日常英会話には、よく使うお決まりの単語があります。お決まりの言葉を集中的に暗記しておくことで、語彙力に自信がなくても英会話を続けることができます。
日常英会話は中学生レベルの単語・文法で話せる、と聞いた事がある人も少なくないのではないでしょうか。今回はそんな中学校で習うレベルで、会話において頻繁に使われる単語を、例文を交えながら紹介したいと思います。
そして、これらの単語を使って自分で例文を作ってみて下さい。単語は意味を理解するだけでなく、自分で使えるようになってはじめて「覚えた」といえると思います。
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1.会話にニュアンスを添える副詞
■actually(実際は)
よく話の初めに用いられ、日本語では「つまり」や「要するに」といった風に訳されます。またライティングにおいてもよく使われ、文頭において話を切り出す役割を果たします。
He’s actually very thoughtful.(彼はすごく思いやりがある。)
■probably(たぶん)
「maybe」とほぼ同じ意味として解釈されています。物事が確実でない時にこの語をおくことで、文意を和らげることができます。
Are you going to accept his offer? Probably not. (彼の頼みを受けるのかい? たぶん受けないよ。
■seriously(まじめに)
単独で「Seriously?」(本当に?)のように使うことで、相手の意見に対して相槌を打つことができます。
I’m afraid, but there’s no room available. Seriously?(あいにくですが、空席はありません。 本当に?)
■totally(まったく)
「全て」「とても」といった意味を持つ語です。また「Totally!」(まったくだ!)のように単独で使うことで、同意だけでなく、相手や物事に対してうんざりしていることを表すこともできます。
You are bored with routine job, aren’t you? Totally!(同じ仕事してうんざりしない? まったくだよ。)
I’m totally agree to your suggestion.〈あなたの提案に大いに賛成します。)
■absolutely(完全に)
「間違いなく」「絶対的に」という意味を持ちます。また相手に強く共感、同意をした際などに「absolutely」と単独で使うこともできます。
Do you think this is a good idea? Absolutely!(これはいいアイディアだと思う? もちろんだよ!)
2.こなれた英語に聞こえる省略語
■gotta(~しないといけない)
「have got to~」の略で最近は一語として数えられます。テストなど、フォーマルな場で使う事はあまり好ましくないので注意しましょう。
I gotta talk to you in person.(君と個別で話さないといけない。)
■gonna(~する予定です)
「going to~」の省略した形です。未来を表す表現として、頻繁に会話の中で用いられます。
We gonna celebrate his birthday next week.(来週彼の誕生日を祝う予定です。)
■wanna(~したい)
「want to~」の省略した語で、欲求を示す際に用いられます。また洋楽の歌詞やタイトルの中でもよく使われます。
I wanna grab some coffee. Do you? (コーヒーを買いに行きたいんだけど、君はどう?)
3.会話で強調するために使うその他の語
■just(ちょうど)
「まさに」「ちょうど」という意味の他に、「ただ」「本当に」など、文意を強調する際に用いられる単語です。
Golde Week is just around corner. Any plans to go somewhere? (ゴールデンウィークももうすぐだね。どこか行く予定でもあるの?)
■like(~みたいな)
単独で使うと「例えば」に近い意味合いで使われ、話と話の「間」を埋める役割を果たします。また「just」と組み合わせた「it’s just like ~」(まさに~みたいだ)という言い方もあります。
You’re just like your father.(君はお父さんにそっくりだね。)
I have just seen and read him in the news.(ただ彼をニュースで見かけただけだよ。)
■sure(確実な)
「Sure.」(もちろん)という同意を示す際などに用いられる単語です。「I’m sure.」(私は確信している)「Are you sure?」(それって本当?)という使い方もあります。
I’m sure my mother will reprimand me of what I’ve done.(お母さんはきっと僕がやらかしたことについて怒るよ。)
■so(そのように、それで)
「really」(とても)のように、ことばの意味を強めるために使われることもあります。「so far」(今のところ)という時を表すイディオムでもよく使います。
So far, I don’t have any complaints about this session.(今のところ、このセッションに関して不満はない。)
■because(~だから、~のため)
理由を付け加える際に用いられる単語です。カジュアルな場での会話や友人とのメールではよく「cause」や「cuz」と省略されます。
I’ve got to go now because I’m running late for my class.(クラスに遅れているから行かないと。)
英単語は、英会話で実際に使ってみることで記憶に残りやすくなります。意味が分かるようになった英語表現は積極的に使うよう心がけると、英会話上達に効果的です。
簡単で意味を覚えている単語でも、いざ会話の中で使うとなると難しいです。せっかく覚えている単語なのですから、積極的に会話に取り込んでみましょう。そうすれば以前よりも自信をもって、より英会話を楽しむことができますよ。