「英語が苦手」を克服するための苦手意識の分析と解消法

英会話にチャレンジする際に英語に対する苦手意識が学習や実践の障壁となることがしばしばあります。英語の苦手意識を克服するには、まず英語の対する苦手意識の根本を探り、詳しく分析して理由を突き止める取り組みが効果的です。

英語に苦手意識を抱いてしまう理由は人それぞれでしょう。いろいろな要因があり、それら複数の要因が絡みあって強固な苦手意識に結びついていることも珍しくありません。

苦手意識の原因が分かれば、克服方法も自ずと見えてきます。あるいは、原因が何かをはっきり見据えるだけでも、意外と冷めた気持ちになって苦手意識を払拭できたりもします。

ついでに「英語が苦手でして」と伝える場面の英会話フレーズもいくつか知っておきましょう。そうすれば英語が苦手であることをネタに使って英語コミュニケーションに挑めます。

英語が苦手な原因と、原因別の克服法

「英語がニガテ」という意識を抱いている人の多くは、案外、その苦手意識の根源を曖昧にしており、何となく苦手という心情を抱いているものです。

どうして英語が苦手なんだろうか、と改めて顧みると、わりと取るに足らない理由だったり、誰もが通過しなければならない部分で物怖じしている状態だったりします。冷静に見据えればきっと克服できそうな気がしてくるはずです。

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絶対的な学習量が足りていないかもしれない

「けっこう勉強しているはずなのに、ぜんぜん話せるようにならない」という所感を抱いてしまって、英語に苦手意識を持ってしまうパターン。これは学校教育を通じて英語を学び、英語を無意識的に他の試験科目と同列に扱ってしまうと陥りやすい挫折要因です。

最低限の学習の積み重ねがどうしても必要

英語は言語、言葉であり、言葉として使いこなすには一定の学習量・学習時間が必要です。テスト前の追い込み勉強のような取り組み方で成果を実感することはまずありません。

英会話には積極的な態度こそが大事だといっても、それは最低限の知識量があってのこと。たとえば100語の語彙しかなかったら、その組み合わせの中でしか話せません。学習量が不十分なために苦手意識があるのだと感じたら、今日からでも積み重ねていきましょう。

文部科学省によれば、日本の中学校英語で求められる語彙数は「単語1500 ~ 1600語と、慣用句または常用構文が200~300本」程度とされています。日常会話程度の英会話は中学レベルの語彙で十分にできるようになると言われていますから、初心者の人はまず目標を中学レベル達成に置いて、学習を始めてみましょう。

1回5分から実践できる「スモールステップ」法でコツコツ取り組む

中学レベルの語彙数を身につけるとはいっても、単語だけで千語以上も覚えなくちゃいけないのかと考えてしまうと、数字の大きさに怯んでしまいます。そういう場合は、いきなりゴールを眺めず、手前の手が届きそうな目安を到達目標に設定しましょう。

膨大なタスクを抱えている場合、まずはタスクを可能な限り細分化して、細分化されたタスクの1つ1つを、一歩一歩着実にこなしていく、という取り組み方が有効です。

これは一般的に「スモールステップ法」と呼ばれる手法です。単語や慣用句・構文を暗記するような単純作業を繰り返す学習では、とりわけこのスモールステップ学習法が効果を発揮します。

筆者は塾・予備校で生徒の指導に携わった経験がありますが、中高生の英語指導でこのスモールステップ法を取り入れて生徒の成績アップに寄与した経験があります。英語に対する苦手意識は先延ばしグセに結びつきやすいものですが、到達しやすい目標を設定してあげることで目標達成の実感や達成感、つまり成功体験が得られやすくなり、多くの子が積極的な学習習慣を身に着けてくれました。

スモールステップ式単語学習の具体的実践方法

タスクを切り分けて実践していく方法を、具体的にどう実践するのか、たとえば中学英語のボキャブラリー「単語1500語および慣用表現200本」合計1700項目を記憶する場合を例にとって考えてみましょう。

