「deny」の意味は?どのように使う?
英単語「deny」には「否定する」「拒否する」「認めない」といった意味があります。日常会話やさまざまな状況で使える便利な単語です。ここでは、「deny」のさまざまな意味とその使い方について、わかりやすく解説していきましょう。
①「否定する」の場合の使い方
「deny」には「否定する」という意味があります。誰かの言ったことや事実だと思われていることを、違うと主張するときに用います。
例文:He denied the accusations made against him.(彼は自分に対する非難を否定した。)
例文:She denied having any knowledge of the event.(彼女はその出来事について何も知らないと否定した。)
②「拒否する」の場合の使い方
また、「deny」は「拒否する」という意味でも使われます。何かを受け入れないとき、または要求を拒むときに使われます。
例文:The manager denied their request for a pay raise.(上司は彼らの昇給要求を拒否した。)
例文:He was denied entry to the club because he forgot his ID.(彼はIDを忘れたため、クラブへの入場を拒否された。)
③「認めない」の場合の使い方
さらに、「deny」は「認めない」という意味もあります。何かが事実であることを認めるのを拒むときに使います。
例文:She denies the existence of ghosts.(彼女は幽霊の存在を認めていない。)
例文:He denied that he had broken the vase.(彼は花瓶を壊したことを認めなかった。)
実際の使用例
これまでに「deny」のいくつかの意味と使い方を見てきました。次に、実際の会話の中でこれらの意味がどのように使われるかを見てみましょう。
A: Did you really eat the last cookie?
(本当に最後のクッキーを食べたの?)
B: No, I deny that! It wasn’t me.
(いいえ、否定します!僕じゃないよ。)
A: The rules are clear, so we can’t deny them.
(ルールは明確だから、否定できないね。)
B: Agreed, we have to follow them.
(賛成です、従わなければなりませんね。)
「deny」と似ている単語・同じように使える単語
reject
「reject」という単語も「拒否する」という意味があり、「deny」と同様に使えますが、特に何かを受け入れないことを強調する際に用いられます。
例文:She rejected his marriage proposal.(彼女は彼のプロポーズを拒否した。)
refuse
「refuse」は「断る」「拒む」という意味で、「deny」に近い使い方ができます。特に、申し出や要求をはっきりと断るときに使われます。
例文:He refused to help with the project.(彼はそのプロジェクトを手伝うことを拒否した。)
それぞれの使い分け方
「deny」:事実や出来事が違うと主張するときに使います。
「reject」:何かを受け入れないことを強調するときに使います。
「refuse」:申し出や要求をはっきりと断るときに使います。
「deny」を含む表現・熟語
「deny」は単独で使われることも多いですが、いくつかの表現や熟語の中にも登場します。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
① deny oneself(自制する)
例文:He denied himself the pleasure of eating sweets.(彼は甘いものを食べる楽しみを自制した。)
② deny the truth(真実を否定する)
例文:She could no longer deny the truth about her feelings.(彼女はもはや自分の気持ちの真実を否定できなかった。)
③ deny access(アクセスを拒否する)
例文:The website denied access to unauthorized users.(そのウェブサイトは不正ユーザーへのアクセスを拒否した。)