英語の前置詞toward(s)とbeside(s)の「s」の有無による違い

460717630

英語の前置詞「towardtowards 」および「besidebesides」は、意味や用法に違いがあるのかないのか曖昧になりやすい表現です。

紛らわしい表現は並べて比べてまとめて把握してしまいましょう。

toward と towards に意味の違いはない

どちらも同じ意味・用法で用いられる

toward および towards は、どちらも(運動・傾向・感情などの)向かう方向を表現する前置詞です。日本語では「~の方へ」「~に向かって」のように訳されます。

英文を読むに当たっては、ことさらに s の有無を意識しなくても、文意は正しく理解できます。

They turned their eyes towards me.
彼らは私に目を向けた
A cat came running toward me.
猫が私に向かって走ってきた

地域による傾向の違いはある

toward と towards は、地域ごとに使われ方の傾向の違いが見られます。

地域別の観点では、towards は主にイギリスオーストラリア等のイギリス英語圏で多く用いられており、toward は主にアメリカカナダで用いられる傾向があります。

beside と besides は意味が全く異なる

beside と besides は、それぞれ意味が異なります。

品詞は、どちらも基本的には前置詞として用いられますが、文脈によっては besides が副詞として用いられる場合もあります。

beside は隣の位置を表す語

beside は位置に言及して「~の横に」「~の隣に」といった意味を示す前置詞です。

beside はやや硬い表現であり、日常会話で「隣に」と述べる場合には next to(~の隣に)や by(~の側に)の方がよく用いられます。

Why don’t you come and sit beside me?
ここへ来て私の隣に座ったらどう?
We have a small sofa beside the table.
テーブルの側に小さなソファーがあります

besides は加える・除くさまを表現する語

besides は特定の要素を足したり引いたりするさまを表現する前置詞です。肯定文では「さらに」「~に加えて」といった意味で、否定文や疑問文では「~を除いて」「~の他には」といった意味で用いられます。

besides も根本のイメージは beside の「横に」というイメージと共通しているといえます。「いったん横に置いといて」「それは差し置いて」というようなニュアンスを中心として beside から独立した語、といえるでしょう。

Besides the executive, many other staff were present.
重役の他にも多くの職員が出席した
What other types of alcoholic beverages do you like besides beer?
ビール以外でどんな種類のアルコール類がお好きですか。
No one knows your secret besides me.
私以外にあなたの秘密を知っている人はいない

besides は副詞で「さらに」という意味でも用いられる

besides は前置詞の用法の他に副詞としての用法があります。意味は日本語の「さらに」「その上」に近いニュアンスです。also(また)や moreover(そのうえ)の類義語と考えてよいでしょう。

通常、副詞として besides を用いる場合は、besides の前後カンマを打って記述します。

It was quite cold, and, besides, it got dark.
とても寒かったし、さらにその上暗かった
Besides, they gave a fake explanation to consumers.
さらに、彼らは嘘の説明を消費者に対して行っていた
WebRTCで無料英会話