まずは、最終的な目標を設定します。ひとまず「半年で中学英語の語彙をすべて身につける」ことを最終目標にしてみましょう。

次に、タスク完遂に必要な作業量を実施期間で等分し、1日あたりのタスク量を割り出します。適度に休日を挟んで週5日学習するとした場合、ひと月で20日間、半年=6ヵ月で120日を学習に割きます。全体のタスク量(1700項目)を割ると「14.2」。つまり、1日15項目ずつ学習できれば、目標に到達できることがわかります。

中学で習うレベルの基礎英単語なら、1日15項目ずつ程度という数字は決して難しいものではありません。前日分の復習を含めても、十数分~数十分程度でも賄える程度です。仮に30分かかるとしても、スキマ時間を活用して細切れに積み重ねても問題ありません。

「半年で英語表現1700本」という目標のみ持っている状況と、「今日は15本、明日はさらに15本」という目標を持っている状況とでは、着手しやすさが格段に違います。

スモールステップ学習法では、「ちょっと簡単すぎるかも」「これなら楽にできる」と思う程度のタスク量を着実にこなし続けることが最も大事です。あなたなりの「楽に楽しんで続けられるレベル・量」を見極めて、着実に基礎力をつけていきましょう。

書籍を参照して具体的手法を学ぶ

実践に先立って、手始めにスモールステップ学習法に基づき具体的な学習方法を紹介している書籍を読んでみる、という段取りもおすすめできます。

正しい考え方をはじめに身に着けてしまえば、実践はより効果的・効率的となります。最初に本を読む時間を含めた上で比較しても、最終的には自己流よりも短期間で成果を上げてくれるでしょう。

文法が完璧でないと話せないという思い込み

大事なのはまず話すこと

中学校レベル程度の語彙・文法力がある人の場合、英会話のための基礎力は十分なのですから、まずは言葉を発することが大事です。時制の一致、冠詞、前置詞、複数形などなど、気になることはたくさんあると思いますが、単語の羅列でもいいから積極的に話そうとしましょう。

国際的なビジネスシーンでは、英語ネイティブでない人同士が英語でコミュニケーションをとる、という場面がよくあります。そういった場では、互いに不自由な英語を限界まで駆使して意思疎通を図らなければなりません。文法が不完全だろうが完全だろうが、誰もそんなことは気にしていません。大事なのは意思が伝わること、伝えようとすること。文法が不完全だからといって完璧になるまで黙っていては、印象が良くないばかりでなく肝心のビジネスが進みません。不完全でもいいやとある程度開き直り、「伝えること」を最優先に挑んでみましょう。

日本人は英語が苦手なのではなく会話が苦手なだけ?

日本人の英語のポテンシャルは決して低くはないはずです。中学校で最低3年、高卒なら6年、大卒で英語がある場合は合計最大10年間、英語の授業を受け続けるのですから、英会話の基礎となる語彙力や文法力は、本人の苦手意識とは反してどこかに眠っている人が多いはず。

日本人は英語ができない、英語力がない、そうした見方が先入観として広がっているように思われます。むしろ日本人自身がこれを受け入れてしまっているのではないでしょうか。本当は、やろうと思えば実現できる英語・英会話の能力を秘めているのではないでしょうか。実力はあるはずなのに、ただ赤面して尻込みして黙り込んでいるだけということはないでしょうか。

日本人がとにかく実践すべきことは、「ともかく話す」ことです。自分の内面に閉じこもってしまう傾向を克服することが最初の課題といえます。単語の羅列でも構いません。単語も出てこないのなら身振り手振りや表情や声の調子で伝えても構わないのです。「英語として正しいか」「誤用の多い英語か」なんて評価基準は気にする必要がありません。相手に伝えようとする積極的意志が伝われば、「この人は英語を喋る人だ」と認識してもらえますし、好印象を持ってくれます。

発音が完璧でないと話してはいけないという思い込み

ネイティブっぽくない発音で積極的に話せばむしろ好印象

ネイティブのアメリカ人のような完璧な発音で話せないと恥ずかしい、話してはいけない、と思っているのなら、それは間違いです。発想の転換をしましょう。

ネイティブの発音は、幼少期をたまたま英語ネイティブ環境で過ごしたというだけで簡単に身につくものです。これに対し、語彙力や文法力、また積極性といったものは、物心ついてからの本人のたゆまぬ努力によって勝ち取るものです。また、本人に努力できる気概があってもそれを実現できるだけの環境に恵まれなければ、語彙力も文法力も積極性も簡単には身につきません。

