英語の未来表現「will」と「going to」の違いと使い分け方

英語で「今後・これから・未来のこと」について言及する場合、主に will あるいは be going to などの語を使って、未来のことであると表現します。一般的には「未来形」「未来表現」と呼ばれます。

will も be going to も、意味的に大差なく、文法上の使いどころもほぼ同じ、相互に置き換え可能な場合のも多い表現です。とはいえニュアンスの違いもあります。正しいニュアンスの違いを把握できるようになっておきましょう。

※「未来形」と言うと文法的に「過去形」「現在形」と並列なのかなという印象を覚えますが、文法的には別モノと考えた方がよいでしょう。その意味で「未来表現」の方が誤解の少ない言い方です。

will の特徴とニュアンス

will はその場で決めた事柄を示す

will で未来に関する意志や意思を表現する場合、事前にそれと決めた事柄というよりは、むしろその場で決めた事柄を示すニュアンスを含みます。

たとえば、会話中に(going to ではなく)will を使って述べた場合、会話中もしくは発話の時点で意思決定した雰囲気が出ます。

TellerH What time will you meet tomorrow?
明日何時に待ち合わせようか
.
TellerA After 10 is convenient for me.
10時以降が都合良いなあ
.
TellerH Then, we will meet at 10 tomorrow. See you!
なら明日10時に待ち合わせよう、じゃあね

will は未来のことに関する《強い意志》を示す

will は未来の出来事についての自分の意志を表現するニュアンスの色濃い表現です。

英語の助動詞「will」の基礎イメージと具体的な使い方・覚え方

will は現在・現時点の事柄についての自分の意志を表現する際にも用いられます。未来と現在との区別があいまいで、どちらとも付かない表現になっている場合も多々あります。

If I’m chosen as a member, I will succeed.
メンバーに選ばれたなら私は成功する
I will study abroad next year.
来年留学するつもりだ

be going to の特徴とニュアンス

be going to はすでに決まっている未来を示す

be going to も、willと同様、語り手の意志に基づく未来について語るときに用いられます。ただし、be going to は語り手が話す時点ですでに決まっている事柄を主に示します。

will が「会話中に意思決定したこと」を示す表現なら、be going to は「会話時点ではすでに決定されていたこと」を示す表現といえます。

TellerA Do you have any plans for this winter?
今年の冬はどうするの?
.
TellerG I’m going to ski in Nagano!
長野でスキーをする予定だよ!

長野にスキーをしに行く予定は前々から決めていた計画というニュアンスが含まれています。

be going to は客観的な未来を示す

be going toは、比較的客観的な未来について言及するニュアンスも含みます。

「語り手が話す時点ですでに決まっている事柄」も、ある意味では客観的な未来といえるでしょう。

特定の兆候を手がかりとした推測なども、客観的な判断といえます。たとえば、雲行きが怪しくて「雨が降るだろう」と推測できる状況なら、It’s going to rain. の表現が適切です。

Look the sky. It’s going to rain.
空を見てください。雨が降りそうですね。
The enemy team already got seven points.We are going to lose this game.
敵はすでに7点獲得している。私たちはこの試合に負けそうだ。

will を使って It will rain.(It’ll rain.)と表現すると、根拠は特にない主観的な推測や、「雨は降るものだ」という摂理のようなニュアンスが出てきます。

It’s going to rain. は「雨が降ることになるだろう」程度の意味合いで捉えておくとよいかも知れません。

will と be going to の使い分けどころ

will と be going to のどちらを使って表現しても特に不自然でない場合は多々あります。どちらでも自然な英語表現に聞こえる場合、却って意図しないニュアンスで相手に伝わる懸念が生じます。

I will take an English exam next month.
I‘m going to take an English exam next month.
来月英語の試験を受けます

will を使って「試験を受けます」と言うと、どちらかというと自分の意志で英語の試験を受けるニュアンスが強調されます。

英語能力試験を自発的に受験するような場面、または、会話の最中に(その場で)「よし英語の試験を受けよう」と決めた、という場面なら will の方が適切でしょう。

あらかじめスケジュールが決まっている英語の試験を受けるという場合、たとえば学校の期末に行われるテストを受けるという場合は、 be going to が当てはまるでしょう。話し手が英語能力試験を受験することにしており、それを相手に報告する、という場合も be going to が適切です。

とはいえ、実際の会話では、厳密に区別しなかったらからといって致命的な誤解を招くという場面もそうそうありません。まずは尻込みせずに会話に挑んで、会話の中で慣れていく気構えこそが重要です。

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