私もです。私もそう思います。そんな同意や同感を示すフレーズ。英語で言うなら?まずは「Me, too.」を思い浮かべます。
Me, too. は平易かつ簡素で使いやすい便利フレーズですが、ここはぜひ一歩進んで「So do I.」のフレーズも使えるようになりましょう。
So do I. はいろいろな意味で「上級者」への近道。おすすめです。
So do I. はワンランク上の表現
So do I. は Me, too. よりもやや形式張った言い方で、それだけにフォーマルな場面にもふさわしい表現です。意味は Me, too. と同じ、「私もそうです」と同意を示す言い方です。
So do I. は単に So do I. と覚えてしまえば済むフレーズではありません。文脈に応じて(相手の発言に合わせて)語を適切に変えるという特殊な使い方が必要です。
So do I.を使いこなすには、相手の話を正しく聞き取り理解する英語能力が求められます。その意味で難易度が高いフレーズです。So do I. が使いこなせるようになれば、「この人英語できるな」と一目置かせることができるでしょう。
So do I. と So am I.
たとえば、相手の発言(自分が同意を示したい一文)が一般動詞(の現在形)を用いて述べられた場合、受け答えは So do I.です。
週末はよく遊びに出かけます
B : So do I.
私もです
相手の発言が be動詞を用いた文章なら、受け答えは So am I. となります。
国際会議で話すものでとても緊張しています
B : So am I.
私もです
So did I. その他の助動詞
相手の発言が動詞の過去形なら、受け答えは So did I. のようになります。
クリスマス休暇中にニューヨークに行ったんだ
B : So did I! What a coincidence!
私もです!なんて奇遇なんでしょう!
元旦に仕事しなきゃいけないんだ・・・
B : So should I…
私も仕事があります・・・
表現のコツはとにかく相手の発言の動詞か助動詞をそのまま使うという点です。
否定に対する同意は「Neither do I.」で
否定文へ同意を表す(「私もダメなんです」のように言う)場合には、少し形を変えて Neither do I. という言い方になります。
動詞の部分(do)の形は、やはり相手の発言に応じて変える必要があります。
冬は嫌いなんだ
B : Neither do I. I don’t want to go out in winter.
私も嫌いです。冬は外出したくありません
バンジージャンプをする心の準備ができてないよ
B : Neither am I. How about giving it up?
私も。バンジージャンプあきらめない?
ちなみに、Me, too. の否定文バージョンは、Me, neither.です。
Me, neither. も比較的カジュアルな会話で使われる表現です。あらたまった場ではSo do I.やNeither do I.を使いこなせるようになると良いでしょう。