ここから言えることは、「訛りのある英語を駆使して話す人は、学習の機会に恵まれていたか、大きな努力をしたか、その両方か」だということ。これはつまり国際的ビジネスシーンでは、訛りのある英語を使って話すことはむしろステータスととられる、という意味なのです。ですから、発音が自分で納得できるものでなくとも、気にすることはありません。堂々と話してみましょう。

もちろん最低限の明瞭さは必要ですが、そこさえクリアしていればクヨクヨする必要はありません。たとえば日本人はLとRの区別が苦手だとか、タイ人は語尾にアクセントが来がちだとか、どうしても母語ごとに、克服しづらい発音のクセというものはあるものです。こうした発音のクセをわざわざ嘲笑するような人はそれほど多くありませんし、いたとしても英会話うんぬん以前に非常に失礼なことで、人間的にあまり褒められたものではありません。国内であっても国際的な場であっても、人を嘲笑するような人の反応は無視してしまいましょう。

外国人のように快活に振る舞わねばならないという思い込み

英語はツールでしかない

「英会話のときには普段の自分のキャラクターを捨てて、快活で押しの強いアメリカ人の真似をしなければいけない」と思っている人は、考え方を変えましょう。英語は言葉の違う者同士が交流するための素晴らしいツールですが、逆に言えば「ひとつのツールにすぎない」のです。

英会話をするときは、あなたという人間が英語というツールを使うだけのこと。あなたの内面にはなんら影響しません。あなたらしさを投げ捨てる必要はないわけです。普段から豪快な人なら豪快な人なりの、内気で控えめな人ならその人なりの英語を話せばOK。気負わずに、通じればいいやという気持ちでチャレンジしましょう。

外国人とどう話題を続ければいいかわからない

同じ人間だという意識を

ビジネス英会話の場面になると、とたんに話題が続かなくなって困ってしまう人がいます。ビジネス英会話で話題が続かないときには、「外国人も同じ人間だ」という意識を持ちましょう。国際的な場面では互いの言語的・文化的違いばかりが目立って見えてしまうものですが、みな同じ人間です。だいたいの場合は、同じようなことが快適であり、同じようなことが不快なのです。

英語で挨拶しよう!国際ビジネスで好印象を与える話題作りのコツ | オンライン英会話コラム


英語が苦手な人のためのいざというときの英会話表現

英語の苦手意識を克服できないまま、英会話が要求される場面に向き合わなければならないことも。そんなときのために、「英語が苦手だ」ということを伝えることのできる定型文のストックを作っておくと安心です。準備段階として、自分がどんなふうに、どういう理由で英語が苦手なのかを分析しておきましょう。

自分がどう英語が苦手なのかを分析→伝えるための定型文を作る

自分が英語をどう苦手なのかのニュアンスを分析できたら、 I’m not good at speaking English. (英語を話すのが不得意です)にほかの文章を組み合わせて定型文とします。

英語に不慣れ

英会話に不慣れなために話しにくい場合

I’m unfamiliar with speaking English.
英語を話すことに慣れていません

場に不慣れ

実は英会話が理由でなく、緊張するようなビジネスシーンにプレッシャーを感じて萎縮している場合もあります。

いまの状況に不慣れなために話しにくい場合

I’m unfamiliar with this kind of situation.
こういった状況に慣れていません

英語の勉強が足りない

単純に英語の勉強が足りない場合

I’m not studying English enough.
英語を十分には勉強していません

英語が嫌い

I don’t like English so much.
英語をそんなに好きではありません

もともと内気

I’m a shy person.
私は内気な人間です

努力は報われる。自信を持って

英語学習においては、努力は必ず報われます。最初は自分の英語を許せないかもしれません。しかし、堂々と話しているうちに徐々に伝わる場面が増えていき、「これでいいんだ」とわかってくるはず。完璧でないからといって気に病む必要はありません。大事なのは、伝えようと努力し続ける積極性です。努力するあなたを、周囲は必ずや高く評価してくれるでしょう。どうぞ自信を持って英会話にチャレンジしてください!

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