せにしてくれる
All I did was the essential things.
当たり前のことをしたまでだよ

take ~ for granted

日常において存在が当たり前となっているような事柄、それを失っている状況が非日常的、そういった意味合いの「当たり前」は take ~ for granted と表現できます。

granted は「付与されたもの」といった意味で、簡単に手に入りずっと自分に所属するものだと思い込むさまを表します。

主に周りの人や地位・環境を大切にせず、正当な評価や感謝を与えない人などを指して用いられます。

He takes everything for granted.
彼は何もかも当たり前だと思っているんだ
I feel taken for granted.
いて当たり前の存在だと思われている気がする

nothing special

nothing special は「何も特別なことはない」という意味で、普通、当たり前、という意味合いを示す表現として使えます。

He said it like it’s nothing special.
彼はまるで当たり前のことかのようにそう言った

nothing special は、あいさつ表現 How are you?(最近いかが)に対して「まあまあですね」と返答する言い方としても用いられます。

common sense

「当たり前のこと」が、集団において共通して持っていると思われる感覚や考え方のことを指すとすれば、「常識」、つまり common sense と言い換えることもできるでしょう。

ちなみに日本語で「常識」と言うと誰もが知っている周知の事実や知識のようなものも含みますが、英語で common sense というと特に感覚や価値観、判断力などを指します。

よって common sense を「当たり前のこと」として用いる場合でも、知識より考え方のようなものを対象にした文で用いることが適切だと言えます。

It’s a common sense that you should offer your seat to the elderly in a train.
電車でお年寄りに席を譲るのは当たり前のことだろう

given

given は 動詞 give の過去分詞形ですが、名詞として「既定の事実」「前提的な事柄」といった意味を持っています。

It is a given that ~. で「~は当たり前のことだ」と表現できます。

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