【英語】shouldは「忠告」に使う。had betterは「警告」に使う

相手に行動を促す「すべきだよ」「したほうがいいよ」という意味の英語表現には「should」や「had better」などがあります。どちらも忠告やアドバイスに用いる言い方ですがニュアンスは少し異なります。

should と had better ではアドバイスの強さの度合いが違います。さらに、アドバイスの方向性にも違いがあります。やや極端に言い分けると、should は「したほうがいいよ」、had better は「しないよヤバイよ」といったニュアンスが含まれます。

should は好転させるための「忠告」

shouldは、基本的に「助言によって相手に良い結果がもたらされる」意味合いで使われます。「するといいよ」「お勧めするよ」というニュアンスです。

should は助言内容にかかわらず、どんな場面でも使える表現です。迷ったらとりあえず should にしておくとよいでしょう(お勧めします)。

You should go to watch the movie. I think you ‘ll like it.
あの映画は見に行くといいよ。きっと気に入るよ。

You should wear coat if you go out. It’s snowing outside.
出るならコートを着なさいな。外は雪が降ってるから。

You should study more for the exam.
テスト勉強はしたほうがいいと思うよ。


had better は悪化を阻止する「警告」

had better は、「助言に従わなければ悪い結果がもたらされる」というニュアンスが色濃い表現です。「しないといけないよ」「しないとダメだよ」「しないと大変なことになるよ」といったニュアンスと言えるでしょう。いわば問題や危険を回避するための助言です。

had better は忠告、警告、もっと言えば「脅し」に近いニュアンスも含まれることがあります。指示・命令の口調が感じ取られることもあります。使用場面は慎重に選び、目上の人への使用は控えないといけません(控えないと大変なことになります)。

You had better stop smoking. You’ll kill yorself.
タバコはやめたほうがいい。寿命を縮める。

You’re badly injured. You’d better go to the doctor.
ひどい怪我じゃないか。医者にみせないと。

You’d better stop chatting and go back to work.
おしゃべりは切り上げて仕事に戻るんだ。

had betterはshouldと違って一般的な場面では使われません。

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迷ったら should

なんとなくで had better を使っていると、知らず知らずのうちに強烈な物言いになってしまったり、善意で助言したつもりが、相手の気分を害することになったりする危険があります。

ここは had better を使って諫めてあげるべき、と確信できる場面でなければ、 should を使うようにしましょう。


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